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TVのドラマと映画の違いについて質問です。
TVのドラマと映画の違いについて質問です。 TVのドラマは、陳腐みたいな扱いがあるように思うのですが、映画は見ると教養になる。とか、頭のいい人は、映画に詳しく、頭の悪い人はドラマばかり。とか、映画俳優は格が上といわれてるイメージなのですが、私は、映画とドラマの違いがわかりません。 ドラマのほうが、連続だし台詞覚えも大変そうだし、長編なのに、 映画は2時間だけだから、あっという間にストーリーも簡単。と思うのですが。 テーマもどちらももっていて、作られてるし、 ドラマが軽く扱われ、映画が格上の理由を教えてください。
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映画が格上に思われるのは、見るにはお金が掛かる(映画館やDVDのレンタルなど)、TVドラマはタダ、といったところに理由があるように思います。 また映画の方が時間を掛けて作っている、テレビは放送に間に合わせなくてはいけないので、そんなに時間を掛けられない、と一般的に思われている、ということもあるんじゃないでしょうか? ドラマでも映画を凌駕するような作品もありますし、映画でもどうしようもない作品もあります。 それでも一般的に映画が上に見られるのは、映画が”第七芸術”と呼ばれた歴史にあります。 映画は誕生して10年くらいの間は、知識層からはただの見せ物として蔑まれていました。 それがいろんな監督たちの挑戦により、映画ならではの表現方法、”映画言語”を持ち、映画は時間芸術(音楽、詩、舞踊)と空間芸術(建築、彫刻、絵)のどれでもない、映画ならではの芸術性を得たことで、”第七芸術”として認知されるようになりました。 これに対してテレビドラマは試聴対象が子供からお年寄りまで幅広いため、多くの人に分かり易い作品にしなくてはならず、独自の表現方法を使うことはなかなか出来ません。 映画ではもっとも駄目な方法とされる、テーマや感情を登場人物がセリフでしゃべってしまう、というのもより分かり易くするためのTVならではの技法だったりします。 TV初期の和田勉監督のドラマなんかだと、独特の表現に挑戦したものもありましたし、実相寺昭雄監督のウルトラマンシリーズにはどう見ても子供にはよくわからない表現方法があったりして、いまじゃあそれが返って語りぐさだったりしてますけど。 また昨今の映画界で独自の表現にこだわっている監督は数えるほどしかいません。挙げてみるとソクーロフ、ジャジャンクー、クストリッツァ、マンチェフスキーくらい?? こういった背景があることで、映画の方が格上として通っているのだと思います。 ただmikan7778さんが書かれているようにテレビには長編だからこそ描けるものもありますし、逆に長編だから、無駄も多い、ところもあります。 多くの作品はワンクールの12話ですが、10話完結の方がより濃密に出来るものを2話延ばしている作品もあります。また逆で最近の「不毛地帯」のように打ち切りで、話数を強引に縮めたものもあります。 ボク自身、7話完結というドラマをやったことがありますが、1時間X7話で、長さはこの作品にとってはベストだったように思います。 業界裏話じゃありませんが、福山雅治さんが何かのドラマで”ここでこんなセリフを言うのはおかしいんじゃないか。どう考えでも不自然だ”と揉めたことがあるそうですが、演出家か”ここでこのセリフがないと、次のシーンに移れないから、このセリフがある”と納得させたそうです。 これはキャラクターの性格を無視してでも、脚本上の展開重視=CM時など途中でチャンネルを変えられたくない、という理由があるからですが、TVの場合、キャラクターやストーリーの展開の重要性よりも、視聴者に途中でチャンネルを変えさせない、または次回も見てくれる、という要素の方が優位にあるためで、このあたりの諸事情も、映画よりも下、と思われる要因になっています。 まあ映画でもあまりに都合のいい展開をする作品もありますけど。 大ざっぱにまとめると、 映画の方が作品を作るにあたって扱うテーマや表現方法、掛ける時間や予算など、比較的自由に出来る。 それに対してTVはスポンサーの絡みや試聴対象などいろんな要素を考慮して、あまり自由がきかない。視聴率が優先されるので、不自然な作り込みやストーリーの流れも仕方がない。 こんな感じじゃないかと思います。
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- ucok
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テレビドラマにはノルマがあるのです。テレビ局は常に特定な曜日の特定な時間帯にドラマを放送しないといけません。そのためには、流行のドラマ脚本家をつかまえて、どんどん書かせますし、そのときどきで売れている俳優を使ってじゃんじゃん演じさせ、毎週放送するものなら、毎週、収録しますし、当然、それに要する時間も限られてきます。その代わり、ドラマは作ったら必ずといっていいほど放送されます。したがって、いいかげんな作りのものがいくつもできて当たり前なのです。つまり秀作と駄作の差が激しいのです。 その点、映画の場合は、「この時期に放映できるように必ず間に合わせてね」という作り方をあまりしません。いろんなところでいろんな人が勝手に映画を撮っていて、その中で優秀なものだけが放映してもらえるのです。つまり、世の中には、作ったけれども一度も放映されない映画が無数にあるのです。したがって、私たち一般人の目に触れる映画は、たいてい一定水準以上のものです。 もうひとつには、映画の場合はレイティングがあります。いわゆるR指定などですね。何歳以上は観ちゃダメよとか、何歳以下は親と行ったほういいよ、という指示です。テレビの場合は、お茶の間でいつなんどき、お子ちゃまがスイッチを入れるかわからないので、誰が観てもいいように無難なものを作ります。反面、映画は芸術のためなら刺激が強いものも平気で盛り込めます。その代わりに、お子ちゃまを閉めだすのです。 というわけで、「ドラマよりも映画のほうが必ずいい」というのではなく、「ドラマだとタメにならないものも多いが、映画だとタメになるものである確率が高いし、大人向けのものを観れば読解力も磨かれるよ」ということです。さらには冒頭で述べた理由により、映画も、テレビ用に編集されたものではなく、劇場で観たほうがいいわけです。一方で、ドラマ界にも、例えば山田太一や倉本聰のように、「教養になる」とか「格が上」とされている人たちもいますし、映画とドラマ両方でもてはやされている俳優も少なくありません。 ただ、これも変わりつつあります。近年では映画産業も“売らんかな”になってきて、売るためなら中身は陳腐でもいい、というような傾向になりつつあるので、必ずしも映画のほうが「上」だとは言いきれません。 なお、セリフ覚えを評価される俳優もいますが、一般視聴者から見ると、それは舞台裏の話であって、たいていは目に見える演技力が評価の対象になります。それから、短時間だから簡単だとは限りません。例えば俳句を思い出してみてください。限られた枠内で伝えたいことを伝えるのは、結構、難しいのですよ。それで最近は映画のDVDなどに「カットされたシーン」がオマケについてくるのです。ついでに言うと、ドラマはドラマで、CMや放送枠などに合わせるべく秒単位で時間を調節しないといけないので、それはそれで大変ですよね。ただ、その分、制約にもなるので、自由に表現できないという面もあります。
- kinaga
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それは、費用面やもしれません。。 億で作られるでしょう。映画は。 最近は、ドラマもそういうのがあり ますが・・・ それと、脚本の良さも関係してくる と思いますし、、でも一慨に言えま せんよね!ドラマでも秀逸だなあ~ というのがあると思うし。。 でも、映画が格上と思う人は、映画 の良さを知っている人だと思います。 連続ドラマは、連続ドラマの良さが あると思うし・・・好き好きだと思います。 私はそんな風に、比べたりは出来ない かなあと思います。映画は映画で、 面白くないのもありますし・・・ でも、専門家に一回聞いてみたいですよね。 どういう答えが返ってくるだろう・・・
- kakibesuto
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分かりやすい違いは、映画は細かな所まで描かれていて、一つのシーンを時間を掛けて見せている。 ドラマの撮影は大体が1クール(3ヶ月)で映画は1,2年が普通です。制作費も桁違いなのはご存知でしょう。 大掛かりなセットでNG連発ってな訳にもいかないですからね。 俳優も選ばれるでしょうよ。