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日本の自殺者数は異常なのか?
- 日本の自殺者数が異常な状況であるかどうかについて考えてみます。
- 自殺する人々の多くは会社の倒産、病気、介護、借金、いじめなど複合的な要因によるものですが、自殺を防ぐための対策が遅れている可能性があります。
- 日本社会は閉塞感に満ちており、明るい未来を見つけるためにはどうすれば良いのかについて考える必要があります。
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質問者が選んだベストアンサー
現代に限らず有史以来人は自殺という行為に、なにかしらの救いを求める生き物です。その形態や経過も無数に存在します。自殺に関してその原因を探ろうと思えば、膨大な量の素因が出てくるでしょう。人間という根源的な存在からいえば、社会問題から精神内部の探求まで際限はないはずです。 自殺者の多寡は確かに社会環境や、いくつかの効果的な防止策などで減少することもあるでしょうが、完全になくなることは絶対にありえません。自殺者が今のレベルの半数になったからといって、それをもって今の社会は健全になったとは誰も思わないでしょうし、そう考えるべきでもないでしょう。 私は人間の生は精神的な生と生物的な生のふたつに分けられると思っています。生物的な生が人間の大部分を占めているのなら、自殺に対しての対処法はかなりの効果的な手法が取られると考えます。しかし精神的な生の問題であるのなら、これは大変に困難な仕事になるでしょう。 残念なことに今も昔も、自死は余人の預かり知らないところで決められるのです。そのような人が他人に相談することがあるのなら、その人は絶対に自殺を選びません。ほんとうに生きたい人は生きていきます。ほんとうに死にたい人はどんな方法をとっても死んでいきます。 そして哀しいことに真面目に必死に生きている人に限って、死にたいと思う頻度は多くなるばかりです。絶望しても生きぬく人がいるのに、絶望にあっけなく取り込まれて死んでいく人もいます。 そこに哲学やカウンセラーの入り込む余地はありません。人が人であるが故に自死があると考えます。そしてそれを批判し詰る権利は誰にもありません。ただ黙して彼らの決心を尊重することしか出来ないのです。 とはいえそれを目の当たりにして看過するほどの度胸は私にはありません。遺された者たちの悲しみを見るにつれ、一人死んでいった者へのうらみつらみも確かに有ります。何かをしなければという焦燥感もありますが、個々人に出来ることはわずかなことだけです。 ずいぶん昔に目にした一文があります。いまはもう他界されたかもしれない老道師のことばです。必要なときがあれば、いつもこのような気持ちで自分にも他人にも接したいと思います。 「ひとはだれでも真剣に生きるかぎり、ふと死にたくなるものです。私も90歳をとっくに過ぎた今日まで”死にたい”と思ったことが度々あります。「自殺志向」は、人生の通過駅です。しかし通過駅なのですからけっして停車してはなりません。臨時停車したくならないように、日ごろから心中に生き抜くエネルギーを貯えることです。」
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- azicyan
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日本人は人の目を気にしすぎるということろが問題なのだと思います。 つまり、 単に「辛くて死ぬ」のではなく 「ダメなやつと思われることが、辛くて死ぬ」ことが多いのだそうです。 これがいいことなのか悪いことなのか難しい問題だと思います。 裏をかえせば、他人のことを気にかけることができるってことになりますから。 あと、日本の職場環境が死にたくなる何かを持っているようですね。 中国の日系企業でも自殺が増えてるとか?? 仕事が辛くて死ぬ、という文化まで輸出したんですね。。。 また、日本ではいわゆる「貧困」が広がっていますので、もうどうにもならないかと。 貧困、と、貧乏は違います。 貧乏でも幸せになれるかもしれませんが、貧困では幸せにはなれませんね。 nasu2355 さんのおっしゃられる閉塞感の向こうには 貧困が広がっていることでしょう。。。 というわけで、 日本人の性格もありますので、個人的にはムリかなーと思います。。。
お礼
回答ありがとうございました。 日本の場合、自殺の原因として「つらいから」死ぬのではなく、 「ダメなやつと思われることが、つらいから」死ぬ。 確かに日本人は、昔からまわりの目を気にし過ぎる、過剰性はありますね! 日本の職場環境が「自殺要因になる何かをもっている」大変興味深いですね。 それが、いったい何なのか・・・調べてみたいです。 貧困は・・・政策の貧困とか、どちらかというとお上のほうに原因がありそうですね。
- Mokuzo100nenn
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日本から借金と飲酒がなくなれば自殺者は減ります。 イスラムと同じでは、つまらない生活になってしまいますけどね。 借金の返済に関して日本人はまじめな人が多いので夜逃げなどよりも自殺を選んでしまうようです。 また、憂さ晴らしに酒を飲む人が多く、自殺者の体内からアルコールが検出される率も高いそうす。 借金をしないのがまず第一ですので、最近のサラ金規制/事業融資規制によって自殺者が現象してゆくと期待できます。 自殺者のうち無借金でかつ無飲酒の人は少ないと思いますが、この方々の予防には別の対策が必要と思います。
お礼
回答ありがとうございました、日本から借金と飲酒がなくなることはありえないですね。 つまり、自殺者もなくならないでしょうね。 自分の年収の3分の1以上の借金はできませんよ!(自営業者除く)っていう法律は 賛否が色々言われてますが、自分としては賛成ですね。
- heartmind
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自殺がこれほどまでに多い日本は、やはり質問者様が仰る様に漠然とした 社会の閉塞感が大きな要因にあると思います。 これをもう少し分析して、はっきりとした要因という「知識」に変換する ことで目標も少しはっきりし、ずいぶん気持ちは楽になるのではないでし ょうか。 まずグローバル化という問題がありますが、企業に競争力をつけるために 法人税を減らすという動きが世界的にありますが、この部分をもう少し 冷静に考えてみる必要があると思います。世界の物価は一様ではなく、 また賃金も一様ではありません。その部分を法人税だけで本当に吸収でき るでしょうか。一時的に出来るようにみえるだけで、さらにデフレをまね いてしまい、国の税収も減り、医療、教育のレベルが下がり、さらに苦し い状況になるだけです。ですからこういうやり方はもう無理があるのです。 グローバル化というものをもう少しプラスになるように利用しなければ、 飲み込まれてさらに貧困率の高い貧しい国になってしまいます。 企業に減税してもその余裕分を、国際競争(価格競争)に使う、つまり製 造コストを抑えるためものもだとすれば、減税するだけ無駄なのです。 本来この状況であれば、人材の育成、設備投資に使って、新しい価値観を 生みださなければ、国内の経済成長はあり得ないのです。 新しい需要、新しい価値観を生み出すことで今日まで、世界は成長してき たのです。 日本は世界の流れを少し斜に構えてみることで、近未来にやってくる 「世界恐慌」に飲み込まれないようにする必要があります。
お礼
回答ありがとうございました、まさに言われる通りですね。 いくら企業の法人税を安くしてもそれが雇用促進や人材育成に使われずコストダウンに のみ使われるならば全く意味がないですね。 消費税をいくら増税しても、企業の法人税の減額(グローバル化という迷信)のために 飲み込まれて全く生きてこないですね。 結局のところ得するのは、経営者陣で一億円以上の年収の役員が増えるだけのように 思えます。 この感じでは、消費税を15%にしたって、法人税が15%安くなるとか(仮に)で 国の借金も全く減らないですね。 とてもデフレから脱脚できるとは思えません。 つまり社会の閉塞感は続き 自殺者も減らないってことになりますね。
- 10ken16
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自殺が多い理由は、生きることに希望を見いだせないからです。 自殺率の高い国の多くは、旧ソ連や紛争当事国に代表される、 社会が大きく変化して大きな混乱が起こり、その中で希望を失う人が多い地域です。 日本もまた、社会情勢が大きく変化している国です。 90年代を境に、社会の質が変わりました。 賃金の較差は昔からありましたが、その時代までは賃金の上昇と経済の拡大が見込まれ、 3年後、あるいは5年後には追いつけるという見込みが立ちました。 較差の存在は経済拡大に覆い隠されており、努力が報われる『希望ある』社会でした。 大多数の賃金格差は時間の較差でしかなく、これが一億総中流という意識につながりました。 現代の較差は、質が異なります。 経済が拡大を止めたため、時間が問題を解決してくれることは無くなりました。 また、一部の相対的勝利者がより大きな勝利を得るために、より多くの相対的敗者を必要としました。 時間はむしろ、より問題を大きく深刻にするもとなりました。 とくに若者は、どのようにして較差が固定されるかを目の当たりにし、その過程で希望を失います。 時間を止めたいと願うものや、このルールのゲームから降りたいと考えるものが現れるのは当然の結果です。 実際、20~40才の死因トップは自殺で、人生の前半をおくるものにとって、自殺は最もありふれた死因です。 無論、希望を全てお金で埋め合わせることは出来ませんが、 持ちうる希望に較差を生み出す要素としての賃金格差や雇用形態、労働分配率、 この辺りから手を付けていかないと、日本という国は崩壊に向かって進むでしょう。 企業から見ても、日本が市場として魅力がある地域であるためには、購買力が必要です。 その購買力が何によって支えられているのか、政治がそういう視点を持つことが必要でしょう。
お礼
回答ありがとうございました、文章を読ませて頂き随分はっきりとしてきました。 霧の中を歩いていた自分の目の前がようやくうすぼんやり開けてきたような気がします。 「希望の持てる社会」「努力が報われる社会」・・・いいですねぇ~。 そういった意味では、経済が右肩上がりで健全なインフレ状態にあった日本社会、 そのころの「一億総中流意識」的な考えを享受できた時代がしあわせな時期だったのかも 知れませんね。今や社会情勢の大きな転換期にあり、経済はロングなデフレ状態 景気は回復せず、給料も上がらず、購買欲も上がらず、右肩下がりで産業構造の転換も 牛歩のような社会では・・・・どう考えても「希望のない社会」「夢のない社会」に 見えてしまいますね。
- k_kota
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ちょっと考察が甘い気がします。 医療機関が不足してパンパンになっているというのなら増やす意味があると思いますが、現状はそうではないと思います。 量とともに質が高まれば改善される部分もあると思いますが、それは一部では無いでしょうか。 結局その手前の部分を改善しないと無駄だと思います。
お礼
回答ありがとうございました、医療機関の不足というよりもそれを適切に利用する 慣習が出来ていないと思います。 結局のところ死ぬ状況に至る前にどのくらい親身になって相談できる人がいるかまたは 相談先(医療機関を含めて)があるか、利用しやすいかなどと考えていくと 「家族の絆」からして薄れている日本社会・・・・全く自信などなくなってきました。 「考察」などというかっこいい言葉はとても使えませんね、ただの「思いつき」みたいな もんです、猛省というか落ち込みが激しくなる一方です。
- 雪中庵(@psytex)
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人は競い合い、奪い合っているようですが、社会の本質は分業化=助け合いです。 生物として、「生きること」が唯一の目的であるが、社会生命=助け合うために集まっているものとしては、働くことが生きること。 しかし今、そうした「他人を助ける」=愛のために働いている人が、どれほどいるでしょう? 人がとらわれているのは、“お金(や、その源泉としての出世)”という虚構の価値であって。 原始共産制の助け合いから、組織が分業化&拡大する上で、人の意識の社会性を発達させずに、お金や権力といった“馬車馬の目の前のニンジン”で、他律的に社会行動をとらせる道をとったのです。 お金は、本来助け合うために集まったはずの社会において、自己チュー的な意識のまま社会行動をとらせるための“矯正具”として発達したものなので(社会生命として生きる事である労働(助け合い)を、お金をもらうために嫌々働く)、当然、自由意志を束縛する機能があります。 本来、社会的生命として助け合うために集まっている人々をして、弱肉強食のジャングルに変える、悪魔のツール。 本来それは、分業=助け合いに於ける“感謝のしるし”であるにもかかわらず、いつの間にか(助け合っているはずの人々と)それを奪い合い、お金をもらうために仕方なく働くようになってしまっているのだ。 (その錯覚の端的な例が、取引きに於いて、役に立つものをもらう=助けられている方ではなく、手あかで汚れた紙切れ(お札)をもらう方が、お礼を言う奇妙) その結果としての“自己チュー”な意識において、死は絶対的な敗北となり、人生は必ず敗北に尽きるものになってしまう。
お礼
回答ありがとうございました、おっしゃるとおりだと思います。 日本は、ざっくり言うと戦後、米国や欧州の資本主義や自由主義をまねて多くの進歩を 果たしてきたのでしょう、その中にどうしても自由競争があり、追い越せ追い抜け精神 みたいなものがありますね、うちがやらねば、他社がやる、うちが儲けなければ他社に 取られるというような競争意識ですね、そのような競争の弊害として正月元旦からの 営業とか24時間営業とかとことん利益追求と効率のみのための戦略が取られてきました。 本来、おっしゃられているような社会の分業、助け合いというような精神から「金と権力」 の奪い合い、容赦ない弱肉強食世界が当たり前の世界となり、そのような社会の中で 人はいつしか本来の人間性など忘却され機械や歯車の一つ的な見方や金(報酬)第一主義 の必然性から、助け合いや隣人愛などというセリフを失くしてしまったのでしょう。 今や自己中何が悪い!努力して稼いで何が悪い!競争に勝って何が悪い!格差何が悪い! が当たり前のような守銭奴主義が普通に思えます、そのような社会ですからある意味 勝者があり、敗者があり・・・敗者→「死」=自殺という構図も当たり前なのでしょうか。
御存じかもしれませんが、下記のページに詳しく記載されています。 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html 人口比で見ても、日本の自殺率が高いレベルであることは間違いありません。その一方で、自殺率のランキングを見ればわかりますが、福祉大国と言われる北欧も決して自殺率が低い訳ではなく、統一的な傾向と言うのはあまり見られません。この問題の難しさがうかがわれます。日本の場合、50~60代の男性に自殺が多いことが特徴的です(殆どの国は、70代以上の老人、次いで20代の若者に多いと言うパターンになる)。この世代は、社会的な責任をもっとも負っている世代であり、かつ戦前からの「殉じる」と言う風習に比較的親しんでいることから、突出して多いのではないかと言う仮説がありますが、それでもなぜ秋田県が多いのかとか明快な説明はなかなかできません。 上のHPにも書かれていますが、メンタルヘルス面では日本はむしろ優等生と言う統計結果が出ています。ただし、メンタルヘルス有病率の高いアメリカは、医療機関での診療数が日本よりけた違いに高いので、日本の場合、潜在患者を捉えきれていない可能性があることには注意しないといけません。 とは言え、日本の場合は、若者よりも中高年の自殺対策が自殺率低下のために重要であることは間違いないので、個人的には、医療的な支援よりは、過労や失業対策のような労務面からの支援の方が重要なのではないかと思っています。
お礼
回答ありがとうございました、サイトのグラフからみるとロシア系が上位なのですね。 それとやはり日本も6位ですか・・・上位ですね。 50代から60代といえば、社会的責任もありますが、そろそろ引退して第2の人生を スタートさせ、豊かでおおらかな楽しい余生を始めようという年齢なのに非常に残念な気がします。 毎年、年に1回ないし、2回行われている健康診断はなじみ深いものですが、最近の傾向は 腹周りが85cm以上ならメタボである・・・うんぬん、それも大切かもしれないが より大切なのはなかなか表に出てこない「心の健康」だと思います。 「心の健康診断」が通常の身体の健康診断のようにごく日常一般的に行われているとは思えません。 日本は優等生?自分は決してそのようには思えないのですが・・・・・。 日本の風潮の中に欧米などと比べてメンタルケアに行きづらい!そのようなものが今なお 確実に残っていると思えてなりません。
- gameragomora
- ベストアンサー率20% (27/133)
外国との比較で日本が多いと言えてないので 話が成り立ちません。 4000人に一人が多いとは言えません。 そもそも、自殺を減らすなら原因ごとに具体策を 考えるのが自然であり、 原因はともかく自殺というくくりで同じ対策はないですよ。 カウンセリングしたって死ぬ人は死ぬのであって、 自殺を止める説得に成功した例はほとんどありません。
お礼
回答ありがとうございました。 そうですね、世界各国との人口当りの比較データがないとなんとも言えませんね。 それに自殺の原因ごとの対策が必要なのもそのとおりだと思います。
- soixante
- ベストアンサー率32% (401/1245)
自殺者が多いからといって、あなたまで暗くなる必要はありません。 人は人。 自分の人生を充実することに邁進しましょう。 >今の日本社会、閉塞感に満ち満ちています、先の見通しも暗く長い霧の中、トンネルの中 って感じです とはいうものの、私から言わせれば、 一日三度三度の食事にありつけて、安全な水がすぐに入手できて、安全に寝る場所もある。 こんな幸せな状態が普通の国がどれだけあるんでしょうかねえ。と思いますよ。 確かに自殺を選ぶ人には止むに止まれぬ事情があったのかもしれませんが。
お礼
回答ありがとうございました。 確かにそうですね、自分の人生を充実させていこうと思います。 おっしゃるとおりですね、一日三度の食事と安全な水と寝場所があること。 普段当たり前だと思っていることも世界の他国のきびしい現状などと比較すると もっと感謝しなければなりませんね。
お礼
回答ありがとうございました、最後の言葉に感銘いたしました。記録しておこうと思います。 確かに今の自殺者数が年間1万5千人に減少したからと言って手放しで喜べないことはわかります。 本当に考えれば考えるほど人は不思議ですね、動物は自殺しないと思います。 自由意志や言葉や思考力、計画力など様々な能力をもったがゆえの自死なのでしょうか。 人が天蓋孤独な存在なのであれば、その人の死をうんぬんできないけれど、人が人間であるなら 人との絆や関わりがあるため、ほったらかしにはできない面があると思います。