脳に膜が張り付いている？？

質問

先日、開頭手術を受けました。手術は成功で、予後も順調です。ただ、手術後に医師が言った言葉の中に気になるものがありました。

「あなたの脳にはね、脳を覆っている膜がぴったり張り付いてましたよ。普通はあいだに隙間があるんですけどね。」

すぐに他の話題に移ったので聞き流してしまいましたが、後になって気になってきました。

知りたいことは、具体的には以下の通りです。
１）「脳に膜が張り付く」状態を医学的に何というのか？（たとえば「動脈にコブが出来た」を「動脈瘤」と言うように、一言でこの状態を表す用語があるのか？）
２）「脳に膜が張り付く」のは良くあることか？
３）どうして脳に膜が張り付くのか？原因としてどのようなことが考えられるか？
４）脳に膜が張り付くことによる影響はどのようなものが考えられるか？

担当医に直接聞くのが一番良いのは承知しているのですが、外来は混雑していますので疾患に直接関係なさそうな質問をして時間をとらせることに躊躇を感じます。そういうわけでこちらで質問させていただきました。医療関係の方、同じような症状をご存知の方、参考になるサイトをご存知の方のご回答をお待ちしています。よろしくお願いします。

回答No.3

inoge · ベストアンサー

知りたいことは、具体的には以下の通りです。
１）「脳に膜が張り付く」状態を医学的に何というのか？（たとえば「動脈にコブが出来た」を「動脈瘤」と言うように、一言でこの状態を表す用語があるのか？）

A:くも膜の癒着だと思います。くも膜は通常脳との間に多少のスペース（くも膜下腔）があり，脳脊髄液があります。脳血管もここを通ります。　ちなみに軟膜という正常でも脳の表面にぴったり張り付いてる膜もあります。
また，正常でもくも膜下腔の中で，腔の形を維持する繊維の柱があるのですがこれが発達して癒着のようになるパターンもあります。こっちかもしれませんが，質問の表現から前者と判断しました。

２）「脳に膜が張り付く」のは良くあることか？

A:私の経験では一割以下と思います。文献で統計が有るかもしれませんが読んだことがありません。開頭手術の後は必ずと言っていいほど癒着はみられます

３）どうして脳に膜が張り付くのか？原因としてどのようなことが考えられるか？

A;炎症が生じたことによるものでしょう。あなたの場合，見た目が風邪など他の疾患に見えて実は髄膜炎だったとか，軽い外傷性くも膜下出血などが過去にあったのかもしれません。

４）脳に膜が張り付くことによる影響はどのようなものが考えられるか？

脳の外側の話ですから，脳自体には何の支障もありません。水頭症になることもありますがならないことも有る。いまから水頭症になることはかんがえにくいです。唯一　開頭手術をする時はくも膜下腔を切り開いていくのですが，これが泣きたくなるほど大変で，大事な器官を傷つけやすくなることが問題といえば問題ですが，そんなこと言ってるのは脳外科医だけでしょう。手術がうまくいってよかったですね。もう心配いりませんよ。

お礼

すべての疑問に明快なお答えをいただき、雲が晴れたような気分です。おかげさまで自分の置かれた状況がよく理解できました。最後の一行にはジーンとしました。
ご回答、本当にありがとうございます。

回答No.2

mana-fish

ちょっと質問のないようだけでは、何ともいえないのですが、「膜」といっている部分がどの膜かが、よくわからないのですが、脳に一番近い所にある膜は、クモ膜です。

クモ膜と脳（大脳）の間には、脳脊髄液が流れる大事な道筋です。これが「膜」がくっついているということは、流れていないということですよね？
ありえない話ですが、あったら大変なことです。

はっきりとは、言えませんが、クモ膜下腔狭窄症という病気があります。これは、脳とクモ膜の間が狭くなる病気で即手術です。

やはり、主治医に確認したほうがよろしいかと思います。

お礼

そんな大変なこともあり得たのですね。びっくりしました。幸いすでに退院許可を得て退院していますので、深刻な問題はないものと思います。
ご回答ありがとうございました。

回答No.1

noname#211914

ダイレクトな回答ではありませんが、以下の参考URLは参考になりますでしょうか？
「髄膜」
「くも膜」のことでしょうかね・・・？
⇒「くも膜腔」
◎http://www.kirishima.ne.jp/new_contents/kenko/2003_05.html
（頭蓋内出血の種類）

>開頭手術を受けました。
脳腫瘍でしょうか・・・？

補足お願いします。

参考URL：

http://plaza.umin.ac.jp/~histsite/sinkei01-01.htm

お礼

「隙間」のことは「腔」というのですね。主治医が日常語で説明してくれるのは分かりやすくてありがたいのですが、後で調べるときになかなか情報にたどり着けずに苦労します（笑）。
ご回答ありがとうございました。