リーグ戦終了間際の監督更迭はフロントの無責任では?
静岡のJリーグチームにおいてリーグ戦も押し詰まった今の時期に監督更迭が相次いでいます。
一つはJ1残留が危険視されている清水エスパルスで、外人の前監督が1か月ほど前に更迭され、チーム創成期からの生え抜きの大榎氏がユースチーム監督からトップチーム監督へ人事移動となりました。
もう一つは名門チームとして実業団時代から永年チームを運営してきたものの、昨年初めてのJ2陥落を経験し、1年でのJ1復活を期待されながらJ1昇格が危険視されているジュビロ磐田です。
1,2週間前に外人の前監督を更迭し、これまたジュビロ磐田でプロデビューした名波浩を監督に迎えました。
この二つの監督交代劇を見て思うのですが、一体全体、リーグ戦が押し詰まったこの時期に新監督に交代して、どのぐらいの効果があるのでしょうか?
そもそもヘッポコ外人監督を呼んできたり、強化策に失敗したのはフロントの責任でしょう。それをこんな時期に監督交代して、「監督更迭を行い、やることはやった」というアリバイ作りをするための人事ではないか、と勘繰りたくなります。
(こういうと98年フランスワールドカップ最終予選の話を持ち出す人もいるかもしれませんが、あれは既に決まっている2002年のW杯共催を目前に、自力出場をしておかないと、
『W杯に出場するために開催国特権を使った。日本は金でW杯出場権を買った唯一の国だ』
と世界中から笑いの種になる事を防ぐためのなりふり構わない策であったので別次元の話かと思います)
大榎新監督も就任会見の場で
「エスパルス第一号選手として、いつかはJリーグチームで指揮を執ってみたいと思っていた。できれば他のチームではなくエスパルスで最初の監督業をしたかったが、それがこのタイミングになるとは・・・」と少々戸惑いを見せていました。(ま、はっきり言って愚痴ってましたわな)
きっと、フロントから
「男気を見せてくれ」
「救えるのは君しかいない」
とかなんとか言われたのでしょうけど、おそらく
「この話、断ったら二度とエスパルスでの監督業のオファーはないよ。
それから今やってるユースの監督も契約更新はないかもしれない」
と脅しをかけられたでしょう。明言されなくても絶対にプレッシャーを感じたはずです。
「きっとこいつなら立場上断れないだろう・・・」という計算がフロント側にあったはずです。
名波氏をジュビロ磐田監督に呼び寄せたのも、似たような計算があったのではないかと推測します。
こんな終盤での監督交代って一体なんの役に立つのでしょうか?
責任をとるのはフロントではないでしょうか?
サッカーに詳しいかたのご解説、ご回答お願いします。
お礼
ありがとうございます。 Jリーグのサイトを見ればすぐに分かったのですね。 それにしても優勝賞金がたったの2億円とは…