シマトトネリコはモクセイ科のトネリコに属し、台湾や中国が原産です。
見た目は観葉植物のように見えますが、実際には半落葉広葉高木で屋外向
きの樹木です。屋外向きの観葉植物とも言われ、環境が整ってさえいれば
玄関先や玄関やテラスなどでも栽培は可能になる樹木です。
別名タイワンシオジと言い、原産地では5~15m程度にもなります。
本来は屋外で地植えして楽しみますので、直射日光に耐えられないとか、
庭木には適さないと言う事は考え過ぎですね。
葉が部分的に変色したのは、温度変化に敏感な性質があるからだと思いま
す。5~6月は生育を活発にする時期ですが、この時期に急激に気温が下
がってしまうと芽が生長を停止して、場合によっては葉を落としてしまう
事があります。葉が茶色に変色したのは、弱い気温の変化があったからと
思います。他に考えられる事は病害虫の発生で、ハダニ、カイガラムシ、
黒星病、褐斑病、斑点病等が発生します。それぞれに適応する薬剤を散布
して、被害を食い止めるようにします。
年間を通して日当たりの良い場所を好みますが、日当たりの良い場所から
半日陰(午前中に光線が当たり午後からは日陰になる場所)まで対応しま
す。乾燥が苦手ですが、過湿にも弱いので、そのような場所に植えられる
時には保水性があり水はけが高くなるように土壌改良が必要です。
寒さには強い方で、0℃までなら十分に耐えれます。ただし霜や雪に当た
る場所では葉が変色する事があります。ただ枯れる事はありません。
雪よけや霜避けの設備が可能で、葉が落ちても枯れないのであれば気にし
ないと言われるなら、屋外に地植えされたらと思います。
気温が15℃以上になると活発に活動します。