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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ラッカー塗装は本当にギターにとってベストなのですか?)

ラッカー塗装はギターにとってベストなのか?

このQ&Aのポイント
  • ラッカー塗装はギターにとってベストなのか?ギターにニトロセルロースラッカーで塗装することが一般的なポイントとなっているが、ポリウレタン塗料の方が丈夫でメンテナンスも容易なため、なぜラッカー塗装が好まれるのか疑問がある。ポリウレタンでも薄塗りすれば木の振動も殺さず、音の違いもそれほど顕著ではない。ラッカーのギターは塗膜が傷みやすいため扱いに注意が必要。
  • ラッカー塗装のメリットとデメリットを考えると、ポリウレタン塗装の方が多くの良い点があると感じる。ただし、結局のところは個人の好みによるものであり、音においても明確な違いがあるわけではない。しかし、ラッカー塗装のギターは塗膜が傷みやすいため、慎重な扱いが必要となる。
  • ラッカー塗装とポリウレタン塗装のどちらが良いかは個人の好みと使い方による。ラッカー塗装は薄く塗られるため木の振動を殺さず、素材の響きを活かすことができる。一方、ポリウレタン塗装は丈夫でメンテナンスも容易であり、塗膜の傷みにくさが魅力である。どちらの塗装でも音の違いはそれほど大きくないため、自分の好みに合わせて選ぶべきだ。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kenta58e2
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回答No.3

私は日曜木工好きのアマチュアベース弾きですが、楽器ではなく手前の趣味の木工で学んできた限りにおいて、質問者の方の考えに近いです。 つまり、「ラッカー至上主義は単なる神話」と思ってます。 唯一、ラッカーの方がポリウレタンよりは「木の呼吸の阻害が少ない→エージング効果がある(かも)」という説だけは、自分の木工知識からも完全には否定し切れませんが、ただそれには元の木がよっぽど良いという『重要な注釈』が付く場合に限ります。 なので、「オールドラッカー信仰」だけは完全には否定しきれない(元の材質+エージング効果?)けど、一般的に拡張されたラッカー信仰は私には眉唾物としか受け取れません。 その他の要素として、これは質問者の方もご指摘の面ですが、ポリウレタンが一般化した頃からは材質のアラを塗膜で隠しやすくなったので、有名メーカー品もコストダウンで品質がガクンと落ちた時期があった…ということは、一応は言えるかなと。 なので、それ以前のラッカー時代のモデルが箔が付いたという『付帯的な一面』は、有る事はあると思います。 でも、これはそういう時代があったということだけで、ラッカーが物理的に絶対有利という意味ではないですね。 拙いとはいえ、自分の木工知識の限りでは、ラッカーだったら振動が死なない、ポリなら振動が死ぬ…などという理屈は、全く信用できません。どう考えても、そんなことはあり得ないので。 振動に影響があるとすれば、ひとえに、元の木材の質と、下地処理の丁寧さと、塗装技術に全てがあります。塗装材質面では「ラッカーよりポリウレタンが、未熟な塗装技術でも厚塗りできる」というだけで、厚塗りの弊害は言っても良いけど、そのことが単純にラッカーの方が優秀という証拠にはならないと思いますね。 むしろ、塗装技術だけをあげつらえば、一部のフェンダーのオールドラッカーモデル(信仰対象になる時期の奴)の方がよっぽどいい加減です。平気で塗料槽にジャボ漬けしてたものもあったわけで。 繰り返しですが、 「オールドラッカーモデルは、元々の材質が良かった(ものか多い)」 「(昔の塗装技術が未熟でいい加減な故に)エージングが良い方向に進んだ(ものが多い)」 「ゆえに、オールドラッカーモデルは良い(ものが多い)」 という論点と、 「ポリウレタンモデルになってから、安い悪い材質を塗装でごまかすケースが増えた(のではないか)」 という論点の、この2つの論点に限るなら、私は否定し切れません。 経験的にも、そう思えるエピソードは少なくないし。 でも、それ以外の論点から来る「塗装材としてのラッカー絶対優位論」は、私には神話か都市伝説としか思えません。 「いやそんなことはない」という異論も、木の材質、下地処理、塗装技術というラッカー絶対優位論と全く関係ない要素で、だいたい説明できてしまう話ばかりなので。

markey08
質問者

お礼

ありかとうございます。 ヴィンテージものの楽器は、そもそも今よりも良い木を使っていたというのも大きな要因ですね。加えて、エージングや弾き込まれた時間の多さによって良い音になった結果があるだけで、「ヴィンテージギターはラッカー塗装であったから良い音がする」と信じ込んでいる人が多いように思います。 リペアマンやルシアーでもラッカー至上主義の人がおり、そういう人が論理的な脈絡も無しに、「昔々のギターはみんなラッカーを使っていた、だからウチもラッカー塗装しかしない、これは昔のギターが良い音を出しているのが大きな証拠だ」とか言ったりするのです。しまいには「ポリ塗装を剥がしてラッカーに塗りなおせば、全く音が変わります!」と、営業根性が見え隠れしてきます。 こういうことを聞くと、ますますラッカー至上の風潮が眉唾に思えてきます。 また仰るように、コストダウンのため安い木を使うのと同時に、それを隠すためポリ厚塗りのギターが流通しだしたのも、ラッカー>ポリ の図式を刷り込ませた大きな要因ですね。 そもそも、常に手で触られ、汗や水分がつきやすく、なんだかんだと機材に当たったりすることも多いギターですから、ラッカーのような塗膜が弱い塗装というのは工業製品としてどうなのか? しかもそれが“良い”とされている風潮を、甚だ疑問に思っています。

その他の回答 (4)

  • maruha_sa
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回答No.5

数ある回答の中で、出ていない話を一つ。 40年代から使用されているニトロセルロースラッカーは、当時の流通コストや入手が容易だったこと云々はそのとおりなのですが、60年台に入りその揮発性の問題で成分が変わっています。ただし、それでも加工の手軽さの点ではGibsonなどではずっと使われてきています。 その揮発性はある程度弱まったものの、70年代に入り、特にギターの生産が日本でも盛んに行われるようなった頃には、装飾用のラッカー塗装が一部の成分を持ったものしか製造が許されなくなってきました。特にニトロセルロース系は数あるラッカー系の中でも揮発性は高いほうで、それに取って代わられたのがポリウレタンです。 これは質問者さまの言うとおり、概観保護、入手の問題からすると当時ラッカーよりも進んだ塗料としてギター製造の世界では受け入れられたものです。 で、80年代後半よりヴィンテージブームの始まりとなるのに火をつけた一つの要因がこのラッカー塗装でもあるのです。まあ、この頃はさらに改良が加えられ、ニトロセルロース系とはいえ、各国の法律を遵守できる成分となっています。この頃からですね、塗装の論争が始まったのも。 ただ、確実に言えることは、ギターの木材は製造に入る前にシーズニングという木の乾燥期間があります。ここで、大体(確か)7%前後~10%以下くらいまで水分の含有率を落とします。クリアした木材はここからギター製造へとなるのですが、ポリで塗装するとこの水分の含有率は、それこそ塗装を全部剥がすまで変わりません。 しかしヴィンテージギターが珍重されるところはその乾き方にあり、弾き方や扱い方はもちろんですが、古ければ古いほどいいというわけでもなく、その鳴り方は同じ年代の同じギターでも違うし、59年ものより70年代のギターのほうがいい音がする場合もあります。 これを分析すると一番外側であるギターの塗装自ら、そして木材ともに乾燥し続けています。要はニトロセルロース系ラッカーはその分子構造が粗く、木が呼吸できるわけです(リペアではこういう言い方します)。 ところが、ポリの場合は分子結合が強力で、一切の呼吸をさせません。これがいわゆる工業製品のばらつきを抑え、大量生産に向いていると判断させて使用された一番大きい理由です。 ですから、ポリで塗装されたギターは極端な話、買ったときとなんら変わることのないある一定基準が保たれたままの音なんです。 ところがミュージシャンとは年老うごとになぜか渋めになってくるもの(みんながそうとはいえませんが)で、いわゆる「乾いた音」とかが好きになるわけです(かく言うわたしもそう)。そうすると、ばらつきはあっても、そのシーズニング以上に乾いた本体から奏でられるオールドトーンに魅力があるわけです。そのかわり、保護は大変です。でも手のかかる子供みたいなもので、好きな人にはたまらない魅力の一つです。 同じ年代の同じギターを同程度弾きこんでいたら、間違いなくボディが乾くほうが振動は増え、ボディ全体が鳴り始めます。これはセミアコやフルアコなら結構顕著に出ます。 結論としては、一蹴するつもりはありませんが、ラッカーだろうがポリだろうが本人が気に入っていればいいことなんです。まあ、私はこれを体験してから、メインとなるポリのギターはすべてラッカーに塗りなおししています。10年もすれば明らかに当時と違うことことが実感できますから。一流のプロに弾かせても「これ鳴るね」ってよく言われましたし。

markey08
質問者

お礼

ありがとうございます。 揮発性の問題で成分が変わったいきさつは知りませんでした。またポリ塗装が主流になったのもそういう経緯があったのですね。 ラッカーの場合、たしかに材の乾燥度合いも、音の状態を決定付ける大きなファクターとなっています。 とはいえそれも、元の木のクオリティあっての話で、どんなボディでも乾燥すれば良い音になるというわけでもありません。他の方の回答のように、塗装技術にも大きく影響されます。またポリだと全く乾燥は進まないのか?というとそうでもなく、やはり数年数十年のうちに、徐々にどこかから水分は抜けていくもので(たとえばザグリの断面、ネジ穴、バインディング接合部等の僅かな段差による塗装クラック、その他、傷、塗装クラックなど)、ラッカーほどでは無いにしろ、やはり木の状態も変わっていきます。 僕の持っているポリのギターでも、新品購入から10年か15年ぐらいしたとき、かなり音が変わったものもあります。(ただしこれは乾燥によるものかはわかりません。他の要因の可能性も大きいです) 1mmの厚塗りなら別ですが、極薄塗りのポリなら、長年の内には塗膜を通しても水分は抜けていくのではないでしょうか。 とくにセミアコやフルアコなら、ボディ裏側は木肌は裸のままですから、ポリ塗装でも数年弾いてるとけっこう音は変わります。これは実感として言えます。 ヴィンテージの、よく弾きこまれ良い具合にエイジングされた固体は、良い音がするものも多いですが全部が全部そうでもなく、実際は気に入った音がするものを探すことになるのが現実です。となると、ラッカーでもポリでも度合いの差はあるにせよ、同じように「育って」いくものですから、何が何でもラッカーでないと、とこだわり過ぎるのもどうかと思うところです。 結局はオーナー自身の好み、または何に価値を見出し、そのためにどれぐらいの投資や我慢ができるか、につきますね。それは間違いなくいえます。 あと、この質問の話とはちょっとずれますが、僕個人の“音”についての考えを述べておきます。 僕はギターを弾くことにおいて、ギターの固体の音にこだわる度合いはほんの数%ほどです。たぶん自分の中で占める割合の90%ぐらいはプレイです。言ってみれば1万円のギターでも、いいプレイができればそれで満足なのです。正直なところ、「あまりにひどい音でなければどんなギターでもOK」です。 また、“良い音”を生み出す要素は、楽器本体りも、ウデによるもののほうがあきらかに大きいです。たぶん6~7割は腕で決まります。3割はアンプです。良いプレイができれば良い音がするもので、ヘボなギターでも良いプレイによって、そのギターの音は「ヘボな音」から「そのギターの音」に変わります。 何かと気を使うラッカーのギターで、微妙な音のクオリティや変化を追い求めることよりも、気軽に使えるギターで、ひたすら腕を磨くことに専念するのが、“イイ音”を出せるようになる一番の近道なのかな、と思っています。 実際、演奏を聴いている一般の人は、プレイヤーがこだわってる楽器の音の違いなんて、全く気が付いていないものですしね。

  • NEKO_HEAD
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回答No.4

No.2です。 もしかしたらウレタンはラッカー塗装よりボディー保護に焦点をあわせてわざと厚く仕上げたかもしれません。だからと言ってウレタンをラッカー並みに薄くと言うのは出来なかったと思いますが。「ウレタン塗装も薄く出来る」と言うのは今だから言える事であって、当時は薄いウレタンは難しかったのかもしれません。しかし、そういう意図を汲み取らず単純比較で2本を比べて「塗膜が厚いから鳴らない(←ウレタン)」「塗膜が薄いから鳴る(←ラッカー)」と言う差が出来たのかもしれません。 他にはラッカーのよい点と言うか単純に風合いの違いですかね。ラッカーにはラッカーの見た目、ウレタンにはウレタンの見た目がありますので。 ラッカーは確かに扱いづらいと私も思いますが「ラッカー塗装はウレタンより劣っている」と100%否定もできないので伝統(?)としてラッカー塗装は今でも残り、場合によっては崇拝されているのかと思います。「ラッカーは本当にいいのか?」と言うのは近代の塗装技術の発展があってこその疑問かもしれないですね。

markey08
質問者

お礼

何度もありがとうございます。 たとえば70年代ごろの国産ギターでは、木の鳴りというものは市場ではそれほど重視されていなかったと思われます。それよりも見た目に綺麗で、オリジナリティがあり、本場アメリカの楽器に負けないような存在感を持たせるべく、各メーカーはしのぎを削っていたと思います。 そんな背景において、極厚ポリ塗装はまるで樹脂製品のように、滑らかでピカピカな光沢を持たせることができ、しかも熟練工でなくても厚く塗ることが可能で、厚く塗れば、先のコメントにもあるようにアラを隠せコストダウンにも繋がる、と良いことづくめであったでしょう。 もちろん保護という点でも、いつまでもピカピカで傷も付きにくいとなれば、長期在庫にも耐えられますし、楽器店にも卸しやすいというメリットもあります。 技術的には、ポリは薄く塗れば薄いままです。ラッカーは厚く塗っても薄い塗膜にしかなりません。 ということは、ポリで薄塗りをしようと思ったら、何度も重ね塗りができないということで、それこそ熟練工の腕が必要となります。メーカー量産のギターでは、安く売りたいギターにそんな熟練工ばかり使っていたら人的コストがかかって採算が悪いですから、ライン生産で誰が塗ってもある程度の均一な品質を保つため、厚塗りをせざるを得なかった面もあるでしょう。 ポリの薄塗りは近年の塗装技術というより、近年個人的にギターをオーダーしたりするオーナーが増え、それに応えるべく個別対応できる腕のあるショップが増えたため、現実的になってきたのだと思います。 それでも尚ラッカー信仰が強いのは、日本人の、伝統を重んじる(言い換えれば思い込みが強い)性格と、モノに風合いを求めがちなのも、関係があるのかもれませんね。 ツルピカなギターより、適度にヤレたギターのほうが渋くてカッコイイ、といったような。

  • NEKO_HEAD
  • ベストアンサー率50% (48/96)
回答No.2

私もポリウレタンの方がメンテナンス的に楽なのでウレタン派なのですが…あくまで私見ですし、想像の話も多々含みます。ご了承ください。 ラッカー塗装は仰ってるとおり木の鳴りを殺さない、これに尽きるのではないでしょうか。 ヴィンテージと言われるものは鳴りがよいとされています。長年弾き続けているのでボディーが共鳴してよくなるようになるのが理由とされています。ウレタン塗装の場合鳴りを抑えてしまうのでなかなかボディーが鳴るようにはならないのではないかと思います。 1~2年単位で考えてしまうとポリもラッカーもさほど違いはないかもしれません。しかし数十年単位で考えると「鳴りを活かすラッカー」と「鳴りを殺すウレタン」では差が出てくるのではないでしょうか。弾けば弾くほどラッカーの方が鳴ってくるのではないかと。 ギターは数十年は持ちますし、バイオリン何かを考えると数百年だって持つかもしれません。その際しっかり鳴りの差は出ると思います。 「高級ギターにはラッカー」と言う考えは上記の理由からではないでしょうか。高級ギターを1~2年で買い換えるなんて人はあまりいないでしょうから、何年も弾く事を見越してのラッカー塗装ではないかと思います。 逆の考えで数年程度ならばウレタンの方がメリットは多いかと思います。

markey08
質問者

お礼

ありがとうございます。 ヴィンテージの場合は、ラッカー塗装による要因よりも、経年による木の乾燥と、多くの時間弾き込まれたことによる鳴りの良さで、「ヴィンテージはイイ音がする」→「ヴィンテージはラッカー塗装である」→「ラッカー塗装はイイ音がする」という図式の考えが、多くの人に刷り込まれてしまっている気がします。 「鳴りを殺すウレタン」というのは、かつての国産ギターや、今でも安いギターにありがちな、塗膜が1mmほどもある、まるでプラスチックのケースにぴっちりと包まれたような塗装のことを言っておられるのでしょうか。 ポリ塗装でも非常に薄塗りのギターはしっかり材が鳴りますし、その点はラッカーと比べても遜色はないように思われます。 また塗膜1mmの極厚ポリ塗装でも、やはり20年、30年弾きこまれたギターはよく鳴り、とても良い音のする(新品のギターにはない音という意味)ギターも多いです。 ポリでもラッカーでも、塗膜の厚さが同じという条件ならば、耐久性やメンテナンス性を考えると、ポリのほうが優位性は高いと思います。 おそらく世間には、イメージ先行のヴィンテージへの憧れのようなものが、強くあるのではないでしょうか。

回答No.1

私の経験からするとラッカー塗装はやはり劣化しますね。 今は気軽に扱えるポリのギターばかり弾いています(とくにライブでは)。 ポリでも十分実用になる音質のギターはあります(と思います)。 一応ギター歴40年です。 参考まで。

markey08
質問者

お礼

ありがとうございます。 ポリでも薄塗りすれば、木の振動は十分に得られると思います。 塗膜の厚さが同じとすれば、振動効率はさほど変わらないと思いますし、ポリウレタン塗装のほうが耐久性、メンテナンス性において優位な分、ラッカーより優れていると思うのですが。 世間には、妄信的にラッカーが最高と信じ込んでいる人が多すぎると思います。