タバコというのはタバコ属に属す様々な種類がありますが
タバコ(ニコチアナ)属植物は植物塩基(アルカロイド)のニコチン、ノルニコチン、
アナバシンのどれかを持つナス科の植物になります。
現在、世界で栽培され利用されているタバコ植物は
ニコチアナ・タバカムとニコチアナ・ルスチカの2種だけですが
全部で66種が確認されており、そのうち45種が南北アメリカ大陸とその周辺部に生育しています。
タバコと言えばニコチンなどが挙げられますが、現在のタバコの様な数値を含む物は
タバコ属に属する植物以外では検出されていません。
タバコがナス科に属するという事でトマト・ナス・馬鈴薯・ピーマンなどの近い品種でも
ニコチンが含まれ代用になる、という話も一部ではあるようですが
それは全くの誤報で、それらの植物にもごく微量ながらニコチンが含まれてはいるものの
タバコ本来に含まれるニコチンの10,000分の 1 程度の量なので
代用にする事はほぼ不可能です。
また日本国内ではニコティアナ(タバコ属)の植物は「タバコ専売法」により
許可無く栽培・採取・繁殖することは禁止されているので自分で栽培する事なども出来ません。
普通の人が入手できるかどうかは解りませんが
小笠原諸島では、カイガンタバコと称しタバコの代用としたという
「クサトベラ」という植物があります。
ただし、あくまで代用としていたという情報のみだけなので
成分的な代用となるかは不明で、不明分野での代用であれば
その他にもとうもろこしの葉やイタドリの葉、柿の葉や松葉なども吸っていたという話があります。
どこまでタバコに近いかは解りませんが
成分的な応用が実証されているのであれば
タバコを「我が物」としてきた日本が黙っている訳が無いと思います。
お礼
すっすごい回答ありがとうございます。 茄子、馬鈴薯などの風説から、 小笠原のカイガンタバコ。 過去に代用されたとうもろこし、柿の葉と纏め上げ 最終的に代用品の可能性に、、、 成分的な応用が実証されているのであれば タバコを我が物としてきた日本が黙っている訳が無い。 だからこそ値上げを行える。 もういちど有難うございます。 完全にタバコの代用になる草はいまのところ無い。 なので、タバコの何割かに、とうもろこし、イタドリ、柿の葉、松葉 手に入るようでしたらカイガンタバコを混ぜて節約してゆかせていただきます。