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結婚前に読んでおきたい一冊
結婚前に読んでおきたい一冊 25歳女性です。来年、年明けに結婚する予定でいます。 そこで最近、結婚するとは一体どういう事なのだろう、とか、人を愛する責任とはどれほどのことなのだろうとか漠とした抽象的な問いに苛まれています。 少し頭でっかちなのは承知なのですが、本を通して結婚に向き合いたいので、結婚やその先の人生について思考の手助けとなるようなおすすめの一冊があれば教えてください。 因みに恋愛で悩んでいるときは『初恋』ツルゲーネフ や『友情』武者小路実篤を何度も読みました。古典や近代文学でなくとも、現代小説や詩のおすすめでも教えていただけたら幸いです。 よろしくお願いします。
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既婚男性です。 >結婚前に読んでおきたい一冊 男女間の愛とは何か? セックスとは何か? 結婚とは何か? について、一切の因襲、旧弊、宗教、道徳などに囚われず、既成の権威に迎合することもなく、ひたすら誠実に、真面目に、愚直に問い続けたのは、20世紀前半の小説家・詩人のD.H.ロレンスだと思います。 彼は、愛・性・結婚に関して、深い洞察、豊かな示唆や暗示に富んだエッセイをたくさん書き残しておりますが、その中から、彼の代表作である『チャタレイ夫人の恋人』を推薦させていただきます。 ロレンスは、あたかも《個人》や《個我》に自律的な価値があるかのような誇大妄想の虜になってしまった現代人を厳しく批判します。 個人主義、個人の権利意識の虜になったわれわれ現代人は、《他者への愛=自己犠牲》を矛盾、背理、二律背反としか受け止められなくなったからです。 彼は、個人主義、民主主義の現代社会で実現できる理想的な人間関係と言っても、せいぜい《GIVE&TAKE》止まりでしかないことを鋭く見抜いていました。 真の愛とは、人間同士が《GIVE=TAKE》の関係で結び合うことだ、と。 ところが、われわれは個人や個我の資格で《GIVE=TAKE》を実現しようにも、他者を愛そうとすればするほど、それが自己犠牲の上にしか実現し得ないことに直面し、自己犠牲を求めてくる他者を憎悪し、ますます我欲に固執せずにいられなくなります。 ところが、男と女が性愛において結ばれるときには、つまり男女が互いに性欲をぶつけ合い、貪り合う時だけは、それがそのまま互いの求めるところとなり、ここに愛と相同の《GIVE=TAKE》という奇蹟に通じる、深い次元で強い絆で結ばれた、一つの有機的な人間関係が誕生するとロレンスは説きました。 この性愛(セックス)で結ばれた一対の男女をこそ、ロレンスは人間の最小単位と捉え、一人の男や女という個人や個我というのは、実はただの孤立した無機的な断片でしかない、この断片があたかも自律的な存在であるかのように、互いに我欲を張り合っているのが現代の個人主義、民主主義の社会ではないのか、と彼は疑義を呈したわけです。 >そこで最近、結婚するとは一体どういう事なのだろう、とか、人を愛する責任とはどれほどのことなのだろうとか漠とした抽象的な問いに苛まれています。 結婚(法律婚)それ自体は、ちょっとお考えになれば明らかなように、男女の純粋な恋愛感情とは無関係どころか、むしろ互いに相容れない点の多い、その意味ではあくまでも男女間の利害得失を調整するための法律行為以外の何ものでもないはずです。 しかし、古来、男女は結婚を契機に性愛の関係を結ぶことによって、つまり安定的、継続的な性生活を通じて、他のいかなる男女関係や人間関係にもまして強固な絆で結び付けられた一組の男女、つまり夫婦を実現してきたのではないでしょうか。 この限りにおいて、婚姻制度は、われわれの遠い祖先の偉大なる発明だと思います。 ロレンスの『チャタレイ夫人の恋人』やその他の著作から、私は以上のようなことを教えてもらいました。
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- giocoso
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私のお薦めは 「愛するための本」伊藤 守(著), ほしば ゆみこ(著) です。 小説ではなく、1ページに数行書いてあるような 癒し系本の仲間だと思います。 "愛を取り戻すための30日レッスン"と書かれていますが、 上手くいってる男女でも、 読むことで、大事な事を再認識出来る内容だと思います。 http://www.amazon.co.jp/%E6%84%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%9C%AC-%E4%BC%8A%E8%97%A4-%E5%AE%88/dp/4887593503/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1287820099&sr=1-1 もう一つは、更に小説から遠ざかってしまいますが 「ラブ・ダイアリー―恋についての365問」 恋愛に関する質問が365個書かれていて、自分で書き込む物です。 「初めて会った時の印象は?」「相手のどんな所が好き?」など。 今の気持ちを書いておいて、数年後に読み返したり 自分でも忘れていた事に気付かせてくれそうだと思います。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4891946385/ref=s9_simh_gw_p14_d0_i1?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-1&pf_rd_r=0JBN7ERBXFEN3VPH70CD&pf_rd_t=101&pf_rd_p=463376736&pf_rd_i=489986
お礼
ありがとうございます。 この2冊、まだ読んだことないので早速読んでみます!
さだまさしさんの「解夏」とかどうでしょうか。 映画化もされたのでもう読まれたかもしれませんが、短編です。 他の短編も合わせて。 結婚前の男女、結婚してからの嫁としての、結婚してもう心も堅くなった夫婦の… どの作品も人の温かさ、弱さが描かれていて良いと思います。 そして作品全体に、家族になる、家族として支えあう、ってことが描かれてると思います あまり読んで後味の良い作品じゃないですが 山本文緒「あなたには帰る家がある」 同じく 「紙婚式」
お礼
『解夏』映画で見ました!^^また読んでみます♪
- tukachann
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書籍という形ではないんですが、まず次のフラッシュを気軽に見て下さい。 夫婦とはこうあるべきだ、妻はこんな風に考えなくてはいけないなどという押しつけがましいアドバイスではなくて、人生の先輩方の幸福な夫婦生活が分かりますよ。 http://1234567890.jp/flash/035.html http://1234567890.jp/flash/066.html こういう物に興味があれば、次のサイトで「夫婦」、「家族」をハーワードに色々探して読んでみてください。 http://tear.maxs.jp/pic448.html
お礼
おすすめのフラッシュをありがとうございます。 問題が山積みな私たちなのですが、改めて、温かな家庭を築きたいなあと思いました^^
「愛すること信ずること」三浦綾子 内容(「BOOK」データベースより) 結婚以来、夫を軽蔑したことは一度もない。「ハッキリ」ほめてきたかもしれない―“悪妻の見本”という著者が、自らの生活を率直に語り、「夫婦とは何か」「人を愛するとは?」を問う名著。ユーモラスな語り口に、深く人生の機微を捉え、幸せに満ち、心温まる夫婦愛の記録でもある。本当の愛を見つけたたいあなたへ。 三浦綾子さんの小説でとても印象深いものがあったのですが、 タイトルを思い出せません。 結婚後、夫が精神障害になる・・みたいな内容だったのですが。 かわりにこの本をお勧めしておきます。
お礼
ありがとうございます。 >三浦綾子さんの小説でとても印象深いものがあったのですが、 >タイトルを思い出せません。 『病めるときも』という短編ではなかったかと思います。『愛すること信ずること』は読んだことありますが、これも夫婦について考えが深まる本ですね。もう一度読んでみようと思います。
- sakucherry
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LOVE BOOK という本です。 結婚って言うより、恋についてなので、考えられます。
お礼
ありがとうございます。 今の私の場合、恋の延長に結婚があるので、参考になりそうです!リラックスして珈琲飲みながら読みたくなりそうな本ですね^^
お礼
誠実に回答してくださってどうもありがとうございます。早速読んでみようと思います。 『チャタレイ夫人の恋人』はタイトルは判例六法によく出てくるので聞いたことありましたが全く読んだことがありませんでした。週末にまず、本を読んでから、回答者様のご意見をもう一度よく読み直して自分自身で考えてみようと思います。 そして自分の考えが持てるようになったら、彼にもお勧めしてみます!