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最近の相撲界に、どうして、ハワイ出身の力士が見当たらないのでしょうか?
最近の相撲界に、どうして、ハワイ出身の力士が見当たらないのでしょうか? 10年くらい前までは、ハワイ出身の力士が上位を締めてたと思うのですが・・。 理由のわかるかた、教えてください。
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ハワイ出身の力士と言えば、高見山、曙、武蔵丸、小錦を思い出しますが、最近は確かにハワイ出身の力士が見当たりません。というか皆無です。ハワイ出身力士=巨大・怪力というイメージが強いですが、それが通用しなくなってきているんです。強烈な突っ張りが武器だった曙や小錦にしても、組めば全くと言っていい程分が悪かったし、第一、体系が今の相撲に合ってないんです。高見山と曙の体系は、上半身は大きく、下半身は細身でしたよね?これでは足腰が強いとは言えず、土俵際まで追い込んでも、逆転されたりするんです。小錦に至っては太り過ぎ。入門時の体系からは、およそ想像が付かない程に太ってしまい、逆に足腰に体重がかかってしまって、結局横綱にはなれませんでした。武蔵丸は比較的理想的な体系でしたが、やはり足腰の弱さが露呈する場面が幾つか見られました。 相撲の基本は「足腰」です。足腰の強さが力士の最大の武器になるんです。ところがハワイ勢には、それが無い。民族体系という事もあるんでしょうが、結局今のスピード相撲に付いていけなくなったというのが1つ。上半身の怪力だけでは通用しなくなったというのが1つ。そして、これはあくまでも憶測ですが、ハワイ在住の入門志願者に対し、小錦が相撲について「良い事なぞ何も無い」と吹き込んでるのではないか?という説もあります。 もし今、曙・小錦が現役だとして「白鵬-曙」「白鵬-小錦」の取り組みが組まれれば、曙、小錦共に豪快な上手投げを喰らい負ける事は目に見えています。武蔵丸なら少しは対抗できるかな?それでも適わないでしょう。 まぁ色々書きましたが、まとめれば 1)今のスピード相撲に付いていけなくなった 2)上半身の怪力だけでは通用しなくなった 3)小錦の影響(?) が挙げられます。 いや~それにしても、来場所が楽しみです。白鵬が角聖「双葉山」を越えるかどうかが、最大の注目点ですし、人気大関「魁皇」のご当地場所でもありますから、盛り上がりは必至。日本人としてはモンゴル人力士に双葉山の69連勝を超えてほしくないという自分がいる一方、越えてほしいなという自分もいます。何か複雑な気分ですが、やっぱり越えてほしいかな?仮に69連勝がかかった相撲には凄い数の懸賞がかかるでしょうね。そして70連勝のかかる相撲には、その倍の懸賞金がかけられるのでは無いでしょうか。しかし本当に久し振りに「横綱らしい横綱」が登場したものです。大関陣にももっと奮起してもらわないとこの連勝、いつまで続くか解かりませんよ。 余談ですが、大正時代に「太刀山峰右衛門」という横綱がいました。彼は猛烈な突っ張りを武器に56連勝を記録、しかし西ノ海(横綱)に敗れ、その連勝記録が途絶えます。ところが凄いのがその後。敗れた翌日からまた43連勝を記録してるんです。もし西ノ海に負けなければ100連勝という、とてつもない記録が生まれるところでした。もしかしたら白鵬はその数字に限りなく近づくんじゃないか?そんな気がしてなりません。