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九相図について
九相図について 美女の死体が白骨となってゆく様を描いた「九相図」という絵巻があります。 何種類かあるようなのですが、実際に展示されている場所(出来れば関東近郊)をご存知でしたら、教えてください。 よろしくお願いします。
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やはり国宝である六道絵「人道不浄相図」が圧巻です。 滋賀県大津市にある聖衆来迎寺蔵のものですが、毎年8月16日の虫干会(むしぼしえ)に展覧されます。 また、資料集としては、 岩田書院『九相図資料集成 死体の美術と文学』がたいへんおすすめです。
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- m-tahara
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これまでに三種類の「九相図」を観たことがあります。 ただ、これら日本画系の作品は保存管理上常設展示されることはないと思います。 まず、個人蔵の「九相詩絵巻」。鎌倉13世紀の作品です。これは東京国立博物館が保管しており、時折展示されています。 2000年頃までは年一回程度展示されていたことが確認できますけれど、その後はチェックしていないのでよく判りません。 また、九州国立博物館所蔵の「九相詩絵巻」。室町1501(文亀元年)のものです。九州国立博物館の展示作品は大半が東京国立博物館などから移動したものですので、上記と同じ作品である可能性がゼロではありませんけれど、作成年代などから見るとおそらく違うもののようです。 こちらは所蔵先が先ですので、九州国立博物館の文化交流展示で時折出てくるようです。 もう一つは河鍋暁斎作「九相図」。こちらは絵巻ではなかったかもしれません。河鍋暁斎記念美術館の所蔵ですので、こちらの美術館で展示されることはあるのではないでしょうか。当方は京都国立博物館の暁斎展での拝観だったので、詳細は判りません。 国立博物館系は常設の展示作品はリストを表示していますので、展示しているかどうかはすぐ判ります。河鍋暁斎記念美術館などは問い合わせてみれば良いのではないでしょうか。 すっきりした回答でなく申し訳ないながら判るのはこの程度です。
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ご回答、ありがとうございました。
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探していたのはこれです。 六道絵「人道不浄相図」というのですね。 虫干会のことも知りませんでした。 ありがとうございます。 『九相図資料集成』は早速注文しました。