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ドボルザークの7番
今度演奏会ですることになりました。で、私はTpの1番なのですが、"ドボシチ"を知る皆様の考えを聞かせてください。 1楽章、練習番号CとKに盛り上がったところで主題が流れる部分がありますよね。 F8E8F8 D8E8G8 F8E8F D4E16C16 D~… (実音+?分音符 という表記です) ここ木管だけでは弱いので、通例Tpを重ねる演奏が多いです。で、お聞きしたいのはここです。 私は1回目は楽譜どおり地味な事をやり、2回目だけを全開でぶっとばすつもりなのですが、皆さんの周りではどんな演奏が多いですか?また、どうやるのが好みでしょうか?意見をお聞かせください。 それともう一つ、4楽章の最後のMolto Maestosoです。 休2D4Cis4 C付2A4 G付2A4 B2G4D4 ここも重ねる事があるようですが、どんな感じでしょう?
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- SUNAONAKO
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二件とも仰られる通りに吹かれる向きもあります。学術的な議論については控えたいと思いますが、「2回目だけを全開でぶっとばす」について私見を記させて下さい。 貴方の音楽語法はこの一言である程度推測できる気がします。少なくとも精神的には誠に若く、平たく言うとパワーがあって頼もしい限りです。 気になる点がいくつか。2ndの方は基本的にどの様な音を持っておられますか?一般論に留まらず、今話題にしている部分もそうですが、2ndの方が幅の広い豊かな響き、特に弦楽器とは逆に低周波成分にいい色をお持ちなら、貴方は思う存分吹かれる方がむしろ効果的でしょう。問題になるケースの一つとして、芯はあるが細い音の持ち主というケースについて、ここでは考えてみましょう。この場合、弦楽器のボリュームにも大きく依存する問題ですが、少なくとも貴方の音が突き抜けるタッチの音では、ただ単に浮くだけになると思われます。これは貴方も含め音のコントロールを放棄するに等しいのです。ホルン特にボントロにパワーと表現力に乏しい場合は、殆ど致命的です。 何故このケースについて考えることにしたか、そろそろお分かりかも知れません。楽器にはそれぞれの生理があります。そこへ貴方の発想を適用するとなると、(現場を知りませんので断定は出来ませんが)、ベルをやや下向き(木管の音が抜ける方向(音位ではありません)とステージやや手前辺りで交差させる位の気持ちで)吹かれると宜しいかもしれません。そんなに下向きでは音が抜けないと思われるかもしれませんが、実際問題心配は全く無用です。その様な心配に付きまとわれるなら、どうぞ反響板(含天井)からの(特に貴方の)跳ね返りの音を注意して聴きながら吹いてください。私の意図は、単に貴方の音の強さ、抜けのコントロールはもちろんですが、客席で聴こえる音の柔らかさと広がり造りにあります。上述の位置は、高校の物理程度の知識でご理解いただけると思います。 私はソロ・コンサートマスタ、ソリスト等が主です(職業奏者ではありませんんが、それなりの教育を受けさせていただきました)ので、その立場からの知識を一つ入れ知恵しましょう。コンマスは、単なる楽曲・表現力の勉強量と技術だけではおよそ勤まりません。もっと気の利いた小学生は五万といます。いつどこで誰が何をしたか、もちろん見ずに音、しかも出る直前のあの空気で全てを察知し、それを基にその後の音作り(自分の音でなく他人のコントロールであるところが最大の問題)にどれだけ貢献できるかです。 先程の音位一つとりましても、あの意識は貴方にとってもその時々の状況把握、コンマスや指揮者は無論、他の楽器の奏者との目に見えないやり取りに大変有用であると考えます。 いい勉強をなさって下さい。出来れば演奏会に伺いたいものです。