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JR西日本 中国5県乗り放題きっぷのナゾ
JR西日本 中国5県乗り放題きっぷのナゾ JR西日本で発売している中国5県乗り放題きっぷですが、中国5県内でしか 買えない,使用日前日までに購入が必要、等の制限があります。まるで中国 5県以外の人には使わせません!と言わんばかりに思えます。 このような制限が無ければ、中国5県以外からの旅行しやすくなり、利用者 が増えると思うのですが。(あまり使って欲しくないのか?) JR西日本が、このような制限を設けているのは何故なのでしょうか?
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JR西日本にはこういうキップもあったりします。 http://tickets.jr-odekake.net/shohindb/view/consumer/tokutoku/detail.html?shnId=110000338&uniquekey=12944056930 こちらも「安曇川まで行って買えるなら便利」なきっぷですが、何故か大阪近郊では売っていません。ここからは推測ですが多分「支社企画のキップなので、支社の裁量で発売できる範囲でしか売れない」という事ではないかと思います。JRになる以前の国鉄でも「管理局(JR以降では支社)」の独立性は非常に強く、本社の裁量外の所で営業努力をしている面が強かったですので。 ちなみに、例えば「支社内を走行する一般的な臨時列車」は今でも基本的に「支社内で決定し、本社へは報告のみの事後承認で済む」はずです。
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- suroeste
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鉄道会社は、福祉事業でおトクな切符を作っているわけではありません。収入を増やすために作っているのです。お安い切符を作っても、利用客が増えなければ客単価が下がり減収となり、その企画切符を作ったことは鉄道会社として失敗となります。いくら、その企画切符の利用者が増えても、無割引の切符で鉄道利用していた人が移行してきただけなら、単価が下がり失敗です。 お安い企画切符をつくってプラス効果となるのは、そのおトクな切符がなければ旅行しなかった人が、その企画切符を作ったおかげで鉄道旅行をしたとか、車や高速バス、飛行機などライバルの交通機関から、そのおトクな企画切符ができたおかげで鉄道に転移してきたとか、そんなプラス効果が大きくないとダメです。もともと正規運賃で鉄道利用していた人がお安い切符に移り単価が下がるマイナス効果に比べて、鉄道利用客誘発のプラス効果が大きい時のみ成功と言えるでしょう。失敗と判断すれば、作らないし、作ってもその企画切符は廃止されると思います。 京阪神から中国地方の各都市へ出張や用務、帰省、観光などで鉄道利用する人はもともとけっこういて、正規運賃料金で鉄道利用してくれていると思います。ところが、中国地方各地間の移動はマイカーや業務用自動車が中心で、鉄道利用はあまりないと思います。さらに、広島や岡山などから中国地方各都市へは高速バス網も発達していて、高速バスにもお客さんを取られていると思います。 このような状況でありますから、中国地方各地間は単に高速バスと同じく区間の運賃を下げた企画切符で競争するより、中国地方を網の目のようにある鉄道を利用しての載り放題のおトクな切符で競争し、プラスの効果を最大限出そうとしているのだと思います。ところが、京阪神発を設定すると、プラス効果もあるでしょうが、それよりもともと鉄道を正規運賃料金で利用する予定の人が移行してマイナスの効果が大きいためこういうふうにしているのだと思います。 それと、前日までに購入と言うのは、中国地方以外からの利用をしにくくする意味と、中国地方においてもこのような企画切符は主な駅や中国地方の主な旅行会社での発売のため、小さな委託駅や無人駅、車内等では購入したいと言っても買えないトラブルや不公平感を和らげるためにも、この企画切符利用者は事前に大きな駅へ買いに来てくださいといった意味もあると思います。 さらに、いろいろ企画切符が増えると駅員や車掌などにも、新しい企画切符の勉強をさせないといけませんが、忙しい京阪神の駅などでは、JR他社の企画切符などいろいろな商品が設定されていて大変なため、これ以上儲からない商品を増やして混乱したくないといった気持ちもあると思います。中国地方の支社内なら鉄道利用が低調で何とかしなければといった気持ちが強く、企画商品設定やその周知・教育にも積極的に取り組む雰囲気があるのかもしれません。 特に京阪神の駅では、JR西日本の窓口とJR東海の窓口などがあり、JR東海の窓口では何も知らないといったことになり、トラブルも多いので、できたら京阪神では設定したくないといった意味もあると思います。
お礼
御回答、有難うございました。
- kuma-gorou
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冷静に考えると、2日間有効の特急料金別途では、県外からだと乗り鉄マニアでも無い限りそれほどお得でもなさそうですね。 例えば、大阪⇒厚狭⇒長門市(山陰・伯備)岡山⇒大阪と回れば、正規運賃で14,910円のところ、中国5県乗り放題きっぷだと、三石までの往復2,900円を加算して7,900円。 実際には、新幹線・在来特急料金を利用しても、観光に費やす時間は余りありません。 矢張り、2日間に限定されると、関西から利用できるのは、精々出雲市辺りが最遠ではないでしょうか? ならば、使い方次第では、周遊きっぷの山陰ゾーンの方が使い勝手が良い場合もあります。 ですから、県外の主要駅で販売されても、一部のマニア以外の人には、魅力ある企画きっぷとは思えません。
補足
GWに実際に、大阪(新幹線)岡山(やくも)境港+鬼太郎列車(おき)津和野(SLやまぐち号(新幹線)大阪のルートで使いました。 確かにゆっくり観光、という時間は少なかったですが、おもしろい旅でした。 乗車券の追加は、大阪⇔三石だけで済みましたし。 上記ルートを”マニア”と言われるならば論外ですが、使い方は工夫次第ですので、魅力が無いと言い切るのはどうかと思います。 中国5県以外でも買えればもっと利用する人が増えるのでは?と思っての質問ですので、その点に関しての回答をお願いします。
お礼
> 支社企画のキップなので、支社の裁量で発売できる範囲でしか売れない 推測とのことですが、すぐに納得してしまいました。アドバイス有難うございました。