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リクルートコスモスの時、未公開株を政治家に渡していたのは何故だったので
リクルートコスモスの時、未公開株を政治家に渡していたのは何故だったのでしょうか。 未公開株が儲かると分かっていたという事は知っているのですが、確か政治資金規正法で、それ以前までは献金出来たのに出来なくなったから未公開株にしたのではないかと思うのですが、どうも記憶があやふやで確証が持てません。この辺の経緯について詳しく教えていただきたいと思います。
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僕も記憶があやふやなんだが、確か金を渡すと政治献金になって、一定金額以上は記録を残さないといけない、だから賄賂性のある多額の献金は現金では不向き。 確か未公開株の手口以前には絵画や骨董を掘り出し物としてただ同然で渡して、後に高価で買い取る、という手口があったように思うが、これは絵画や骨董の根付けが市場価格の裏づけを取らず、いくらでも不正ができるので使えなくなった。 そこで登場したのが値上がり確実な未公開株という手口である。会社の上場には厳正な審査と、緻密な日程が必要なので、これと賄賂を渡す日取りをリンクさせるのは難しい、また未公開株は公開前は額面どおりの価値であり、きちんと政治家に買い取らせ、公開後は株式市場(世の中のすべての投資家の一致した意見として)がつけた値段になるのでどんなに値上がりしてもその価格には公平性がある。(しかし未公開株とて絶対必ず額面以上にあがるわけではない。店頭公開後に急落する株もあるのだ。もちろん、こうやって賄賂として渡す株は急落したら額面どおりの価格で買い取る約束をしている。) 値上がりした株は売った相手に買い戻させるのではなく、株式市場でどこかの誰かに売ってしまうので公正な市場取引におけるなんら問題のない商取引である、との主張ができ、検察の追及が逃れられる! というシナリオを江副浩正が描いて株式上場と未公開株を賄賂として渡す日程まで組んだが、検察によって野望はもろくも崩れ去り、結局これが判例となって未公開株を政治家に渡すのは賄賂と認定されることになったのであった。 しかし、リクルート事件によって総理大臣を筆頭に4人の大臣の首を飛ばしたんだから、江副浩正ってのもある意味たいした男だわな。 こんなところじゃないかな?