ある病気の合併症で一時的な難聴(片耳)になった経験があります。「片方は普通に聞こえるんだからそんなに変わらないだろう」なんて思っていたのですが、想像以上に不便な状態でした。あなたのお友達が私と同じように感じられているかは分かりませんが、何かのご参考になればと思います。
・当然、難聴の耳の側から話しかけると聞きづらいです。常に、聞こえる方の耳の側から話しかけてもらえると助かります。
・音源の方向や距離がうまくつかめなくなります(片目だと遠近感がつかみにくいのと同じ理屈ではないでしょうか)。背中側で発せられる声は、自分への呼びかけなのか他人同士の会話なのかよく分かりません。後ろからは声をかけず、話しかけられていることが目で見て分かる位置から声をかけてもらえると分かりやすいです。
・私の場合、片側の難聴を補填するかのように、聞こえる側の耳の聴力が敏感になりました。難聴を気遣って大きな声で話してくれる人がいますが、聞こえる側の耳に響きすぎて逆に聞きづらく感じることがあります。普通の音量で、聞こえる側から話しかけてもらうのが一番聞きやすいです。
・私も人ごみとか混んだ喫茶店で話をするのが苦手でした。両耳が聞こえるときは、自分に話しかけられている声以外は雑音として無意識に処理することができましたが、片耳だとなぜかすべての音を均等に拾ってしまうのです。無関係の音と聞きたい音を取捨選択することができないのです。したがって、人ごみの中では何度くり返してもらっても聞き取れず、途方にくれることがよくありました。
・「え?今なんていった?」と聞き返したときに「あ、いい、いい」などと言って、繰り返してくれないことがたまにあります。そういうときって孤独を感じたり、耳が聞こえないことをずーんと重く感じてしまったりするんですよね。「つまんない冗談を言っただけだから」とか「独り言を言っただけだから」みたいに、繰り返さない訳を言ってくれると(それほど)孤独感に陥らなくてすみます。
今思い出したのはこれくらいです。自分が経験していないことってなかなか理解しづらいものですが、お友達のために理解しようとされるuribouzuさんはいい人ですね。お友達も、このことを知ったら感激されるのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございました☆ とてもよく分かりました。 相手のことがよく分からなくて、不安になったり 不機嫌にさせてしまったりしていたので、 回答をもとに友達の気持ちが理解できるように がんばります。