たいていの母親は、「上の子には言えないけれど、下は可愛い。」といいますよ。
長兄・長女は後に続く姉妹の見本になるようにしっかりと育って欲しい思うので厳しく育てがちです。
ですから、性格的にも甘えべた、融通が利かない、仕切りたがりに育ちます。
末っ子は、これで最期と思うので甘やかしがちですし、親も子育てに慣れてきて、上の子どもを見ていて先がみえるので少々の事では叱らなくなります。
結果、甘え上手、我儘、要領がいいので叱られないなどが末っ子の特徴です。
どちらが可愛いがられるかといえば、やはり甘え上手な末っ子でしょうね。
加えて、日本は年功序列(近年崩れてきましたが)の給与制度ですので、下の子どもを育てている時は経済的に余裕があります。
上のお子さんに出来なかったから下のお子さんにと思う人もいると思いますよ。
逆に、長男を大事にするという文化もあり、長男(第一子)にはあらゆる習い頃をさせるけれども、次男、次女は、本人の意向と関係なく、習わせてもらえない、または長子のお供的に同じものを習わせられる場合もあります。
うちのご近所にも、長男(女姉妹ばかりの家は長女)に力を入れて、妹はついでみたいなお母さんは多いですよ。
また、その人がどう育ってきたかも影響すると思います。
三人姉妹の末っ子のお母さんがいるのですが、いつも自分の父親が姉しか大事にしないと愚痴を言っているのですが、自分の子どもに対しても姉を第一に考え、妹の扱いは雑で見ていて気の毒になるくらいです。
通常、妹の立場の人は「下は損だから。」「下は可哀想」と自分の立場と重ねて口にする事が多いのですが、そういうケースもあります。
兄・妹・弟という三人兄弟がいるのですが、真ん中の女の子だけを可愛がるお母さんがいました。
色々と話を聞いてみると、彼女も兄・妹・弟という三人兄弟で育ち、兄弟の中で一人だけ私立中学を受験し、エスカレーターの大学を卒業しています。
彼女の母親が、自分が果たせなかった夢を彼女に託して育てたようです。
彼女自身は、自分がされたように子どもにもしているというようでした。
話を聞いてみると色々と面白いですよ。
下の子にも我慢させるべきと決め付けないで、ご近所の方の育ってきた背景を知るとそう考えてしまうのも仕方がないのかなと妙に納得してしまいます。
お礼
ありがとうございます。