現在現役の看護師です。
先ず、怪我と言ってもいろいろあるので一概には言えませんが、擦り傷や引っ掻き傷に代表される様な怪我は、消毒の必要は全くありません。
怪我をした場合、
1:出血があれば清潔なタオルや布でしかり圧迫(縛るのではない)して出血を止める。
2:止血できたら水道水で傷口をしっかり洗い、砂や埃などの混入物を取り除く。
3:充分傷口が奇麗になったらサランラップなどで保護し、病院に行く。これで完全です。
現在医療の現場で、されている消毒方法は、デブリードマンと言う方法で、怪我の消毒はもっぱら大量の清潔な水(生理食塩液など)で洗っています。
より清潔な皮膚のスペースを確保しなくてはならない場合を除いて、消毒液は使用していません。
理由は以下のとうりです。
消毒の目的は病原菌などの微生物を薬剤で殺し、微生物が繁殖して毒素を出す事によって生ずる害を抑止する事です。
一方では怪我をした人間の皮膚の細胞も、微生物と同じ様に生物ですので、怪我などの理由で剥き出しになった皮膚の細胞である生き物が、消毒によって死んでしまい、細胞再生の妨げになり怪我の治りが遅れる事による弊害が大きい、からです。
細かくその機序を言うと一冊の本になってしまいますのでこのくらいにします。
ただ、出血が止まらない様な怪我や、拍動性(ピューピューと噴く様な)の出血は、洗うより先に奇麗な布で圧迫止血をし、心臓より高い位置に怪我の部位を保って病院に駆けつける事が大事です。
質問3の「消毒液を使うと傷口が痛むのは何故」ですが、消毒液は人間の体液より濃度が濃く浸透圧が高いので、神経を刺激して痛むのです。勿論、生きている素晴しい証拠でもあります。
お礼
詳しい説明ありがとうございます^^*納得がいきました! この回答を参考にしたいと思います><