我が社に面接に来た学生さんなどが、「企業で自分の力を試してみたい」なんて言ったら、「ウチの会社を、君の実験台にしないでネ!」って、お引き取り願いますヨ。
ある野球選手に「大事な試合で、9回ウラ一打逆転の状況で、自分に打順が回ってくるのってイヤじゃない?」って聞きました。
「そんな選手は一人も居ない。『オレが決める!』『オレまで回って来い!』って言う選手しかレギュラーになれない。」って言われましたよ。
確かに。
私も実業の世界のプロ。
私の分野では、『何でもオレに任せとけ!』って思ってますからね。
我ながら愚問でした。
> そんなに甘くはないことは承知していますが、
「甘くない」じゃないです。
厳しいんです。辛いんです。しんどいんです。悲しいんです。イヤなんです。恐怖なんです。
野球選手も、実際に打順が回って来たら、そういう思いも一挙に去来するでしょう。
それでも「やる!」って言う覚悟が勝つ人だけが通用する世界です。
イヤ、そういう覚悟をした人でさえ、通用しないコトがある世界です。
実業の世界も、自信と能力と高い志を持って入って来たヤツでさえ、陰湿で粘着質の中間管理職に潰されて、会社を去って行くんです。
そういうのに潰されなかったヤツらと仲間になりつつ、最後は仲間とポストを競うんです。
そういう意味では教員は、ただの公務員を目指すなら、身分が安定した楽な仕事かも知れませんけどね。
ただ、プロの教育者を目指せば、民間以上の地獄に立ち向かうくらいの覚悟が必要だと思いますよ。
企業なんて、所詮は利益の数値で表わせる世界です。
しかし、教育には、終わりも満点もないですからね。
本気で教育者を目指すなら、無間地獄ですよ。
今はまだ「どっちがいいかなぁ~?」で良いですが、いずれ「覚悟」を決めて下さい。
覚悟が出来なかった場合の保険として、単なる公務員になる道を選ぶのは、嫌味じゃなくて、極めて賢明な判断かと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 すごく厳しいご意見にちょっとびっくりしました。 確かにドラマとかでもよく取り扱われていますが、 それ以上に壮絶なのですね。 かなり大手の企業なのでしょうか・・・。 はたしてそれだけの覚悟を持った学生さんは どれくらいいるのでしょうか・・・。 自分の甘さが身にしみて分かりました。 社会に出るということはそれだけの「覚悟」が必要なのですね。