早死にしたいと云う思いは、心の片隅には生き難い想いで生きていると云う事があります、ですが方や自分の心の中では、辛い想いを解消しようと云う働きがあります。この働きが強いために、現実から目をそらすようにしている貴方が存在しています。
この働きが貴方の現実を『辛い事ばかり』と錯覚を起させています。現実には貴方の心が休まる時が在ります、貴方が気が付こうとしていないだけと感じています。
貴方の想いは『意識している間=意識している事自体』が辛いと感じている事です。ですが貴方の毎日の営みの中には『意識していない行動』もあります。貴方が意識していない時もあると云う意味ですが、その時には辛い想いや、生き難さは感じていないはずです。
人間の行動や、人間としての心の本質を学ぶ中で貴方の生き難い想いは解消できるはずです。
生き難い想いで、長い間生きてきた経験から、今貴方に書いています。人間が生き難い想いで暮らす事の意味は、二つの面から論じる事が出来ます。一つは貴方の人生観です。この意味は貴方の性格や先祖から受け継いだ貴方のDNAから来ている事です。解消方法は後に述べたいと思います。
もう一つの意味は、貴方の生き難い想いが長く続く事や、その解消出来る事から、貴方の人生に意味を見出す事かも知れません。その意味とは、生き難い想いで暮らしている人達を貴方の経験から、守る事が出来るようになる事かも知れません。
貴方の生き難い想いからの解消方法を書いてみたいと思います。参考になれば在り難いです。
生き難い想いとは、環境が貴方に圧迫を加えているように見えながら、実は貴方の『もう一つの心が』貴方の意識に加えている圧迫です。この事が判る事は難しいかもしれませんが、私の経験からいうならば事実です。
貴方は『自身の心に敏感』と云う事が言えます。或は全てにおいて敏感と云う言い方でも可能かも知れません。貴方の生き難い想いとは『自身の心の矛盾』を敏感に反映しています。その意味は、環境に対する貴方の考えと、貴方のもうひとつの意識との間に、考え方の相違が有るからです。
もう一つの意識とは、総てを肯定して貴方に情報を伝えている者の事です。高い所に上がった時や、スピードを出しすぎた時や、知らない人に会った時や、知っている人に会った時等、総ての瞬間にも貴方と常に寄り添っている者の事です。
その者とは『無意識界や潜在意識界を働かせているもう一人の貴方』という言い方も出来ます。貴方の意識と手を取り合って、貴方と生きている者の事です。
解消方法を具体的に書いてみたいと思います。一つの方法は『禅』を学ぶ事です。昔から不安になり易く、生き難い想いで生きてきた先人の歴史が書いて有るからです。不安になり易く生き難い想いで暮らしていた弟子が師匠に会って、学んで、その不安になり易い性格を、その不安の元を知る事で、『大安心の人生』を歩むようになってゆく歴史が書いてあるからです。
生き難い想いの原因が判って、根本から大安心の人生に替えてゆく、心の秘密が書かれているからです。禅を学ぶなら、鈴木大拙博士の書いたものを薦めたいと思います。私も博士の本から、大安心を学んだ事実が有るからです。
それから、生き難い想いとは『心の矛盾』と書いていますが、その事は毎日の生活態度の改善から矛盾が解消できます。『湧き上がった感情を素直に受け入れる事』から始めると良いと思います。今の貴方は『湧き上がった感情の内、心地良いものだけを望んでいる傾向が有るからです』
貴方の生き難い想いとは『湧き上がった感情に好きと嫌いを付けて』拠り好みをしているからです。湧き上がった『雑念を』貴方が受入れたり、嫌ったりしています。
貴方の生き難さが解消出来た姿を書いておきます。『湧き上がった感情に好きとか嫌いとかの批判を加えないで』只受け取る事が出来るようになります。即ち『湧き上がった感情には振り回されない』人間像が出来ることを意味しています。
他の言い方をするなら、湧き上がった感情(雑念)の虜にはならなくなると云う意味です。湧き上がった感情では行動しなくなる人間が出来ることを意味しています。そうしてやるべき事をやるべき時にやることになります。そのくり返しの中で、貴方は感情には流されない人間となるはずです。
貴方の生き難い想いとは『その場その時の湧きあがる感情に支配されている事』が判る筈です。その場その時のやるべき事を貴方は考えなくとも出来るようになります。そうなった時道元が言った言葉『力も入れないで生死を離れて仏になる』事が判る筈です。
自分の中の『命そのものの働き』と今の貴方は仲違いしている事を意味しています。
お礼
そうですよね。 せっかく生まれてきたのですから、 一度は「幸せ」という物があると希望を持って生きるのも良いですね。 長年苦しんだ分、回答者様も私も幸せが訪れるといいですね。 励みになりました。ありがとうございます。