カニの浸透圧調節について
生物Iの体液の浸透圧調節についての分野で質問です。
よく、外液の塩濃度と体液の濃度を軸に取ったグラフがあり、浸透圧の調節についての設問がありますが、これについて疑問があり質問させていただきます。
外洋性のカニ(ケアシガニ)は海水の濃度は一定で安定しているので、浸透圧の調節をする必要が無く、比例のようなグラフになりますよね。
一方、河口付近に住むカニ(ミドリイソガザミ)や川と海を生活域とするカニ(モズクガニ)では、浸透圧の調節が必要になるので、比例よりは横ばいのグラフになります。
ここで本題ですが、河口付近に住むカニは、河口ということで外液濃度も淡水から海水まで幅広く変化するはずなのに、濃度の高い部分では調節能を持たない変化を見せます。それはなぜなのでしょうか。
個人的な感覚でいえば、産卵時期だけとはいえ、一定期間海で生活するモズクガニのほうが高濃度域での調節能は無くてもよい気がするのですが・・・・。
根本的な認識の間違い等のご指摘を含め、助言いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。