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日本海軍の25mm機銃について
日本海軍の25mm機銃について 25mm機銃の三連装は1門ずつ順番に射撃するという記述をよく目にしますが ウィキペディアの一番下にある参考サイトでは右のペダルを踏み込むと中央から発砲され 左を踏むと左右から発砲。そして両方踏むと3門で射撃というふうに解説されています。 以前の似たような質問の回答では1門ずつ順番で解決していますが実際どうなんでしょうか?
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- mk57pvls
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こんにちは 多分ご質問に書かれているような 「右のペダルを踏み込むと中央から発砲され、左を踏むと左右から発砲。 そして両方踏むと3門で射撃」 で間違いないと思います。 Wikiの参考(外部)サイトにあった「米軍のリポート」というのは 「REPORTS OF THE U.S.NAVAL TECHNICAL MISSION TO JAPAN 1945 ? 1946」だと思います(↓) http://www.fischer-tropsch.org/primary_documents/gvt_reports/USNAVY/USNTMJ%20Reports/USNTMJ_toc.htm この中の 「0-47(N)-2 Japanese Naval Guns and Mounts-Article 2, AA Machine Guns and Mounts」(↓) http://www.fischer-tropsch.org/primary_documents/gvt_reports/USNAVY/USNTMJ%20Reports/USNTMJ-200F-0524-0618%20Report%20O-47%20N-2.pdf という章の中の71頁に"Type 96 25 mm AT/AA Gun(いわゆる 海軍 96式25mm 3連装高角機銃)"に関するレポートがありました。 そこには確かに "The outer pedal fires the two outer guns and the inner pedal the center guns." という記述が見られます。 さて、このレポートを読んで驚いたのは、旧日本軍の各兵器を徹底的 に調査していることで、細かく分解し、ひとつひとつのパーツに至る までその状態を子細に検証し、(分解写真なども載っています (~o~)) 動作原理はもちろんの事、分解、組立方までもが明記されていること です。 以上のことから、これら兵器の実際の動作確認をとったうえで作成された 報告書と見て差し支えないのではないでしょうか? あらためて、米軍の不気味な底力を思い知らされますね。
- KITAIKKI
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基本的には日本海軍の25ミリ機関銃(96式)には、単装以外は同時発射機能は無かったのではと思います。 艦船搭載型の25ミリ機関銃はダイレクトヒットすれば、その口径の大きさもあって敵機に相当な損害を与えることができましたが(徹甲弾ではない榴弾ならなおさらですが、そうそううまくはいかないのが現実でした。 そこで海軍が考え出したのが、いわゆる「脅し射撃」です。25ミリ機関銃の主目標は自艦に急降下爆撃を試みる敵機の撃退でしたので、撃墜させることも大事ですが要は自艦に爆弾を当てさせないようにするだけでも、その目的は十分果たせたということです。 ということで、25ミリ機関銃は黄色の光を引く曳光弾(約4秒間発光)を間断無く敵機に浴びせることで敵機の恐怖をあおり、性急な爆弾投下を強いることで自艦への命中を防ごうとしたわけです。 つまり25ミリ機関銃は前述のように、間断のない攻撃をすることがそのほとんどの役目です。そこで3連装の銃架の場合、同時に3銃身が発射した場合は同時に弾切れが起こるということで、どうしても射撃モードに空白が生じることになります。 96式の場合、15発の25ミリ弾を装弾したマガジンを3.6秒から4秒で撃ちつくします。リロードには人力で1.5秒かかります。これまもちろん理想的な動きで再装填した場合の時間ですので、実際の戦闘時にはその数倍の時間がかかることも十分考えられます。 また人力でしたので、3銃身同時に弾切れを起こすような発射モードにした場合、再装填には交互発射の場合よりも余計な人員が必要になってくるのも問題だと考えます。 たとえ理想的な時間で再装填できたとしても、結局1.5秒の時間はどうしてもかかるということは、3銃身同時に発射した場合は、敵機への銃弾のシャワーが1.5秒間遮断されるということになるという言い方も出来るということです。 さらに曳光薬は全部の弾頭に装填されていればまた事情は違うのですが、日本の場合は数発に一発というように間隔を空けていましたので、効果の面でも多少の不利も否めませんでした。 つまりもしかして3銃身同時発射の機構が96式に装備されていたとしても、これを実戦で使用するのは戦術的にはあまり褒められたことではなく、やはり交互発射が常識的ではなかったかと思います。
補足
回答ありがとうございます。 http://sakigakesamurai.blog46.fc2.com/blog-category-1.html 上のサイトには元機銃射手の方からインタビューした記事がありますがそこには 「交互撃ちはせず、一斉に射撃。有効射程は1500メートルで艦爆が爆弾を落とすくらいのタイミングで撃つ(敵機進行前 弾幕射撃」 とありますし、アメリカ軍のレポートにも 「The outer pedal fires the two outer guns and the inner pedal the center gun」 という報告があるそうです。 ペダルを両方踏み込むことで一斉射撃できるみたいです。 また何かの本ですべて曳光弾にしたという記述も読んだことあります。 DVDをみると一斉射撃している映像ばかりでしたけど?