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レンズについて
望遠レンズと高倍率レンズの違いを教えて頂けませんでしょうか?。
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レンズの分類が、ごっちゃになりかかっていますね。ちょっと整理しましょう。 まず、遠くのものが大きく写る-広い範囲が写る。という分類があります。 この分類に対して、焦点距離という数字があります。レンズを見ると、○○mmと書いてあるのがそうです。 この数字が小さいほど広い範囲を写せるようになり、大きいほど遠くのものが大きく写るようになります。前者を広角レンズと呼び、後者を望遠レンズと呼びます。35mm換算値で、50mmを標準レンズ(要するに中程です。)と呼び、これより小さな焦点距離のものを広角レンズ、大きなものを望遠レンズと分類します。望遠レンズのうち、100mmくらいまでを中望遠として表現することもあります。 「35mm換算値」の意味は今は深く追求しないでください。大概レンズの焦点距離を書いてあるカタログにはこう書いてあります。 この分類は、写真の構図に直接影響しますから一番大切な分類指標です。 次に、単焦点とズームレンズという分類があります。 先ほどの焦点距離で、一つの焦点距離だけ写せるレンズが単焦点レンズです。レンズの焦点距離の表記は、「50mm」といった感じでひとつだけの数字で表示されます。 一方、焦点距離を変化させられるレンズもあります。これがズームレンズです。焦点距離の表記は、「20mm-100mm」といった具合に、広角側と望遠側の二つの数字で表示します。これは、20mmから100mmまでの任意の焦点距離で撮影できますよ。という意味です。 単純に考えれば、ズームレンズの方が高性能に見えますね。少なくとも焦点距離に関しては高機能です。でも、レンズの性能(いわゆる写り具合の良さとか、明るさとか)では実は単焦点の方が高性能です。ズーム機構をつけなくても良い分、レンズそのものの性能にこだわった作りが出来るんですね。ですから、一眼レフの世界では、単焦点のレンズはよく使われます。 さて、ズームレンズの表記の指標の一つが「倍率」です。これは、望遠側の焦点距離を広角側の焦点距離で割ったものです。先の例ですと、5倍のズームレンズとなります。カタログには、とっても大きな字で表示されることが多い数字です。特に、コンパクトカメラでは、一番目立つ大きな字で書かれている事も多いですね。その割には・・・実は、あまり意味のない数字です。 「20mm-100mm」でも5倍ですし、「10mm-50mm」でも5倍です。でも、この二つのレンズの性格は全く異なります。前者は、標準ズームと呼ばれる類ですし、後者は広角ズームと呼ばれる類のレンズです。「50mm-250mm」でも5倍ズームです。これは、望遠ズームと呼ばれる類になります。 各々、写る範囲が全く異なり、用途もまったく異なります。こんなに違う性格のレンズを、「5倍ズーム」のひとくくりにされても、使う方は困ってしまうのです。 ちなみに、この倍率が大きな数字のものを通称「高倍率レンズ」と呼びます。おおむね10倍くらいになると、カタログに「高倍率」という大きな文字が躍り始めますね。でも、先の説明通り、この数字だけ言われても、どんな用途に使えるレンズかは実は全く解りません(苦笑) まぁ、高倍率なほど、変化の幅は大きいので、高機能なの・・・かなぁ~~~?と奥歯に物が挟まったような言いぐさで締めておきます=^・・;= ちなみに、この「高倍率」を遠くのものを大きな倍率で撮影できる望遠機能と勘違いされる方が多いですが、全く意味が違うので注意してください。 レンズの指標には他にもありますが、とりあえず、ここで止めておきます。 参考にしてください。
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- M7788
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ご存知かも知れませんが,念のため「望遠レンズ」について説明をします。 焦点距離1000mm,500mmというような交換レンズを付けたカメラを見て不思議に思ったことはありませんか。レンズ前面からボディー後面までの全長は1000mm,500mmよりもずっと短くなっています。 これは取り扱いのしやすさのために,全長が短くなる「望遠タイプ」といわれるレンズ構成が採用されているためで,「望遠レンズ」とは望遠タイプのレンズ構成を採用したレンズという意味です。 広角・超広角レンズに採用されている「レトロフォーカスタイプ」は望遠タイプと正反対のレンズ構成で全長が焦点距離よりも長くなりますが,その目的はレンズ最後面とフィルム(CCD)面の間に反射ミラーの動くスペースを確保することにあります。 「望遠タイプ」,「レトロフォーカスタイプ」のレンズ構成にご興味があおりであればお調べください。 「望遠レンズ」と「長焦点レンズ」の用語の違いについてですが,「望遠レンズ」が望遠タイプのレンズ構成を採用したレンズという光学上の専門用語であるのに対し,「長焦点レンズ」は焦点距離が比較的長いレンズという趣旨の日常用語です。習慣的には大体135mmあたりが境目で,これより長いもの望遠レンズ,短いものを長焦点レンズということが多いようですが,「85mmの望遠レンズと200mmの長焦点レンズを持って撮影に行く。」と言っても光学的には何の誤りもありません。
- kuma-gorou
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厳密な規定はありませんが、 一般的に、対角画角(写る角度)が24度(35mm判では焦点距離100mm)以下のレンズを望遠レンズ。ズームレンジ比が10倍を超えるレンズを高倍率ズームレンズと言います。 望遠レンズは、画角が狭くなるので、遠くのものを大きく写せると同時に遠近感を圧縮する効果があります。 高倍率ズームは、広角から望遠まで、1本のレンズでカバーできますが、望遠側ではレンズのF値が大きく(暗く)なり、画質も劣ると言う欠点があります。
- zero11
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望遠レンズ>200mm,300mmなどの固定レンズです。 高倍率レンズ>「高倍率ズームレンズ」の略で28~400mmなどが有ります。 下記はペンタックスの14倍ズームレンズの仕様です。 http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/lens/index35_highzoom.html
- Lupinus2
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遠くのものが近くにあるように見えるのが望遠レンズ。 一つのレンズで近くから遠くまで撮れるのが高倍率レンズ。 望遠レンズは必ずしもズームレンズとは限りません。 単焦点でも望遠レンズです。 高倍率は、広角から望遠まで、寄ったり離れたりできるレンズ。