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ギブソンのピックアップについての質問
- ギブソンのヴィンテージピックアップについての情報が乏しいため質問します。
- 1965年以降のTトップにはステッカードと刻印の両タイプが存在し、歴史や見分け方を教えてください。
- ダーティーフィンガーズについても詳しく知りたいです。T-TOPとは関係性があるのでしょうか?また、T-TOPの直流抵抗値の違いや見分け方も教えてください。
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ヴィンテージピックアップは、実体験が伴わないとなかなか難しモノがあります。それはイレギュラー品(たとえば部品が足りず別の部品で代用したなど)も存在するためです。 Gibson PAFに関しては比較的情報は一定しているようですが、それでもイレギュラー品は存在します。たとえば、Zebra Bobbinは61年以降のはずですが、希に59‘Lespoul STDでも発見されたりします。 そうしたイレギュラー品は別として、一般的に知られているPAFはこんな感じです。 1956-1957 No Stickerであるもの 1957後半-1961年 「PATENT APPLIED FOR」のステッカー(ただしALNICO2/3/4/5と磁石がバラバラ) 1961-1965 「PATENT APPLIED FOR」のステッカー(ALNICO5) 1965以降 T Topボビンにステッカー(NO 2,737,842)のいわゆる「ステッカーナンバード」と呼ばれるPAF(T TopからT-Buckerとも呼ばれる) 1975年以降 商標NOがスタンピングされた「刻印ナンバード」 の4種類です。 もちろんこの中にはさらに細かい内容として、ステッカーの大きさや磁石のサイズが変わったり、コイル保護のテープの材質が変更されたり、工場の機械の変更とともに様々な仕様変更が伴います。 そこら辺は書ききれないので細かいことはこちらをご参考下さい。 http://home.provide.net/~cfh/ このサイトは世界中の鑑定家が資料にしていると名高いVintage Guitarのサイトです。ここのGibsonから進めば「PAF」にたどれます。 ダーティーフィンガーズは、うっすらとした記憶で申し訳ないのですが、1982年以降のPUです。当時の音楽事情(ハードロック->メタルの変遷期)に合わせたハイパワー仕様のPUです。ですのでPAFとは別物のPUです。 >T-TOPの中でも直流抵抗値が極端に違う(7,8kΩのもの~16,17KΩのもの)ものがあるようなのですが、これはどういう違いでしょうか? そんな極端な抵抗値はPAFにはありませんよ。元々の設計が7.5オーム前後で作られており、実測値で7.1~8前後くらい(計測した温度差などにもよる)までがPAFの範囲と言われていますし、そんなに高いのは私も見たことはありません。私のES345で、フロント7.6、リア7.8でした。 ただ、T-Topボビンは80年に入ってからも使用されているので、それこそそれだけ抵抗値が高いモノはダーティーフィンガーズのような気がします。外見での見分け方は難しいです。せめて分解してみないと。しかしダーティフィンガーズは私も分解したことがないのでわかりません。
お礼
わかりやすくご説明いただきありがとうございました。 あまり情報がないので助かります。 >そんな極端な抵抗値はPAFにはありませんよ。 そうですね。オークションなどで見かけるDirty Fingersで勘違いしていました。 Dirty Fingersとは時代背景を受けて出来た、PAF系統とは全然違うものなのですね 勉強になります。 上記紹介いただいたサイトに関して私もそこで勉強しました。 ただPAFの情報はあるんですがTtopについての情報があまりなかったので どなたかに教えていただければうれしいなという次第でした。 T-TopはT-topでややこしそうですね。(色々例外がありそう) 自分の知っている限りでは製造年月日がスタンプされたもの、 それとは別のよくわからない数字のスタンプが入ったものなどもあります。 もしご存知でしたらこのあたりも教えていただければ幸いです。