蓋の開閉を補助する簡単なリンク機構の一例を記します。
2本のリンクを通し、ペットボトルの水の重さで蓋を開く方に力を加えます。
2組のリンクを上蓋の両サイドのゴミ箱の内側に取り付けると、内容積は狭くなりますが、問題が一番起きにくいと思います。
材料は、
1間物の垂木(2X2) -、2本
アームの中心を止める太くて長いボルト - 2本
垂木のヒンジ部分を止めるボルト - 4本
錘用のペットボトル - 数本(必要に応じた数)
蓋の一方を止める蝶番(ヒンジ) - 数個(必要に応じた数)
です。
図面を添付しますが、うまく見えるか不安なので、諸元をあげておきます。
・1間物の垂木を、60cmX2、30cmX2 にカットします。
・蓋の取っ手の付いていない方の端に大きめの蝶番を取りつけます。
力が掛かりますので個数は3つくらい必要でしょう。
・蓋の蝶番の付いた方の端から20cmの位置に短い方のリンクの一端を
可動するようにボルトで止めます。
・短い方のリンクの反対側、先のリンクのボルト位置から20cmの位置に
長い方のリンクの一端と可動するようにボルトで止めます。
・長い方のリンクのボルト位置から20cmの位置が、アームの中心(支点)となりますので
太い長いボルトで外側の壁に取り付けます。
・支点の位置は、蓋の蝶番の位置から32.5cm取っ手側、
蓋の蝶番の水平位置から13.5cm下側になります。
・長い方のリンクの反対側にペットボトルに水を入れ、重石とします。
※図面の赤色の線が蓋を閉じた時、青色の線が開いた時になります。
蓋は60°開くようにしています。
箱の深さが不明なので、60cmくらいはあるとして、作図してあります。
図面の計算ですと片方のリンクに最高で蓋の重さの2倍近くの荷重がかかります。
蓋を開閉する時の重さは、ペットボトルの数と水量で自由に決定できますので適宜調整してください。
各取り付け位置、長さは、実測して再度作図し直してください。
或いは、垂木を蓋の代わりにし、蝶番、リンク部分、リンクの支点などを仮に取り付けて
実際に動かしてみながら最終決定するのが一番わかりやすく、確実な方法です。
重石のペットボトルの底がゴミ箱の底に着いたときに、リンクが一直線に近い状態に
なるように紐の長さや、リンクの支点の位置などを調整すると、
開いた状態で止めることが出来ると思います。
しかし、不意の蓋の落下への対策としてこれとは別に、つっかえ棒を
取っ手側に取り付けて、開いた状態で固定できるようにすべきと考えます。
そのた、いろいろ工夫してみてください。 それが日曜大工の醍醐味だと思っています。
補足
有難う御座います。早速、スガツネ工業をネットで観てみました。 色々と在りそうですね。カタログ等で検討してみようと思います。