現在の国際秩序は実はアメリカの絶対的な軍事力・経済力を背景に成り立っています。これをパックス・アメリカーナと呼びます。
この秩序が無くなった状態が第一次世界対戦から第二次世界大戦の時期になります。これはイギリスがブロック経済をしき自由貿易を守るという義務を放棄したことから始まり、アメリカがモンロー主義の過ちに第二次世界大戦により気付き、世界の警察を自覚するまで継続されます。
列強諸国はアメリカと同様に世界の秩序を守る役割と同時に、一国で世界の秩序を崩壊させる能力を持ちます。
列強の意志とその他の国家の意思は平等ではないというのが現実です。
この列強諸国に守られる秩序が崩壊してもっとも困るのは日本のような自由貿易に頼る国と、いつ侵略されてもおかしくないような弱小諸国です。
現在のところ、強国による平和以外に平和を守る手段がないのが現実です。
>もし今回の協議で北から
>「アメリカももってるじゃないか」
無視するしかないでしょう。小学生ではあるまいし、外交の原則を今更説明するわけがありません。
> 北はアメリカに不可侵条約を求めてくるようなこ
> とを聞きますが、この条約ってどういった意味、
> 効果があるのですか
条約を破棄するには妥当な理由が必要です。欧米以外について条約をどのように考えているのかは知りませんが
原則として条約は守られると考えて構いません。
正当な理由無く破棄した場合は、国家崩壊寸前か、国際世論の支持が得られることを確信したときしかないでしょう。それほど条約は守らなければならないとされていることです。
しかし条約の破棄をそのまえに正当な理由(正当というのは微妙で、外交官の暴言から条約違反まであります)で行えば問題はありません。