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手術を受けるかどうかを悩んでいる、78歳になる父に関するご相談です。
手術を受けるかどうかを悩んでいる、78歳になる父に関するご相談です。 下咽頭癌、CT2N0M0と診断され化学療法後、経口切除を受けました。 今のところリンパ転移はないようですが、リンパ郭清術後に放射線を30日受ける予定となっています。 父はスポーツが趣味で体力もあるのですが、本人、家族共、もうこれ以上身体に負担を掛けることを望んでいません。 毎回の説明でも有無を言わせない高圧感も、心の負担になっています。 縁あって高濃度ビタミンC療法を受ける準備もあり、父としても出来ればそちらに移行したいと考えています。 そのためには来週の入院、手術を一旦は延期、もしくはキャンセル?をしないといけません。 そこでお伺いしにくいことですが、病院に対してどのような言葉で延期を申し出ればいいでしょうか? またそのようなことは可能なものでしょうか? その場合、ドクターの感情としてはどのような対応をなさるのかと言うのが心配のようです。ファーストオピニオンの病院によると、経口外科手術ができる関東圏の病院は、今の 病院しかないと言われているそうです。 今後またお付き合いが始まることがあった場合のことを想定しているようです。 よろしくお願いいたします。 (70代以上 男性)
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- rokutaro36
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http://web.mac.com/yanagisawa/iv-therapy/Reference2.html ここに臨床試験情報がリストアップされています。 では、臨床試験とは、何でしょうか? http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/TRIS/CTbasic_1.html 第1相試験とは、ようするに、効果ではなくて、体内に入れたら その薬がどうなるのか、という試験です。 例えば、飲んだ薬が、排泄されるのは、尿なのか、便なのか、 どの経路で排泄されるのか、 体内でどのような物質に変わるのか、 飲んだときの血液の濃度は、時間でどのように変化するのか、 という試験です。 第2相試験では、少数の患者に対して、どれだけの量を投与すれば、 どのような効果が得られるのか、という試験をします。 問題は、第3相試験です。 ここからが、実際に、どのように効いているのか、ということを確かめます。 臨床医の多くは、この第3相試験の結果を重視します。 なぜなら、患者の数が多く、プラセボ(ニセ薬)との効果の比較、 他剤との比較、など実際に患者に使用するために重要な情報が 詰まっているからです。 つまり、この試験が終わって、効果があると判定されてはじめて、 治療方法として、認められることになります。 実は、第2相試験では、患者を選びます。 つまり、効きそうな患者に対して、試験を行うのです。 なぜなら、どれだけの量を投与すれば、効果が得られるのか、 と言うことを知りたいので、無効な患者では意味がないのです。 だから、動物実験などの段階で、効きそうだと分っている患者に 投与します。 なので、第2相試験では、効くのは当たり前なのです。 第3相試験で、初めて、効くか効かないかわからない患者にも 投与されるのです。 つまり、第2相までは、実験段階から脱しているとは言えません。 それでも、第2相まで進むということは、細胞レベル、 つまり、試験管レベルでは、効くことが分っているからです。 臨床試験が始まっているといっても、段階があることが ご理解いただけると思います。 素人の方が分かりやすい基準としては…… 「今まで何人の下咽頭癌の患者に投与して、 何人が5年以上生存していますか?」 ということでしょう。 そのデータを見せてもらうことでしょう。 色々、言われるよりも、はっきりしていると思います。 このデータがなければ、何を言われても、実験段階、 効くか効かないかわからない、ということです。 体験談は、あてになりません。 効いたと言う人が、一万人に一人かもしれないのです。 それでも、効いたのなら、それは事実です。 しかし、残り9999人に効かなければ、 一般的には、「それは効かない」と言うのです。 ご参考になれば、幸いです。
- rokutaro36
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高濃度ビタミンC療法は、未だに、研究段階です。 質問者様のご尊父様は、その実験台になる、 ということを理解しておくべきです。 ただ、ビタミンCなので、抗がん剤のような副作用がなく、 効かなかったら、効かなかったとき……と割り切れるかどうかが、 一つの判断基準となります。 巷で言われているほど単純に効くのなら、世の中の医師がすべて、 高濃度ビタミンC療法をしています。 この治療方法をしている施設の多くが、小さな診療所レベルです。 つまり、高度な設備(手術室、放射線治療施設、ICUなどの入院設備)が 必要なく、また、がんに対する高度な専門知識も不要です。 なので、医師と名前が付けば、すぐにできます。 しかも、元々がビタミンCなので、抗がん剤のように重大な副作用も 考えにくく、手軽にできるからです。 試験管レベルの実験では、効果がある可能性があることがわかっています。 このような治療をするために、転院するのならば、 今の医師には、話をしない方が良いと思います。 言っても、何のメリットもありませんから。 高圧的な医師ならば、「俺よりビタミンCか」と言って、 気分を害することもあるでしょう。 さて、本題。 リンパ節郭清手術を受けたくないのならば、 そのように医師に言うのも一つの方法ですが、 セカンドオピニオンを取られてはいかがでしょう。 関東ならば、癌研有明病院があります。 http://www.jfcr.or.jp/hospital/about/second.html 国立がんセンターもあります。 http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/consultation/jushin.html#02 今の時代、セカンドオピニオンを求めるのは、当たり前になりつつあると 思います。 ご参考になれば、幸いです。
- miropin
- ベストアンサー率60% (55/91)
病院で事務をしています。 患者さんに入院日や手術日の連絡をすることがあります。 入院や手術を延期・キャンセルすることは、もちろん可能です。 延期・キャンセルされる理由として、高齢の患者さんの場合は、 「家族と相談した結果、年齢のこともあり、手術を受けない方向で治療を続けたいと考えている」という回答が多いと感じます。 ドクターも、78歳の患者さんであれば、手術を断られることは想定されているハズです。 また、具体的にどこか別の医療機関で手術以外の治療を受けることが決まっている場合は、これまでの治療内容を情報提供するため、医療機関名とその治療方法を教えていただいています。 今後、やはり手術を受けることになると、今の高圧的な医師の元に戻らざるを得ないのであれば、「これまでの治療を感謝している」ことや、「最終的に手術を受けることになったらまたお願いしたいと考えている」ということを伝えておけば戻りやすいのではないでしょうか? ホントなら、そんな気を回す必要はないと思いますが…。
お礼
ご丁寧なご回答をありがとうございました。 医療の現場いいらっしゃる方からのご意見は、本当に貴重なものです。 勇気を頂きました。 実は今日、病院に電話をしましたところ、ドクターから手術の延期を拒否されました。 理由は「貴方が思っている以上に難しい癌である。今回手術を受けなければ自分のスケジュールから言っても一ヶ月以上先になる。再発をしても責任は取れない」と電話口で言われたそうです。 父はかなり落ち込み、もう手術を受けたほうがいいのかもしれない…と不本意な弱気な発言をしています。 あくまで素人意見ですが、転移もなく予後と転移予防のために手術をすることに対して、どうしても納得が出来ません。 本当に考えてしまいます。
お礼
ご丁寧な回答をありがとうございました。 特に高濃度ビタミンCについてのご情報に感謝いたします。 確かに高濃度Cはエビデンスが少なく不安要素はあります。 それに比べて西洋医学の施術はガイダンスもあり、患者としても明確さを感じます。 ただそのガイダンスが父の病状に対して正しいものだとしても、それが父の身体に対してよいことであるかどうかは疑問で、ここが悩みどころです。 ちなみにお差し支えなければでさらにお伺いしたいのですが、高濃度が「試験管レベルの実験では効果の可能性がある」というご感触はどこで得られたものですか? または高濃度治療をされた方が回りにいらしたのか、どこかでなさっている診療所関係の方からのご情報か何かでしょうか? 正しいかどうか解りませんが私が得ている情報では、東海大学で臨床が始まっていると言うことと、アメリカのFDAで抗がん治療法として認められるようになる準備があると言うことですが… 今度の金曜日に高濃度を受けようと思っているクリニックで面談があります。 情報と知識としてご伝授いただければ幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします