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授乳中の飲酒、影響は?
「1歳半の子供の母親です。子供はもう食事ができますが、本人が欲しがるので寝付く前や夜中などに母乳を与えています。育児ストレスもあり飲酒したいと思うのですが、何時間後だったらアルコールは母乳から消えるのだろうか、それとも一回できたアルコール入りの母乳は飲むまで残るのだろうか、という疑問がいつも頭に浮かんでしまいます」=東京都文京区、会社代表、女性(38)
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あまり堂々とは言えませんが、 私も飲んでました!!! 頻繁にほしがる間はなるべく馬鹿のみはしないように と思っていましたが、夜の授乳が少なくなってからは 職場の飲み会などでは結構飲んでました。 結局は血中濃度です。母乳も血液ですから。 なので、車の飲酒運転の検査などからイメージして いただけると分かりやすいかもしれませんが、アルコールの 血中濃度が低くなれば、母乳から出る量もなくなります。 実際、乳房の中にたまっている母乳は少なく、実際は 吸い始めたら作られます。 1歳半のお子さんがいる方の乳房なら、なおさらそうだと 思います。 それでも全く飲まない人もいるのかもしれませんが、長期 母乳育児にとても利点があることを考えると、私はあげる ことにとても意義があるし、たまにアルコールも、子育てを 楽しくするためにもいいんじゃないかな!と自分にプラスに 考えています。 あくまで一人の意見として受け取って下さいね。
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- SANKEI1
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■飲んでもいいです 赤ちゃんに必要な栄養素が過不足なく摂取できる上に、病気に対する免疫力を高める免疫体も豊富に含まれ、母親と赤ちゃんのコミュニケーションもしっかりとれるなど、いいことずくめの母乳育児。厚生労働省も、母乳による育児を推奨しているところだ。 ただ、体内でつくられる母乳ゆえ、授乳期の母親は常に自らの体調管理に気を使うことになる。 《妊娠したら、飲酒はしないようにしましょう。出産後も授乳中は飲酒を控えましょう》 現在、妊娠が判明した妊婦に配られる母子手帳にはこのように記されている。飲酒を楽しむ女性が増加する中、育児ストレスがたまったとき「ちょっと一杯」という気持ちがわく一方、赤ちゃんへの飲酒の影響が気になるのもよく分かる。 母乳育児を推進している医療関係者らで構成する「日本母乳の会」に、授乳中の飲酒について聞いてみると…。 「確かに飲酒したお母さんの母乳からは、アルコールが検出されます」と話すのは同会理事で宮城県立こども病院副院長を務めた堺武男・さかいたけお赤ちゃんこどもクリニック(仙台市)院長だ。しかし、その後に意外な言葉を続けた。 「私は、授乳中のお母さんたちに『飲みたかったら飲んでもいいですよ』と伝えています。飲酒量に気をつければ、赤ちゃんにそれほど影響はないでしょう」 一体、どういうことなのだろう。 ■大事なのはバランス 堺院長によると、一般的に飲酒後、通常30~60分で母乳からアルコールが検出され、つくられた母乳中のアルコール濃度は母親の血中アルコール濃度とほぼ同程度となる。乳房には赤ちゃんが吸う1回分程度の母乳がたまり、授乳によって新たな母乳がつくられるが、一度できたアルコール入りの母乳からアルコールが消えることはないという。 では、どれぐらいの飲酒量なら影響はないのだろうか。堺院長は「海外の複数の論文には『体重1キロあたりアルコール0・5グラム』と記されています」という。 これは体重キロの人なら500CCの缶ビール1本、ワインだとフルボトルの4分の1にあたる量だ。 社団法人アルコール健康医学協会によると、体重50キロの人がビール500CCを摂取したときの一般的血中アルコール濃度は0・06%。ピンとこないが、実はこの数値、リンゴなど果物の天然果汁に含まれるアルコール濃度とほぼ同じというデータが、独立行政法人農林水産消費安全技術センターの過去の実験結果に残されている。 「この程度なら赤ちゃんには大きな影響を与えません。気になるなら飲酒後、一度搾乳してから母乳を与えましょう」と堺院長。 もちろん一定量を超えると弊害も出てくる。同じ論文では、体重1キロあたりのアルコール量が1~1・5グラムになると、母乳をつくるのに必要なホルモンであるプロラクチンとオキシトシンの分泌が悪くなるとされている。酔いが回れば授乳どころか赤ちゃんの世話に影響が出ることはいうまでもない。 アルコール代謝能力には個人差があり、お酒に弱い人は、他の人より血中アルコール濃度が高くなるため注意が必要だ。 ただし、積極的に飲酒が勧められているということではない。堺院長はいう。 「大事なのは、お母さんがリラックスして、たくさん母乳を出すことです」 母乳育児の大敵は母乳の出を悪くするストレス。これは、飲酒以外の食生活にもつながるという。 「肉類やケーキなどの甘いモノを食べると母乳の出が悪くなる、などと心配する母親は多いが、肝心なのはバランスのよい食事をとること。我慢してストレスをためるぐらいなら、たまにお酒を飲んだり好きなものを食べることで、心身を健康に保つほうが母乳にも赤ちゃんにも重要ではないでしょうか」(堺院長) 健やかな育児は、健やかなお母さんから、ということだ。(豊吉広英) ◇ 「社会部オンデマンド」の窓口は、MSN相談箱(http://questionbox.jp.msn.com/)内に設けられた「産経新聞『社会部オンデマンド』」▽社会部Eメール news@sankei.co.jp▽社会部FAX 03・3275・8750。