106S16に乗り始めて4年経ちました。ちょっとした理由でランエボ(4)から乗り換えたのですが、今となっては後悔していません。
まず軽さ(1トン未満)に対して十分なトルクとパワー。あのサイズのくせにタイヤのサイズが185(偏平率55%)である事から考えても、十分な動力性能を持っています。また、軽さはイコール慣性重量の少なさにも繋がりますから、操作性にも十分貢献していると思います。
基本性能は必要にして十分なのに、アフターマーケットのパーツも豊富に出ています。エボ(4)は完成されていて不満は無かったのですが、頑張っても頑張っても自分の限界の遥か向こう側にあって、安心感を与えてくれるくらいの高性能だったので、手を入れる事など考えられませんでした。それに対して106は自分好みに手を入れていく楽しみがあって、ランエボだったらこんな感じだったかなぁなんて思いながらタワーバー入れてみたり、マフラー換えてみたり、クイックシフト入れてみたり、と楽しんでいます。
ただ、僕のクルマは当たりだったようで、殆どノートラブルで今に至っていますが、ハズレをひくと身も心も御財布の中身もボロボロになる事もあります。それでも106に投資し続ける人ばかりなので、麻薬のような魅力が有るのでしょう。でも、左ハンドルを無理に右ハンドルに変更している訳でもなく、ATとは違い品質も安心できるMTですので、オイル系とベルト系あと電装系程度が注意すべきポイントではないかと思います。
もう製造中止で新車の最終デリバリーも終了した筈ですので、どこかの在庫を探すか程度の良い中古を探す必要はありますね。いずれにせよ、日本車のように車検以外のメンテをしないでも動き続ける車ではなく、きちんと定期的なメンテをして常にあるべき姿にしてやることが長く付き合うコツだと思いますので、信頼できるメカのいるディーラやショップが近くにあると、環境的には最高だと思います。
もし未だ興味をお持ちでしたら10月18日・19日に長野県の車山高原でフレンチブルーミーティングというフランス車の祭典があり、106も沢山集まってくると思いますので、覗きに行ってみては如何でしょうか?
長くなってしまいましたが、乗ったことの無い人には理解できない魅力たっぷりのクルマですので、もし気に入って購入された際はたっぷり(場合によってはディープな世界にまで)楽しめると思います。