こんにちは。40代既婚女性です。
同い年夫婦、結婚8年目、子どもなし、共働きです。
私達の世代が最後の「男の沽券」ウンヌン言う男性が生存している
世代ではないかと思うときがあります。
わが夫は「沽券」に大変こだわります。
我家は共働きではありますが
私の得る金銭を家計に計上ずる事は
必要ないと夫はいいます。
「全額、君のこずかいにしてね」と。
夫の稼ぎだけで十分すぎる生活はできていますし
借金もなく、旅行にも行けるし
いつも夫からプレゼントしてもらい、
ご馳走もしてもらうのですから
私が自分の財布を開いて何か買うとすれば
余分な服や、友人とのランチ
書籍、エステ代ぐらいです。
「奥さんの稼ぎを当てにするほど落ちぶれていない。」と言います。
ですから昨今の「共働きでないと結婚やっていけない」とか
「デート代はワリカン」と言う若い男性に対して
「恥かしくないのか!?」と怒号を発しています。
結婚した当初は専業主婦を求められました。
しかし、大人二人の家事などすぐに終ります。
あまり出かけない私を心配して
「お金のためでなく、精神の安定のために」働くことを勧められました。
(その前に、お稽古事なども勧められ、やってはいましたが。)
国家資格を生かす仕事でについて、時給が大変高いので
短時間で高給が確保できます。
拘束時間は私の方が少ないのです。
しかし、お決まりの「家事は男はいっさいしないよ。」と言うわけでもないのです。
私が今日は仕事の日でした。となると
「疲れたろう。大変だったね。」とすすんで家事をしてくれるのです。
夫のスタンスはどうも
「妻に楽をさせたい。苦労をかけたくない。」そこにあるようです。
妻に苦労をかけているのでは男の沽券に関わると。
力がなく(腕力)体の小さい女性に疲労させてはならない。
男の自分が妻の分までクタクタになるまで働いて、泥のように眠る。
このことが男に生まれてきた意味があることだ
結婚する意味なのだと信じているので
それを奪うことは生きる意欲を失い
働く意味すらなくしてしまいかねません。
どうも、夫は自分の養育歴において
働かない父親像、そして母親が苦労したのを見てきて
「女に生活のために働かせるのは男として最低」
「俺は絶対にそうなるまい」
という価値観が出来上がっているのです。
そういう夫ですが、私は「家庭に縛られている」とは思っていません。
「家庭に縛られている」と感じる人は
「男の沽券」にこだわらない考えの人と
家庭を築いていけばいいのです。
疲れきってクタクタになって帰宅する夫を
暖かく迎えて、癒してあげる役目を
「家庭に縛られる」と感じているようでは、
「沽券」にこだわる男性との結婚生活は難しいものになるでしょうね。
男が結婚したがる時とは、
一人の女性を、性的に完全に独占しなければならないと言う
焦りから出てくるものです。
女性が外に出て異性と接触する機会が
多ければ多いほど
性的に独占できているという実績が、疑わしいものになります。
そう思うと
夫は「沽券」と言いつつ
私を他の男性の目になるべく触れさせないために
必死で働いているのかもしれませんね。