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中学受験の必要性について教えてください。
- 中学受験の必要性について疑問を抱いています。
- 家計的な厳しさや公立中学の安全性などが懸念材料です。
- 妻との意見の食い違いもあり、客観的なご意見を求めています。
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僕は中学受験組、兄弟は公立組です。 (よくサンデー毎日とかに載ってる有名校です。親戚も全て有名私立・公立でした。) 両者共に良さ悪さを感じました。 結論から言うと難しい所です。個人的にはいま僕が親として子どもを持つなら 中学受験はさせます。なぜならこの時期は「ゴールデンエイジ」であり、 圧倒的に勉強もスポーツも何でも伸びるからです。 高学年ならふつうの子でも30分で文章題を含め4,50問を解きます。 それで上位は8,9割を解きます。 僕も同級生が30分かけて解く学校のテストを1,2分で解いていました。もちろん満点ばかりです。 「自分が速い」とは思えず、同級生が信じられないくらい遅いと感じて不思議に思ったものです。 つまり1日200-500問を解き、それを毎日何年間もやるのです。 大人でさえも出来ない、まさに機械です。 この時期につく「貯金」は公立へ進む子と比べると圧倒的なものになります。 それを考えると、中学受験はした方がいいかな、と感じてしまうからです。 (有名公立高校から有名大に進む人はいる。でもその人は努力家や賢い人が多いと思う。 有名中学に入る人の中には、才能の無い人を機械化させてしまってシステマチックに作ってしまう ケースがかなりあると思う。つまり賢くなくても有名中、高、大に入れる。そして日本では それがその人の評価になってしまう側面が未だにある、と言うことです) 但しやる以上は勝つつもりでやる「参加することに意義がある」なんて思ってると お金も時間もムダになり、挫折感しか残りません。 中学受験は明らかな競争です。ヒエラルギーは偏差値、そして合格校であり、 塾の教師も子どもをそのように扱います。子供同士の評価も成績に基づきます。 中位以下の子どもには挫折感、劣等感しか残りません。 10-14歳前後では個人差も大きいし、体や精神が小さい子に不利な戦いをさせるのは本当に 可哀想だと思います。向いてないと思えば戦わないべきです。 親の世間体で子どもの精神性を破壊しかねません。 やる前から結果は分かりませんが、勝つつもりでやらないと勝つことは絶対にあり得ません。 周囲に流されて小5,6ぐらいで参戦する親子がいますが、悲惨な結果になりますから そういうミーハー心では薦めませんね。 そして私立でも下位はレベルが低いという事実も見逃されがちです。どこもかしこも開成や灘ではないのです。むしろ中堅以下は東大も京大も殆ど行かしていない。「スポーツも駄目、勉強も駄目、学費は高いだけの私立」にわざわざ行かせるのは馬鹿馬鹿しいと思います。 また麻布であれ、灘であれ200名中150名ぐらいは東大京大医学部に行く。すごいなあ、エリートだなあ・・・とマクロではなりますよね。でも50名はそこに行けてないわけです。勉強ばかりやっててその目標に進めないのが50名もいる、と言うことになる。 当たり前ですが、イジメもあるわけで、合わなくて中退をする子もいるわけです。全体からすれば一部ですし、でも一部(例えばその子の親)からすると物凄く重要な問題なわけですよね。 あるいは漁師になりたいとか芸術家になりたいなんて1個人の意見はなかなか通りません。 ともかく親目線は捨てた方がいいと思います。小学生にとって親の期待に応えることは楽しいことです。また運動会と同様、競争することも大好きです。 ですから(特に上位層にとっては)受験はけっこう楽しいものです。その辺も親には無視されがちですね。 そして公立の教師や校風も10人10色であり、かなり地域では進学が強くて有名なところも多いです。 例えば日比谷は30名以上東大に入れてますし(そして日比谷の学区の公立中は進学に強い) 愛知県では何十名も東大や医学部に行かせる公立高校が幾つもあります。その辺が無視され 「私立VS公立」でざっくり語られすぎてると思います。 ともかくやるとすれば親も子どもも、最大限のお金、エネルギーを賭ける「覚悟」をすること。 それが最低条件ですね。それを満たせばある程度は勝負で計算できると思うし、やってみて中位以下に 甘んじてるのならさっさと逃げ出すのが手ですね。
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まず、奥様との妥協点として、お嬢様を進学塾へ行かせてみるということでいかがでしょうか。 受験は6年生ですから、その間に情報をたくさん集めてみましょう。残念ながらお嬢様の力が、行かせたい中学校レベルに合わなければ、いさぎよくあきらめるということで、奥様と話し合い合意形成をしておくという事です。 有名人(親)の中にも、日頃の教育面での言動から「この人は公立だろう」と思われるのに私立中学へというケースを耳にします。また公立中学校( 公立高校 )の先生の子どもが私立中学を受験するという話は、あちらこちらで( 噂としてですが )聞きます。まあ、私立中学を受験するだけの学力があるからでしょうけれど。 公立中学の良いところは、学力レベルも生活レベルも様々な子どもが集まっている事でしょう。 なお、東京都の場合は、公立中高一貫校ができつつあります。直近の入試でおおよそ、どの一貫校も7倍の倍率でした。一貫校の良さは高校入試がないことで、その分気持ち的に余裕ができることです。他方で勉強面で間延びすることでしょうか。 このサイトでも、東京の公立一貫校を考えている近県の方のご質問がありました。 東京都の公立中高一貫校の大学進学実績は、まだ出ていません。できたばかりといって良いからです。従って、お嬢様を進学塾に通わせつつ、こうした情報を入手していくのが現実的でしょう。 それと、最近の大学は、AO入試、推薦入試で入学する学生が増えています。全国私立大学では約半数の学生がAOか推薦で入学です(2007年度)。国公立を含めても約40%がそうなっています。高校の勉強の成績で受験できる( ペーパーテスト不要 )AOや推薦入試もありますので、一般入試だけを受験させることで進路を決める必要もないのではないでしょうか。 AO入試や推薦入試での大学生の学力低下という問題もありますが、それは別の話です。
お礼
アドバイス頂きありがとうございます。 ご指摘のとおり進学塾に通わせて様子をみることにしました。 その後どうするかは娘の成績とやる気次第ですね。 公立中高一貫校も確かに魅力的な選択肢の一つですね。
- asebi-0806
- ベストアンサー率39% (1265/3233)
奥様の気持ちもわかりますし、あなた様のお気持ちもわかります。 まず東京という土地柄は中学受験が当たり前という観念が根付いています。 まわりのお子さん達は小学3~4年にもなれば中学受験のために塾に通い出す子が相当数いる事でしょう。 なぜならまず私立の学校の数が地方の比ではないくらい多数ありますね。 レベルも様々、校風も様々。成績の良い悪いに関わらず私立志向です。 それだけ私立へ行く子が多いなかで公立に行く子はどんな子なのか? 言わずと知れた、それは家庭の収入の差と乱暴ながら言えます。 つまり私立へ行くという選択肢のない家庭の子は公立へ行きますね。不況から今年はそういう家庭も増えていますが。 母子家庭などもそうした中に入ってくるでしょう。 残念ながら親の収入額と子供の学力は比例するという現実的なデータが出ています。 何が言いたいかと言うとつまり、成績に関わらず私立へ行く子の親は教育熱心、公立の場合はそうではないケースも多数あるということ。 親が生活に精一杯で、十分に子供に目を配れないという現実があります。 もちろん公立の子が全部そうとは言いませんが、十分に親に目をかけてもらえない子の確立は高いと言えるわけです。 従って荒れている学校も多いという結果に。 子供を少しでも良い学習環境に置きたい、と親なら誰でも思う。となれば私立を選択する気持ちは自然なのです。 ここまでは奥様の気持ちに同意できる理由です。 もちろん他にも高校受験をしなくて良いメリットや中高一貫の効率良く学習できるカリキュラムのメリットなども承知していますが、とりあえずそこは置いておき、です。 <受験勉強を頑張ってみて、桜蔭・豊島等の実績校であれば行かせる価値があるが、進学実績の劣る学校であれば公立で充分 この考えには私も同意できるものがあります。というかそれが理想です。 ですが、実はこれは理想であり現実的な考えではないのです。 中学受験のために塾に通い出したら、もう私立一直線というレールに乗ります。 親子して何年も頑張って、苦労して、それで第一志望に入れなかったからと言って今さら公立になど行けないというレールです。 うまく塾の戦略に乗せられるだけじゃないか、という見方もあるかも知れませんね。 でも何よりそうして頑張ったお子さんの気持ちが済まなくなるのです。 母親はもっとでしょうね。 さほどに中学受験は親子がしっかりタッグを組まなければ乗り越えられない道です。 <地方の公立中学であれば、それほど問題ないレベルなのでしょうか?(少なくとも私の学生時代は何ら問題ありませんでした)。 これについては、地方とひとくくりにはできない問題でどこの地域かという事が大きくなります。 しかし言えることはお父様の時代とはずいぶん事情が変わっているのは間違いないです。 私はおそらくあなた様よりも上の年代になりますのでおっしゃる事はよくわかります。 過酷な中学受験で幼いわが子にいばらの道を歩ませたくないというのもどの親とて持っている親心だろうと思います。 のどかな農村や漁村ということでもなければ、地方都市でもある程度は中学受験の波は押し寄せています。 ただ数の問題で都内よりは私立志向の家庭は少ないでしょう。 のびやかにお子さんを育てたいなら地方へ行くのも一つの方法だと思います。 しかし地方の公立中学、公立高校を出て、その先はどうお考えになりますか? ご自分のようにできれば東京の大学へ、という思いはあるのではないでしょうか? その場合は過酷な中学受験を闘ってきた子と張り合うことになりますね。その子達よりも不利な条件でです。 地方の国立大へと考える場合なら、それに見合うレベルの公立高校もあることでしょう。 しかし中高一貫で効率良く受験勉強してきた子に比べると相当努力の強いられる道です。 一浪くらい覚悟できるなら、それも良しといったところでしょうか。 実際問題、良い大学へ入れたいという希望が絶対なら、奥様の考えを変えさせるだけの説得材料はないというのが現実だと思います。 良い大学へ入るだけが人生じゃないのももちろんですよね。それを奥様に納得させられるかというところが視点じゃないでしょうか。 つまりはお子さんの人生や学校生活をどう考えるかです。 ちなみに私は東京近郊住まいの者で、都内ほどではないにしても中学受験の波のなかにあり、そのなかで娘は公立中学、高校という選択をしました。 娘には良い大学に入ってもらう事でなく、やりたい事ができる大学に入る事を目標としています。 高校2年の現在、はっきりと目標は定まり充実した学校生活を送っている娘です。 公立中学には確かに不満はあります。けれど娘には最も適している道を歩ませたつもりです。 長文失礼しました。ほんのご参考まで。
お礼
回答ありがとうございます。 <親子して何年も頑張って、苦労して、それで第一志望に入れなかったからと言って今さら公立になど行けないというレールです。・・何よりそうして頑張ったお子さんの気持ちが済まなくなるのです。> 娘の気持ちが一番大事になりますので、娘に強く望まれれば、断ることはできなそうですね。 ありがとうございました。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
むずかしいといえば、むずかしいところですよねえ。結局、そういう人が多いから、公立中のレベルがどんどん下がるのです。ただ、東京の小中を卒業し、今は横浜で子育てを終えつつある身として申しますと、公立中で評判の悪くないところを私は知りません。にもかかわらず、いざ入学させてみると、公立中は決して悪くありません。むしり、かなり良かったりします。 もちろん学校にもよります。また、公立は職員の定期的な移動があるうえに私立ほど伝統を重んじないので、世代によっても変わります。で、そこなんですよね。今、評判の悪い公立中も3年後には評判が良くなるかもしれないし、逆に今が良くても3年後には悪くなるかもしれない。 いずれにしても、今、お嬢さんと同学年の人たちが、同じ時期に中学に通うことになるわけです。ということは、論理的に言えば、学区内を見渡してみて、付き合いたくないご家庭が多ければ、遠方の私立に進学し、付き合いたいご家庭が公立中に進学したいと言っているのなら、一緒に進学させると良い、ということにはなります。 とはいえ、結局は多くの人(とりわけ女の子のいるご家庭)が、「地域の公立中は評判が良くないから、みんなでお受験をしましょうね」という流れになって、足並みをそろえちゃうんですよねえ。しかも皆さん、「進学実績」しか目に入らないでしょ。私立って本来、進学実績以外のところが魅力なのに。それで、まあ、私立もどんどん変になっていきますよねえ。 結局、教育って「良い悪い」ではなく「相性」だと思うんです。したがって、実際に志望校を見学し、子供自身がどうしても行きたいと言えば、お金の続く限り、希望をかなえてやってもいいのではないだろうかというのが私の意見です。でも、そういうわけでもないのに、意地になって私立を希望するのって、どうなのかなあ、と思っています。 ちなみに私自身は私立の中学に進学しましたが、思いのほか校風が自分に合っていて良かったと思っています。一方で、もう高校を卒業した息子には、情報として「中学受験という選択肢もある」と伝えたのですが、その気は断じてないと申しましたので、公立中に進学させたところ、未だに人生で一番良かった経験だと言っています。実際、先生方の面倒見も非常に良かったですし、地域の学校には家庭訪問があるので、トラブルにも丁寧に対処していただけました。息子が入学する5年ほど前には、3年生の校舎に南京錠をかけるほど荒れていたそうですが、息子の代の時には、数人の不良を先生方が丁寧にみていたという感じでしたし、生徒たちもお互いをフォローしていました。余談ですが、有名私立にも、崩壊、いじめ、不登校、落ちこぼれはいくらでもありますよ。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 相性となると、入学してみないことにはわからない部分が多くやはり判断が難しいのですね。 なお、娘の周りの同級生の家庭ではご指摘のとおり受験する子が多いようです。
お礼
実体験に基づく貴重な意見を頂きありがとうございました。 小学生はのびのびとさせ、勉強は中学からでも充分間に合うという思いがありましたが、 「ゴールデンエイジ」であるということであれば、必要性は十分ありそうですね。 とりあえず進学塾に通わせ、娘の成績とやる気を見ながら検討していきたいと思います。 ありがとうございました。