ケーブルテレビは一般家庭に同軸ケーブル
(普通のテレビとアンテナのコネクターを
結ぶ、黒いビニールみたいな被覆のある
電線のことです)を引き込んで見るテレビ
のことで、もともとはNHKが難視聴地域(参考1)
でもテレビが見られるようにと始めたものです。
原理としては、テレビ放送が受信できる
山の上などにアンテナを立て、そこで受信した
放送を、同軸ケーブルで各家庭に送信するもの。
テレビ放送をケーブルで送信しなおしている
ことから、再送信型などと呼ばれています。
(参考1)難視聴地域
放送局のアンテナのある方向に、高い山があるなど
して、テレビが良く映らない、あるいは全く写らない
地域。
これがNo.1の方が言われている
>地上波テレビの難視聴解消を目的とした再送信型
というもので、衛星放送の登場で現在では
本当の意味での難視聴地域はなくなり、また
次に言う都市型CATV(CAble TeleVision)に
統合されたりするようになりましたが、
依然地方ではときどき見られるタイプの
ケーブルテレビです。
その後、ケーブルテレビの技術が進み
アメリカからの影響もあり
難視聴地域ではない都市部でも、
地上波、衛星放送、独自製作の番組を
組み合わせ複数のチャンネルで放送する
ケーブルテレビ会社が現れ始めました。
これがNo.1の方が言われている
>多チャンネル志向の都市型
です。
複数のチャンネルの中から、見たいチャンネル
を指定して、その分だけお金を払うという
方式で、俗にPay<払う> Par Vier<見た分だけ>
(ペイ パー ビュー)方式と呼ばれています。
また、初期のCATVは一般家庭側で一方的に
放送を見るだけの片方向方式というものでしたが、
空いている周波数を利用し、家庭側からCATV
の放送局側に信号を送る方式でインター
ネットやIP電話というものも一般化して
きています。この方法だとCATVの
放送局側と一般家庭との間で相互に信号が
行き来することから、このような方式を
双方向方式と言ったりします。
丁度、今週の水曜日(23日)から三日間
東京お台場のビックサイトで業界向けの
展示界があります。(参考URL)
業界向けのため、次世代CATV機器の展示など
専門的な内容が多いですが、アニメ専門の
CATV放送(カートゥーンネットワーク)
などがイベントなどやっており、楽しめる
部分もあるかと思います。また、これから
CATVを実際に引かれることを検討中なら、
業者の人では教えてくれない、業界の動向も
分かり参考になるかもしれません。
今CATV業界では、デジタル放送への移行へ向けて
各社が市場競争している状態で、デジタル化に
伴う、CATV放送機器の交換、設備の大改修と
それらの費用負担をどう乗り切るかが大問題です。
お礼
回答ありがとうございます。 詳しい説明ありがとうございます。