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ファイバーコンクリートについて・・・

ファイバーコンクリートについて・・・ 私はエクステリア関係の現場を長年やっている者ですが、犬走りや車庫のコンクリートのクラックには度々苦い思いをさせられています。メッシュや目地などで対策はしていますが、100%ではありません。そこでファイバーコンクリートなるものが非常に有効であると聞き取引をしている生コン屋さんや建材屋さんなどに相談してみたりしているのですが、身近に詳しく知っている人がいないので話が先に進みません。どなたかファイバーコンクリートについて詳しい方、または実際に土間コンに使っている方、是非教えて頂きますようお願いします。

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回答No.2

補足抜粋 1.>従来の施工法でもほぼおっしゃる通りに近い位の下準備や養生は行っておりますが、 回答 目地間隔は、通常5mくらいですが、1.5mにすると先ず、90%の確率で、目地以外の場所ではクラックは発生しませんね。但し、メッシュ鉄筋は必要です。一番安価で耐久性のある方法ですね。 目地板を入れない場合は、台形又は△の面木(深さ25mmくらい)を入れて、クラックをこの場所に発生させるようにします。面木の場所は、シール充填します。 2.>それに更にファイバーコンクリートを併用という事でしょうか? 回答 通常は、クラック制御のほか、ファイバーを使用します。なぜなら0.2mm以下のクラックも可能な限り抑えるためですね。必要かどうかは、客先の要望、施工側の技術者の考え方によります。 例えば公共物の橋梁の高欄コンクリートは、ファイバーを使用しています。(但し積算はなしです)業者のリスク改善策として入れていますね。コストアップはコンクリート1立方当たり3000円くらいです。発生により樹脂注入等で是正処置を施工した場合のコスト、美観などから業者負担で実施しているのが現状ですね。 但し、勝手に入れることは出来ませんね。協議により、試験練を実施、客先の承認後となります。未使用工事とと使用場所の差は歴然と出ますね。高得点が取れるわけです。耐久性も向上ですね。 3.>それだとコスト面では完全にNGになってしまいそうなので、 回答 ファイバー使用の場合、例えば、駐車場3m*10m厚さ0.15mで生コン4.5立方につき、4.5*3000=13500円コストアップになりますね。その他目地代がアップしますね。リスクをどう考えるかですね。 ファイバー使用の場合は、見積もりに計上するか。業者負担で実施するか。但しいずれも耐久性向上に勤めていることを記載することだと思いますね。 4.>例えば無筋でもノーマルのコンクリートと同等もしくはそれ以上の品質を得るという事は難しいのですか? 回答 確かに、無筋構造物にファイバーを入れ、クラック防止に寄与することは、間違いは無いですね。 高品質、高耐久性のためクラック制御のためには以下の方法がありますがいずれも大幅なコストアップになりますね。次のようなコンクリートがあります。参考にしてください。 膨張鉄筋コンクリート(膨張セメンと使用)、無収縮無筋コンクリート(無収縮セメント使用)、高炉セメント・低よう熱セメンと使用(コンクリート温度アップを下げる)等の使用ですね。 5.コンクリとの配合 普通コンクリートで、無筋でよりクラックを発生を抑える場合(通常の施工、養生、目地品質)は以下の方法がいいですね。 スランプ5cm以下で硬いコンクリートを打設する。通常は15cmとか18cmですね。又水セメント比を35%くらいに落とすことです。 配合設計で、(水分を少なく、セメンと量を少なく、スランプを小さく)ですね。 スランプ5cmは、道路工事のコンクリート舗装で使用されています。実質は3cm位を振動機をかけて打設してゆきます。 大体4m~5m間隔で目地ですね。厚さは路盤の強度で決まります。一般的には25cm~30cmです。 クラックは発生しませんね。無論鉄筋は入っていますが。クラックが入れば道路の構造は不合格ですね。 走行の役に立ちませんね。 一般家庭の駐車場の場合も、路盤を砕石で確実に作成(本来は平板載荷試験を実施)スランプ5cm打設、(確実にバイブレーターが必要)しっかりと養生し、目地を設ければ先ずクラックの発生は確実に抑えることが可能ですね。 投稿日時 - 2010-06-13 15:49:26

noname#120219
質問者

お礼

大変参考になりました。自分の現場状況に合わせてベストな選択をしてより良い施工を心掛けていきたいと思います。貴重なご意見本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

質問の要点 ・犬走りや、車庫のコンクリートのクラックでで苦い思い。 ・メッシュ、目地でクラック制御の対応中。 ・100%クラック制御不可。 ・ファイバーコンクリート有効?。 ・身近にファイバーコンクリートの知識保有者が不在。 回答 1.ファイバー(繊維)クラック制御の仕組みと働き コンクリートに発生する収縮にたいして、繊維(鋼繊維)がつなぎの役目をして、クラックの発生を抑える理屈ですね。鉄筋の役目を細かく分散して働いている、縁の下の力持ちであるわけです。(昔、壁土のなかににいれた藁、竹もその役目ですね、土壁) 従って、これが無いものと、あるものではおのずから、ひび割れの出方が違ってきますね。 2.ファイバーコンクリート (繊維補強コンクリート) コンクリートに混入する繊維は鋼繊維やポリプロピレン繊維など鋼繊維補強コンクリートは、短い鋼繊維をコンクリート中に投入、分散させて引張強度、曲げ強度、靭性、ひび割れ抵抗性等の改善を図ったコンクリートです。ポリプロピレン繊維等を使用し、収縮クラックの減少や剥離防止対策用などにも使用されます。 繊維の投入は通常ミキサー車で行い、投入量は繊維の種類や施工内容で異なります。 3.各種のメーカー土木建築材料メーカー、鋼メーカーから販売され、数多く利用されています。 生コン工場で繊維を投入して、練るもの、現場でミキサー車に投入する方法などがありますね。 生コン購入の場合は、各、生コン販売会社、建材店、生コン製造プラント(メーカー)で配合設計(実績を利用)をしてくれますね。 4.有効性について コンクリートのひび割れは、各種の原因で発生します。従って、ファイバーを使用したからといってひび割れがなくなるわけではないですね。(従来と同じ工法+ファイバーでは、発生が少なくなりますね) 5.ひび割れの原因は、鉄筋の配置と量(鉄筋の主鉄筋量、配力鉄筋量、腹鉄筋、ひび割制御鉄筋量)、コンクリートの配合設計(セメントの種類、膨張セメント、セメンと量、水セメント比、スランプ、砂、混和材、暑中コン、冬季、他)、施工方法計画(手順、方法、湿潤化、鉄筋固定、かむり、バイブレーション、充填、均し、区画割、目地間隔、型枠、掃除孔)養生方法と期間(天候、温度、湿潤養生、被膜養生、養生期間、乾燥抑制、冬季凍結養生、型枠解体時期)等によって、最小にすることが可能です。 6.現在では、これらの事柄を机上で計画し(耐久性の確保、50年、100年など)、トライアル(三次元解析)しながら最小のひび割れとなるように最終計画を行い、試験によってそれを確かめ、現場打設、ひびわれ調査(1年間)、その結果を再度計画に反映させ、よりひび割れの発生抑制に努めているわけです。 但し、問題は高耐久性(50年、100年)の要求について無い場合は、ひびについては同居せざるを得ないコンクリートの宿命ですね。一般的には0.2mm~0.15mm以下のクラックについては、同居させているわけです。 6.車庫の舗装、たたきなどでクラックの発生を抑制するのであれば、先ず1.5m各毎に目地を入れることですね。壁などの長さがある構造のものでは、通常5mとか10mで目地が設計されています。但し、必ず1.5mくらいでクラックが入っていますね。構造上は問題は無いにしても美観的には問題であり、検査のため補修を行いますね。(但し30年保証できるものではないわけですね)次に、打設前の適正なかむりの鉄筋配置、散水、クラック防止のメッシュ筋、バイブレーター、最低3回仕上げ、ノロの押し込み仕上げ、刷毛引き、確実な湿潤養生(1週間、マット被膜)、目地、型枠養生)を行えば先ず、クラックは目地のところで発生、吸収されますね。今回繊維を入れてみたものと比較されてはどうでしょうか。多分そんなに違いは出ないと思います。 7.検索サイトは、鋼繊維コンクリート、ファイバーコンクリート、セメント会社、コンクリート会社 土木学会書籍、建築学会書籍、コンクリート工学会等で見てください。一例は以下です。 archimap.ne.jp/kenzai/data/161202.htm

noname#120219
質問者

お礼

ありがとうございました。 これをきっかけにもっと専門的な知識を身につけようと思います。

noname#120219
質問者

補足

大変詳しい説明ありがとうございました。従来の施工法でもほぼおっしゃる通りに近い位の下準備や養生は行っておりますが、それに更にファイバーコンクリートを併用という事でしょうか?それだとコスト面では完全にNGになってしまいそうなので、例えば無筋でもノーマルのコンクリートと同等もしくはそれ以上の品質を得るという事は難しいのですか?

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