国税局入行や税理士になった友人がいます。
まず第一に大学・学部は「一切」関係ない。
そもそも税理士試験に出るような勉強は大学では1/100ぐらいしか習えないし、
行く意味が無い。
キャンパスライフや、就職との両天秤と言う意味で価値がある。
既に社会人のあなたにとっては年齢や、成否こそが重要であり、有名大を出たと言う自尊心や効果は、
本当に意味がない。捨てた方がいいです。
他の会計士、弁護士の難関資格の合格者も含め、8割ぐらいは予備校通いです。
2割ぐらいは独学。
基本的にTAC,LEC、大原のような専門に行きます。
大学に通いながらの人が多いですが、高卒の人、社会人の人もいます。
学費は単科で安く取っても2,30万、フルパックなら100万近くかかります。
高いけど、可能な限り、行った方がいいと思う。ローンもあるそうですし。
聞いて見ると独学者の合格率は、予備校通いの10-20%程度らしいから。
税理士になる方法は幾つかありますが、高卒のあなたはそもそも大学に行かなくていい。
弁護士と違って、税理士は大学や大学院を出る必要性が無いからです。
今は、税理士、会計士の試験では、専門大学院まで進むと数科目が免除されますが、
あなたが今後最短6年かかることを考えると薦めない。
もちろん大学を出ただけでは一切の優遇措置が無い。
だから今すぐ社会人として、平日夜を予備校通いしつつ、税理士を目指すのがベストだと思います。
ただし、僕のオススメは国税局。
税理士の勉強が平均3-5年なのと比べ、国税は半年でも合格可能。
誰でも「2,3年やれば受かるだろう」と思うものですが、そんな人ばかりではない。
現実に5年10年かけてしまう事もある。また独立開業もカンタンではない。
それなら国税で丁稚して、20年後に税理士になってもいいじゃないか、と思います。
再度になりますが、国税は狙い目です。公務員ですが、公務員受験層と微妙にかぶらず、
資格受験派は会計士試験など難関試験を狙うからです。
国税局は20年勤めるとほぼ無試験で税理士資格を得られます。国税時代のコネを生かして独立開業もしやすい。あと公務員なので色んなモノが安いってのもあります。
今は知りませんが官舎は月5000円だそうです。
あと向いていないなら辞めておいた方がいい。ホントに。
勉強が好き嫌いもあるし、向き不向きもある。当たり前なんだけど、ペーパー試験なんだから。
才能がある人、努力してる人が受かるもので、そういうのが無い人が受かる可能性は当然低いわけでしょ。だから
(どういう理由で高卒になったのかは知らないけど)、もし勉強が苦手ならわざわざやる必要はない。
それで何年間も何百万円も費やして結局なれなかった、じゃ悲惨でしょ。
別に学歴や資格が社会的信用や成功を決めるわけじゃないしさ。
「勝ち組」を目指すにせよ、色んなルートがあるんだし、自分に合ったルートを選択する方がいいと思うよ。