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ベタの尾腐れ病とコショウ病の治療法は?
- ベタが尾腐れ病とコショウ病の両方になってしまいました。どのような治療法がベタにとって一番良いのでしょうか?
- ベタが元気がなくなり、底でじっとしていることが多くなりました。温度に敏感なベタを30cm水槽に移し、ヒーターとフィルターをつけましたが、餌を食べず元気がない状態が続いています。呼吸が苦しそうでエラから出てくる黒い部分が膨らんでおり、ヒレにはたくさんの点々があり裂けているように見えます。尾腐れ病とコショウ病の疑いがあります。
- 現在は0.5%の塩水浴とアグデンという薬を併用して治療をしていますが、効果はまだ感じられていません。また、餌をあげることができないため、心配しています。ベタに詳しい方にアドバイスをお願いします!
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> さらに呼吸が苦しそうで呼吸時にエラから出て > くる黒い部分が大きく膨らんでいるように見えます。 ・エラ病または、エラ腐れ病、が疑われます。 呼吸を楽にするため、急いでエアポンプによるエアリングを開始し、溶存酸素量を増やす。 > そしてさらによく見るとヒレに白く小さなたくさんの点々を発見 > (ヒレにある溝と溝の間にビッシリという感じです)さらにヒレが > 裂けているようににも見え、これはコショウ病と尾腐れ病なのでは? ・尾腐れ病とエラ腐れ病は、同じカラムナリス菌(グラム陰性菌)による疾患。 ・コショウ病ならば、特異症状として、魚体を何かに擦りつける行動が見られます。 コショウ病の場合、しばらくすると全身にコショウを振り掛けたように広がります。 アグテン(マラカイトグリーン剤)は、白点病やコショウ病の特効薬ですが、カラムナリス菌には効果はありません。 エラ病やエラ腐れ病は、致死率の大変高い、怖い病気です。 早急な治療が必要です。 =治療方法= 【エラ腐れ病】 1・高濃度(0.8%)塩水浴 2・治療期間は24時間~48時間 3・必ずエアポンプによるエアリング カラムナリス菌は高濃度塩水で死滅させることが可能です。 ただし、高濃度の塩水浴は、魚体にも大きな負担をかけるため、大変危険な治療方法です。 ですが、エラ腐れ病は、時間との勝負で、病原菌によりエラの組織が破壊されれば助かりません。 【コショウ病】 ・アグテン(マラカイトグリーン剤)は、水槽内の濾過バクテリアや水草に被害を与えない薬剤ですから、飼育中の本水槽へ直接投入できます。 =アグテンの具体的な使い方= ・マラカイトグリーン剤の薬効期間は3日間。 ・コショウ病の治療期間は10日間。 →3~4日毎に50%程度の換水を行い、投入する新水に125~150%濃度、アグテンの追薬を行います。 →魚体が綺麗に回復しても、直ぐに薬浴を中止してはイケマセン。 あと一回程度(3~4日間)の薬浴を続ける事が重要です。 =アグテン使用時の注意事項= ・活性炭はマラカイトグリーン剤を吸着除去するため、濾過器に活性炭(ボード、マット、パックなど)を使用している場合は取り外す。 ・薬量は規定値を守ること。 =その他= > 治療中は餌をあげては > いけないと聞きました。 ・一般的な病気治療では、治療環境の清水化を保つため絶食が基本です。(餌を与えると水が汚れ、菌類が増える原因) ですが、アグテンは薬効期間が短く、3~4日毎に水替えと追薬を行うため、治療環境が汚れる可能性は低い。 アグテンの場合は、魚に食欲がある場合に限り、餌を少量与えても構いません。 ・高濃度塩水浴とアグテンは同時に使用できます。
お礼
大変丁寧な説明をしていただき有難うございます!! 早速、エアポンプを付け、0.8%まで濃度を上げた 塩水浴に切り替えました。呼吸が楽なのか上に上がって きて泳いでおります。またアグテン使用時に活性炭素の マットは使用してはいけない点など大変勉強になりました。 何の知識もなく買い始めたことで、ベタに苦しい思いを させてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいですが、 できる限りのことはしてあげようと思います。 本当に助かりました。有難うございました!!!