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スポーツサスペンションの詳細内容とは?
一般的に(メーカー純正。主にクーペ、セダン型) 普通グレードに対してスポーツサス仕様として販売 されてるモデルのサスは、普通グレードに対して、 ダンパー、スプリング、ブッシュ類、スタビライザーが 違うという解釈で間違いないでしょうか? と仮定すれば、普通グレードのこれらの部品を、 交換すれば、スポーツサス仕様と全く同じ足回り になるということでしょうか?(ブレーキ、タイヤ、ホイールは除く) 例えばBMW 3シリーズの普通のモデルとMスポーツ の場合など。
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クルマの設計屋です。 >ダンパー、スプリング、ブッシュ類、 >スタビライザーが 違うという解釈で >間違いないでしょうか? 御意、です。但しスプリングに関してだけは、ちょっと問題がなくもありません。 或る車型のベーシックグレードとスポーティグレードでは、通常はスポーティグレードの方が(エンジンの違いや車体の補強などにより)車体重量が重い為、ベーシックグレードにスポーティグレードのばねをそのまま付けると、車両姿勢が変わってしまうケースが多いです。(フロントエンジン車では、ヘッドライトの光軸調整代を超えてしまうほどフロントが持ち上がってしまう事もあります。) ちなみに、(全てのクルマに絶対当てはまるモノではありませんが)ばねの設定には或る傾向があります。 今仮にフロントエンジン車で右ハンドルのクルマを考えるとしますと・・・・ 1.スポーティグレードのばねがもっとも硬い、とは限りません。 実は、ディーゼルエンジングレードがある場合は、このグレードのばねが最も硬く最も長い事があります。(更にディーゼルターボの設定があったら、特にフロントのばねがかなり硬い可能性があります。) 2.リヤのばねは、エンジンとは関係なく商用車グレードが最も硬い事があります。 3.ダンパも同様で、スポーティグレードが最も硬いとは限りません。 そもそもダンパの減衰力は操縦性や乗心地のチューニングだけで決まるモノではなく、ばねに対して必要最低限の減推力が計算により求められます。 巨大なディーゼルターボエンジンを載せたグレードではフロントに飛びぬけて硬いばねが入っている事がありますが、そんなばねと組み合わされるダンパには、自動的にある程度以上の減衰力を持たせなければなりません。 4.同じサスペンションでワゴンボディがあり、しかもそれが商用グレードの場合、非常に強力なスタビライザが設定されている事があります。 5.フロントのばねは、右側の方が自由長が長い事が多いです。 以上を勘案しますと、実はノーマル部品(=自動車メーカが設定している部品)の寄せ集めでも結構サスペンションのチューニングが変えられます。 例えば、スポーティグレードのフロントをディーゼル用ばねの自由端を1巻カットしたモノに、リヤには商用バン用ばねの研磨端を半巻カットしたモノに交換すると、スラローム競技で劇的に使いやすくなる、などなど・・・・実際に『乗心地は国内ベーシックグレードのダンパと北米向けばねの組み合わせがベスト』『とにかくサーキットでタイムを出すなら、スポーティグレードのフロントばねだけEU向けに変えるのがベスト』などの話が、設計屋仲間の間で流れている車型もあります。 自動車メーカ設定のノーマル部品なら解体屋で集める事も出来るので、御自身のクルマのグレード毎のばねやスタビの線径などのデータを集めておくのも面白いかもしれません。
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- adjective
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国産車であれば車体をチューニングする場合もありますが、BMWであれば足廻りだけの部品の差になるでしょう。 サスキットなるものがいろんなとこ(シュニッツア-やアルピナといったワークス系以外にも)から出てますが、 ダンパー、スプリング、ブッシュ類、スタビライザー の違いだけです。 でもMスポーツはブッシュぐらいは同じ物かもしれませんね。 ちなみにM-SPOTRS仕様とオプションのM-サスは違うと聞いたことがあります、なので硬く低くしたい場合はM-SPOTS仕様へ。 お金があればアルピナなんか良いと思います。M-SPORTSよりしなやからしいですぞ。
お礼
3シリーズは分かりやすくするための例えで、 挙げただけだったのですが、さらにオプション で、もう一種M-サス仕様があるとは知りません でした。エンジンは同一なのに3つも用意する とは、流石こだわりを感じますね。 ありがとうございました。
- twin_ring009
- ベストアンサー率37% (345/924)
車体構造が同じであれば「その通り」です。 ただし・・・・ ダンパーやスプリングは「車体重量」が基準ですので、 搭載されているエンジンが異なっている場合などでは、 車体重量も違うことがありますので、そのままでは 「硬過ぎる」というケースになるかも知れません。
お礼
そうですね。大概はエンジンも違うケースが、 多いですからそうなると、当然車体重量も 違ってきますね。 参考になりました。ありがとうございました。
- areretu
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純正標準サスから純正スポーツサスへの変更ですと、部品についてはまったく同じ足回りになるはずです。 実際には車の開発時に同じグレードであっても標準サス装着車とスポーツサス装着車は、ステアリングボックスやボディ補強(剛性)やコンピューターのプログラムなどなど細部で異なることが多いので完全に同じとは言えないと思います。 3シリーズの場合のデーターを持っていませんので、正確にお答えできません。すみませんです。
お礼
回答 有難うございます。 なるほど、ステアリング関係やボディ補強の ことを忘れてました...。なかなか奥が深いもの ですね。
お礼
設計屋さんからの回答を期待していたので、 回答頂いて光栄です! まさにこういう裏(!?)ネタを期待してました(笑) しかしディーゼルモデルのネタやハンドル位置による 違いは予想以上でした。 これを読むと純正部品の流用おもしろそうですね! 純正品なら品質も安定してるだろうし、社外品が出回ってないようなマイナーなモデルでも、いじれますしね。さらに解体屋で容易に捜せる点もおいしいですね。 しかし組み合わせが複雑だから一覧表でもあったいいなと思ってしまいました。