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北米への海外送金方法で、次のどれが簡単&安くあがりますでしょうか。

北米への海外送金方法で、次のどれが簡単&安くあがりますでしょうか。 下記の3つの方法のいずれかを指定されています。 ・cash ・money order(郵便為替?) ・checks 現金を送るとは、海外送金用の「現金書留」があるのでしょうか? 郵便為替は2500円ほどの手数料がかかると聞いています。 小切手は、、、縁がなくって、どういうものかも良くわかっていません。 お忙しいでしょうが、教えてください。

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  • Umada
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回答No.1

 北米とおっしゃるのはアメリカでしょうか、カナダでしょうか。また送金額が記されていませんが、どの程度の額を送るのでしょうか。最善解はそれらの条件で異なってきます。 (A) 外貨現金を送付  国内郵便の「現金書留」にあたるものとして、国際郵便では「書留」[1]「保険付」[2]の取り扱いがあります。宛先国にもよりますが現金の送付も可能です[3]。優れた解説が参考ページ[4-6]にありますのでご覧下さい。またアメリカ宛ては書留と保険付小包のみ、カナダ宛ては書留のみの取扱いです[7-9]。(アメリカ宛ての保険付書状、カナダ宛ての保険付書状と保険付小包は扱いがありません)  郵送料ですが、アメリカ宛て・カナダ宛てとも航空便の封書であれば25 gまで110円、これに書留料が410円加算されます。書留の補償額は6,000円までです[1](国内の書留と違って補償額が低い)。アメリカ宛ては保険付小包の扱いもありその場合は十分な補償が付けられますが、小包は最低料金が2,500円(アメリカ宛て、航空便)からと一気に高くなります。これに保険料として保険金額2万円までが400円、以後2万円までごとに50円が加算されます[2]。なお保険付小包の引き受けは、集配支店または郵便事業株式会社が指定する事業所に限られます。  外貨紙幣の調達時に適用されるレートですが、米ドル紙幣は公示仲値+2円80銭~3円、カナダドル紙幣は公示仲値+8円60銭です。公示仲値については回答の最後に解説を付しました。また基本的に日本では硬貨は入手できないので、端数は切り上げて相手に送ることになります。 (B) 郵便為替(住所あて送金)  Money Orderは為替のことです。日本の郵便局では「住所あて送金」[10]と呼んでいます。手数料はアメリカ宛て[11]の場合2,000円、カナダ宛て[12]は2,500円です[13]。アメリカ宛ては料金が少し安い代わりに、為替証書を自分で相手に送る必要があります。書留の書状や国際スピード郵便などを利用下さい。カナダなどその他の国は郵便局側が証書を相手に送付してくれます。なお国際送金は取扱っている郵便局が限られています。扱いのある郵便局は[14]で検索ください。  Money Orderでは外貨紙幣より有利な換算レート(対顧客電信売レート)が適用されます。米ドルは公示仲値+1円、カナダドルは公示仲値+1円60銭です。 (C) 小切手  Checkは小切手です。北米は小切手社会で、個人間の決済や公共料金の支払いなどにも小切手が広く使われています。種別や仕組みは[15]、使い方は[16]をご覧ください。いずれにしても現地の銀行に口座を持っていないと利用は事実上不可能で、今回の候補からは外れます。  以上の材料が揃えば有利不利を判断できます。 ●米ドル  (B)の郵便為替は(A)の現金送付より送金手数料(為替証書発行の手数料)の2,000円分高くつきますが、外貨調達コストは1米ドル当たり1円80銭安く上がります。単純計算では分岐点は約1,100米ドルと求められます。  現金送付では書留の書状と保険付小包の2つの方法がありますが、書留では補償上限が6,000円のため、それを超える場合は保険付小包を利用することになります。しかし保険付小包は送料と保険料で3,000円近くかかり、郵便為替の手数料(為替証書発行手数料と書留での証書送料の合計)を超えます。よって保険付小包は選択肢から除かれ、書留と郵便為替の損得のみ比較すればよいと分かります。  1通の書留で送れるのは上述のように6,000円(現在のレートで約64米ドル)までです。それを超えても何通かに分けて書留で送る手があり、3通(18,000円分)までなら郵便為替より有利です。18,000円を超えると郵便為替が安上がりになります。 ●カナダドル  考え方は米ドルと同じです。(B)の郵便為替は送金手数料が2,500円かかります(郵送料は不要)。(A)の封書料金+書留料金は520円で、(A)(B)の差は約2,000円です。外貨の調達コストは(A)が(B)より1カナダドルあたり7円高いので、単純計算では約290カナダドル(2,000÷7.00)が分岐点です。  またカナダ宛てでは保険付書状/保険付小包とも扱いがないため、紙幣を送付する場合は書留の書状で送るしかありません。その保証上限が6,000円(現在のレートで約65カナダドル)であることも述べた通りです。複数通の書留書状に分割して送る方法は米ドルと同様に応用できますが、カナダドル紙幣は米ドル紙幣より調達コストが高いため、この方法が有利になるのは2通(12,000円分)までです。それを超えたら郵便為替を利用した方が安上がりです。 【まとめ】 (1) 海外に郵便で現金を送ることは書留または保険付扱いにすれば可能です。カナダは保険付の扱いがないため書留が唯一の手段です。アメリカは保険付の扱いはありますが小包に限られます。 (2) 国際郵便の書留は補償上限が6,000円です。6,000円相当額までなら米ドル/カナダドルの紙幣を書留で送るのが安上がりです。6,000円分を超えても複数の書留書状に分割して送る方法があり、米ドルは3通(1万8千円分)まで、カナダドルは2通(1万2千円分)までは有効です。それを超えたら郵便為替(住所あて送金)を利用下さい。 参考ページ [1] http://www.post.japanpost.jp/int/service/option/registered.html [2] http://www.post.japanpost.jp/int/service/option/insurance.html [3] http://www.post.japanpost.jp/int/question/52.html [4] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa412577.html [5] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa675682.html [6] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa902932.html [7] http://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/country.php?cid=7 [8] http://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/country.php?cid=37 [9] http://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/nonmailable_articles_result.php?cid=37&nid=1310&p=0 [10] http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/kaigai/sokin/kj_tk_kg_sk_jusho.html [11] http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/kaigai/sokin/kj_tk_kg_sk_usa.html [12] http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/kaigai/sokin/kj_tk_kg_sk_canada.html [13] http://www.jp-bank.japanpost.jp/ryokin/rkn_others.html [14] http://map.japanpost.jp/pc/searchDetail.php?searchDetail1=alist2&searchDetail2=blist4&searchDetail3=clist2 [15] http://101280.net/money/invest10d.html [16] http://friends-esl.com/american-life/how-to-write-check.php 付記 両替レートが決まる仕組みと為替用語  両替レートは銀行がその日の思いつきで決めているわけではなく、数字が決まるための仕組みがちゃんと存在します。レートが決まる大元は外国為替市場における金融機関間の取引きです。外国為替市場における取引きレートを「銀行間レート」と呼んでいます。新聞やテレビが「今日の東京外国為替市場、終値は1ドル=93円30銭でした」と報じているレートは通常この銀行間レートです。  銀行間レートは株と同じように価格が常時変動しています。両替や送金といった為替取引をこの銀行間レートを基準に行うと処理が煩雑になるので、金融機関は銀行間レートに代わる数字として「公示仲値(TTM)」というレートを定め、その日の取引の基準レートに用います。  一般の顧客はこの公示仲値で取引きすることはできません。必ずいくらかの手数料を上乗せして払うことになります。手数料は通貨ごと、取引の形態ごとに決まっています。外貨預金や送金など、外貨現金を扱わない取引での売りレート(対顧客電信売レート、TTS)は米ドルが公示仲値+1円、カナダドルが公示仲値+1円60銭です。この上乗せ分のことを「為替手数料」と読んでいます。外貨現金を扱う場合はTTSにさらに手数料(外貨現金取扱手数料)が上乗せされ、米ドル現金の売りレートは公示仲値+2円80銭~3円、カナダドルは公示仲値+8円60銭になります。

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質問者

お礼

Umadaさま 粗雑きわまる質問に対しまして、非常に懇切丁寧なご回答をありがとうございます。 ご教授のお手間をいただき感謝の言葉もありません。 おかげさまで、自動的に解が導かれました。 「アメリカ」(北米とはカナダも含むのですね)へ6000円未満の金額を送付しますので、 航空便の国際書留で、米ドルを封入して送付することにいたします。 月曜にでも、銀行に両替&郵便局で国際書留送付のため、走ります。 この機会に、海外へとマネーを送ることについて、勉強することができました。 重ねて感謝申し上げます。

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