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ある国家の一部が平和的に独立した例をご存じありませんか。

ある国家の一部が平和的に独立した例をご存じありませんか。 理不尽な不利益を一部の地域にばかり押しつけ続けた場合の最後の手段として、「その国家から独立する」があると思うのですが、多くは戦争をしてしまっています。 もっとも、日本は防衛力の自衛隊しかないので、攻撃的な武力鎮圧はできないでしょうが…。

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回答No.5

 イタリアが抱える内国・サンマリノは平穏に独立を成し遂げた事例。 個人的に独立時に国内・周辺国に紛争が伴わない独立事例としては、リヒテンシュタイン・ブルネイ・ポリネシア諸国などをあげられる。  その数は意外に多く30を越えるが、いわゆるミニ国家で知名度が低い国々(特に太平洋の環礁国家)  なお、”民族自決”の政治原則から、分離独立の正当化が可能とも言われるが、国際法的にはグレーである。  独立を領邦国家の一地域としての地位を得る、の意味ならば、欧州諸国には数多くの独立事例がある。(詳細は、『分離独立』を参照されるのが適切だろう)   これらは、ある自治体に編入されていたが、民族・習俗の違いから、分離独立を為したと看做され、独立と評されるのが通例である。  もっとも一般的に日本国民にとっては、独立とは国家のことであるから、ここでは、独立を精査しない。  さて、現代社会において、自国の一地域が分離独立を要請すると、国際政治的なパワーバランスで判定されることが多い。  簡単にいえば、分離独立した方が自国の利益になれば、その分離独立を支持(国家承認)することになるが、国家の構成要件(モンテビデオ条約)に準拠する基準から簡単な問題ではない。  なお、自国の一地域の独立蜂起に対して、国内事由として治安維持を目的として、独立派を取り締まることが出来るが、独立派(独立を主張する側が形成した政府)が承認されれば、治安維持的行為は、交戦と看做され、国際政治的には戦争状態と看做される恐れがある。 (もっとも、自国の立場で押し切るパワーがあれば問題ないが) 長々となったが、独立に伴う戦争(内紛)は国家樹立の試金石であって、実は必要条件とも言える。 国家として軍隊ではなく、治安維持能力もない国家が乱立することは、周辺国にとっても不幸であるから、治安維持能力を図る意味でも、武力紛争によって独立国の警察力を試す意味が、独立戦争にあるかもしれない。  もっとも、平和主義である私にとっては、合意形成でノンビリ独立を為すか?領邦国家化し、国内において緩やかな地方分権によって独立性を維持するなどを考えてほしい。  EU社会が、相対的に安定的なのは、領邦国家として国家運営され、国家として分離独立するのではなく、領邦国家としてソフトランディングしやすかった背景があることも、現代史学の見地としても有力になりつつある。

gesui3
質問者

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学術的、専門的なご回答をありがとうございます。 沖縄は、ミクロネシアなどの島嶼国家と同じく南太平洋に浮かぶ 小さな島であることを考えれば、30ほどのミニ国家の列に加われば 苦難から解放されるようにも思われます。 但し一つだけが領邦国家になることや、民族独立運動の息吹の中 でもないのに分離独立することは、固有の困難が伴うと思われます。 軍隊はあくまで権力(政府)を守るためのものであって、 国民の平安や治安を維持する警察力とはまた違うように思えます。 ただし、日本にとっては領海確保のために手放せないなら、 中国や韓国にとっても、沖縄は仲良くしたい島かも知れません。 中国海軍が太平洋へ出るときには大きく関係する場所ですから。 いっそ、中国・韓国との領邦国家になるぞという脅しを沖縄は日本政府 にかけるべきかも知れません。一種の二股駆け引き外交です。 それをしない限り日本本土に踏みつけられ続けるでしょう・・・。

その他の回答 (6)

noname#252164
noname#252164
回答No.7

追い出された結果独立したシンガポールがありますね。 経緯についてはこちらに http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/malaya.html

gesui3
質問者

お礼

経緯を教えていただき、ありがとうございました。 ややこしいですが、要は国家内の民族比率確保のためのように読めました。 これも日本の場合はあり得ないように思えます。 しかし、財政、宗教、人種、両属解消、いろいろな理由で分離独立が可能だと 分かってきました。

  • char2nd
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回答No.6

 #1です。大事なところを忘れてました。  バチカン市国 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%B3#.E6.AD.B4.E5.8F.B2  あと国家といえるかどうかは別として、バチカンつながりでこういうところもあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E5%9B%A3

gesui3
質問者

お礼

宗教がらみの独立ですね。沖縄の場合はありえるかどうか。 しかし、いろんな理由で分離独立している例はあることが分かりました。 どうも、ありがとうございました。

回答No.4

身近な例を度忘れしてました。マレーシアから独立したシンガポールです。 事実上追放に近い形で独立「させられた」という珍しい例ですね。

gesui3
質問者

お礼

調べると1956が独立年とあります。案外と近年ですね、近いだけではなく。 原因は何だったか知りませんが、本国から嫌われると?独立できるという セオリーの一つを学びました。沖縄はどうやったら本土から嫌われるやら…

回答No.3

アラブ連合からシリアが独立(離脱)した例がありますね。 かの国はエジプト主導でシリア側は大いに不満だったようです。

gesui3
質問者

お礼

これも独立した側が不満だった例です。平和的な分離は、本国に嫌われることだと分かりました。 軍事基地を継続するから、国税の半分は沖縄に払え、などと無理難題を言うとかすると嫌って もらえますかね。

noname#139664
noname#139664
回答No.2

スロバキア

gesui3
質問者

お礼

ありがとうございました。チェコ・スロバキアと一緒くたに覚えていましたが、別々の民族でしたか。

  • char2nd
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回答No.1

 平和的だったかどうかは判りませんが、アンドラという国があります。もともとはスペインの伯爵の領地でしたが、フランスの貴族とスペインの司教とに相続権が二重売買されたため、双方の話し合いにより共同統治という形になり、その後正式に独立国家として承認された、という歴史があります。  国連加盟国の中では、バチカンに次いで小さな国です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9

gesui3
質問者

お礼

二股をかけるという手がありましたか。 昔、琉球王国は、日本と中国に両属していた由。 その後、薩摩藩に征服され、維新後は琉球藩、沖縄県、 戦後は米国統治?を経て、日本へ再び復帰。 いっそ、これを機会に15世紀に戻って、ニュートラルに なればいいかも知れません。 毎日、ニュースを見ていて、気の毒でなりません。 軍事基地は東京へ! 「原発を東京に」論と同じです。