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十二指腸閉塞の治療法は?
知人の83歳になるおばあさんが突然嘔吐で入院し、十二指腸閉塞と診断されました。CTやMRIなどの諸検査でも原因がわからないそうで、現在2週間点滴中です。ご本人は至ってお元気だそうで、院内を歩き回ってるとのことです。このような場合、どういう治療が今後施されていくのでしょうか? 手術しかないのでしょうか? よろしくお願いします。
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手術に対する不安が補足に見うけられますので回答します。病態についてはkurioneさんが書かれていますから、年齢的な手術適応と術式について説明しますと、現在は80歳の手術はそれほど苦痛とは考えていません。年齢だけで不安に思っていたのは20年前くらいまでで、現在は年齢はそれほど考える事なく、全身状態で判断します。心電図や、胸部レントゲン、血液生化学などのデータで手術可能と判断されれば手術は何歳でも可能です。 術式については、胃ー小腸吻合が一般的だと思います。手術自体も簡単ですし、時間もかかりません。ただ、閉塞の起こってる部位がどこなのかがわかりませんから、一概に言えませんが、いわゆるファーター乳頭(胆汁や膵液が十二指腸に出てくるところ)より胃側でしたら何も問題ありませんが、これより小腸側でしたら少し術式を考えなければなりません。 いずれにしても手術が必要だと主治医が判断した時点で手術は可能(確率的にどの程度安全かはわかりませんが)と結論付けたと思ってよいかと思います。ましてや悪性とか瀕死の状態なら一か八かみたいな手術も考えるかもしれませんが、全身状態は見かけ悪くないし悪性でもないとしたらわざわざ危険な手術を勧めることもありません。 どのような判断が出るかによってまた質問していただければ回答致します。
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- kurione
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十二指腸閉塞には3つのパターンがあります。 ひとつは胃幽門部(胃の出口)、膵臓などの腫瘍によって圧迫もしくは浸潤されて閉塞するケース。 もう一つは、原因不明が多いのですが、十二指腸の動き(蠕動)が止まってしまうケースがあります。(機能性) もうひとつは大腸や小腸などのヘルニアなどで、ガスがたまり一部が膨んだことにより十二指腸を圧迫するケース。 CT,MRIなどで周囲の臓器の腫瘍は否定されていると思いますので、あとは胃幽門部を調べ否定されればほぼ機能性と言って良いかと思います。機能性の場合は最初は腸を動かす薬で様子をみます。それでもダメな場合、手術で胃と小腸を結ぶ手術をする場合もあります。腸の動きを良くする上でもっとも大事な事は歩行です。ご本人も歩き回られていらっしゃる様ですから、これはこれで良いとことだと思います。 手術はその手術の恩恵がリスクを越えている場合にやります。心臓、肝臓、腎臓の状態などを必ず把握します。そしてどういう手術をするかもその人その人で違います。
補足
明確なご回答ありがとうございます。やはり手術しか回復の方法はないものなのでしょうか? またその場合、年齢的なものは大丈夫でしょうか?
- LITHRONE
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長期の点滴となると、抹消ではなくIVH(中心静脈)で24時間持続させるようになります。 おそらく、しばらく絶飲食で、鼻からイレウス管を入れて、分泌物を吸い出しながら、様子を見る事になると思います。 あまり決定的な内科的治療はないようです。 内科的治療の効果が無い時や、容態が急変した時には手術をする事も考えられます。 原因が不明、との事ですがこのような事例もあります。↓
お礼
ありがとうございます。さっそく参考URLを見せて戴きました。高齢ですから、手術などできるものなのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。感謝です。もしまたわからない事が発生しましたら、よろしくお願いします。