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浮世絵のタイトルで「~きどり」とあるのは、どのようなものでしょうか。下
浮世絵のタイトルで「~きどり」とあるのは、どのようなものでしょうか。下記はその一例です。この展覧会では、他にも秀佳きどり、梅好きどりなどがあります。もしかして、曙山、秀佳、梅好は、その当時の有名なおいらんか何かで、その真似をしている、またはそのおいらんに似ている美人という意味でしょうか? 歌川国貞 新板錦絵 当世美人合 曙山きどり 大判 錦絵 http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/exhi/special/05/ukiyoe.html
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Milancomさんのおっしゃる通りきどりは「真似をする」という意味ですが、まねているのは花魁ではなく歌舞伎役者のまねです。 秀佳や梅好とは歌舞伎役者がそれぞれに用いた俳名(俳句を書くときのペンネームのようなもの)。 役者の人気は江戸の風俗にもかなりの影響を与えており、着物のデザインや髪形など特定の役者が流行させたものがかなり見受けられます。 江戸末期の美人画にキメポーズをとったような姿のものが多いのは、絵師が役者の身振り素振りを美人画にも応用して描いているからです。 このような描き方は役者絵を得意とした歌川派ならではのもので、初代歌川豊国の「風流芸者身振姿絵」シリーズをはじめとして、その後も国貞(三代豊国)や国芳など歌川派の絵師に脈々と受け継がれています。 浮世繪志津もん処 黒猫の究美。 http://blogs.yahoo.co.jp/mishima_doo/MYBLOG/guest.html
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