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現地校か日本人学校か迷っています
- 米LAに赴任する娘の教育方法について迷っています。現地校+補習校か日本人学校か、どちらが良いのでしょうか。現地校では習い事や宿題に忙しい日々が待っている一方、日本人学校では受験勉強と英語の個人レッスンで高校受験に備えることができますが、現地の実情や帰国子女入試の情報が不透明です。
- かつてフランスでの駐在経験があり、娘も現地校に通っていた経験があるため、現地の友人たちにも馴染むことができると思います。ただし娘は要領が良くないため、現地校での勉強には苦労するかもしれません。
- 在米、元在米の方々からのアドバイスをお待ちしています。同じような経験をされた方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください。娘の将来のために最善の選択をしたいと思っています。
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LA近郊のアーバイン在住です。 今年の5月に渡米予定とのこと、もう既に新生活を始められているのですね。 そろそろ落ち着かれた頃でしょうか。 最近になってこの質問を見たので、回答がこの時期になり申し訳ございませんが、 私の知っていることを記入させていただきます。 あくまで私の私見ですが。現地駐在員の大多数が現地校を選ぶ理由ですが、大きく3つあるように思います。 1)お金の問題。 2)文化や英語習得を期待して。 3)近年の駐在の傾向、ロサンゼルス特有の問題 です。 1)お金の問題 駐在の場合、教育費が会社から補助される会社が多いのですが アメリカであれば日本人学校の授業料全額が補助の対象になるのは、稀です。 アメリカは全日制日本人学校が少ない(小・中だと全米で4校か5校です)ので、 補習校しか補助が出ない、全米で(都市や日本人学校か否かを問わず)統一の補助額であるとか、 日本人学校は一般的に授業料他で年間100万円程度必要だ、と聞いたことがあります。 (西大和はいくらなのか知りませんが) それに比べて、補習校だと月間200ドルなので年間20万円程度です。 年間80万円、持ち出し、となると考える家庭も多いです。 日本よりも生活費が高いですし。 2)文化や英語の習得 アメリカと言う世界をリードする国の中でも移民系アメリカ人の多いLAという地区で、 数年しか滞在しないのであれば、せっかくだから 多文化、英語、を学んで欲しい、だから現地校に行かせる、という家族も多いです。 3)近年の傾向 ロサンゼルスの駐在では、近年の傾向として、西大和のあるトーランスから遠い地域に 勤務地がある場合が多いです。 アーバインはトーランスと同じように駐在の多い街ですが、トーランスまで高速で40分~1時間。 スクールバスもありません。 その他、ウエストLAなど、アーバイン以外にも日本人が多い地区がありますが、 トーランスまで同様に遠いです。 そして、駐在員の平均年齢が下がっている、というのも近年の傾向です。 晩婚化ともあいまって、小学校低学年~未就学児のお子さんを持つ方が駐在になられることが多く、 それ以外の駐在員のヤマ世代が大学生~高校生くらいのお子さんを持つ方です。 逆に、小学校高学年、中学生のお子さんをお持ちの方が駐在になるのは今は珍しいですね。 そうなると、子どもが低年齢だと子ども自身に柔軟力がありますし、日本に帰る予定の学年から言っても まだ受験に余裕があるので、現地校を選んで文化や英語を体験して欲しい、と思う方が多いようです。 小学校高学年で駐在になった方も皆無ではないですし、お知り合いの方でいますが、 諸事情から(立地、お金の問題等)現地校に行かれてますが、 小学校4年生をすぎると、どこの国でも抽象的な概念が学習対象になってくるので、 現地校の勉強するレベルがそもそも難しい(特に学術用語などの英単語が) 友達のほうが大事になってくる時期なのに、英語が全然わからなくてなかなか友達ができない(日本人の少ない学区であれば) 問題の文化が違うので親が宿題を見ても意味がわからない、 などあり、チューター(家庭教師)をお願いしている家庭がほとんどです。 西大和に通学圏内で授業料も問題ないのであれば、お子さんと話し合って お子さんの希望なども聞きながら決められるほうがいいと思いますよ。 その他にも、日本人が多いと言ってもその学年は駐在が少ない年代なので、 現地校にいる日本人がすでにグループになっててなじめないこともあったり、 駐在と言っても一年生からずっとアメリカ育ちだったり、永住予定の方だったり、 またはアジア系アメリカ人とのハーフちゃんだったり(名前や見た目は日本人でも)、 逆にココロの底から親友と言える一生の友人に出会えることもありますし、 と子どもの個性も含めて一概には言い切れませんので、 とりあえず現地校の様子を見て、というのが一般的かと存じます。 では、駐在は子どもの教育で思い悩むことも多いですが、ご家族の健康が一番大事ですので、 健やかに暮らされることをお祈りしております。 あ、ちなみに私のところは一番上が小学一年生で、一番下は生まれたばかり、 立地がアーバインなので駐在ですが現地校+補習校です。
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- nobuhide213
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当方はアジアですが今年帰国子女で大学に入りました。 現地生まれで高校卒業まで海外在住でした。 初めての学校(ナーセリー)が現地語だったため日本語はかなりあやしくなりました。 満三歳の誕生日を過ぎて日本語幼稚園へ、面接の時はほとんど日本語ができませんでした。 幼稚園のお友達と一緒に日本人小学校へ、これで日本語の読み書きも心配なしと一安心。 中学校からは英語の勉強のためにインター校を勧めましたが 同級生の多くが日本人中学校に進学する為、本人の希望で日本人中学校へ。 高校進学は日本で寮生活かインターナショナルスクールか現地校か迷いましたが 最終的に高校と大学どちらで帰国子女入試を使うか検討しインター校へ。 中学校まで日本人学校へ行ってしまったため英語力不足で かなり低レベルのインター校へ進学しました。 しかし低レベルが幸いして学校成績は好評価でした。 そして無事卒業後帰国し帰国子女入試予備校へ入塾し受験しました。 結果は希望の国立大学に入学できました。 長々と書きましたが要約すれば帰国子女入試において英語力があるのは当たり前で 当方のように英語力が不足していてもほとんど影響が無いということです。 それよりも小論文などの日本語力が合否を決める要因となります。 小中学校を日本人学校で過ごしたことが最後の受験でものをいったと思います。 日本でも英語で講義をする大学がいくつか出来たそうですが 日本の大学を目指すなら日本語力を重視すべきと思います。 北米ではほとんどのお子さんが現地校へ通うと聞いています アジアとは事情が違うかもしれません。 また高校と大学では参考にならないかもしれませんがお役に立てれば幸いです。
- hukuponlog
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アメリカの大学で3年間教鞭を執っていました。現地の教育状況は、日本人学校・補習校を含めてある程度把握しております。 まず学校ですが、現地校をお勧めします。理由は、多くの日本人駐在員の方がそうだから、というしょうもない理由です。日本だと意外に思われる方が多いのですが、全米で補習校(土曜校)は多数有りますが、日本人学校(平日校)は数校しか有りません。しかも、一校あたりの在籍者数は、補習校よりも遙かに少ないのです(同じ校舎を平日校と土曜校が共用している場合が多いので分かります)。 現地校に入れても、日本人の友達はできる、ということです。そして何と言っても英語が話せるようになるのは現地校です。日本人学校の先生は、実は英語がそれほど上手ではありません。文科省から派遣されてくるのですが、選抜基準に英会話能力はありません(というか選抜された段階では派遣国は未定です)。また、現地の、特にLA辺りの小学校の先生は、日本人が来ることに慣れていますから、上手に対応してくれますよ。 デメリット?としては、現地の学習スタイルに慣れてしまうので、特に中学生くらいになると日本の学校に戻りにくくなる子どもが出ることです。補習校の中学生を見ていると、ピアス・化粧・アクセサリは当たり前ですし、授業中のリアクションなども日本の学校とは全然違います。補習校ですから、日本人の子どもだけが集まって授業を受けているのに、日本の学校を知っている人間からするとある種の「違和感」を覚えます。 結局、現地のハイスクールから大学に進学する、という進路を選ぶ子ども達も出ます。 補習校については、現地校との2択ではなく、平日は現地校・土曜は補習校という学習形態を取る方が普通です。確かに話を聞くと習い事も含めて「忙しい」と回答するお子さんがほとんどですが、そこは働き蜂の日本人ですから、子どもも「そんなものだ」と慣れてしまっているようです。ただし、補習校にはあまり過大な期待をしない方が良いと思います。 あまり詳しく書くと差し障りもあるのですが、補習校は扱いとしては私塾です。補習校の先生は慢性的に人手不足なので、教育者としての訓練を受けていない場合もあります。教えるに際して教員免許も不要です。日本から派遣されてきた先生(こちらは当然免許も持っていますし、学校経験も豊富です)は別として、現地採用の日本人講師の中には、中学レベルの国語・社会を教えるには「どうかなぁ」と思う方もおられました。 それは「学力」というよりも、日本の高校受験に対応した教え方、学習スタイルを把握していないという点です。数学や理科はそうでもないのですが、国・社はその辺が露骨に出ます。
- ranking09
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日本の学校教育は2013年に重大な局面を迎えます。高校の英語の授業は「英語で」行うことが原則となります。文部科学省はNativeを先生にする意思はないのですから日本人教師が実施します。音声教育を受けていない教師が英語で英語の授業をすることは不可能です。従って2013年以降の日本の高校は大混乱に陥ると予想できます。日本の私立大学は年々疲弊し、肥大化し、教育の質は世界で最低の部類に入ると思います。そのことは2011年以降OECDが実施するAHELOで明白になるはずです。 フランス人は英語が苦手、イギリス人はフランス語が苦手です。主要な音域が異なるためだそうです。日本語が加わると3つの主要音域の違った言語に聴覚が対応しなければならなくなります。聴覚が優れた人間はどの音域にも適応できるようです。しかし適応できない人間の場合には、適応できない言語に関して、一種の「自閉症」となるようです。フランス語には適応できても英語には適応できない恐れはあるかもしれません。事前に判別できないのが悩みです。 アメリカの公的教育は荒廃しており、そのことはTeach For AmericaというNPOの活躍などでご存知と思います。アメリカではマグネット校が多数作られており経済的余裕のある家庭の子供は、マグネット校に通っているようです。青色ダイドードで有名な中村 修二さんのお子さんも、その一つに通っておられたようです。 日本人校にいれるにしろ現地校にいれるにしろ問題があり、一概にどれがいいと決められないジレンマに陥ります。 私なら、現地校の中の優れたマグネット校に入れ、英語で教育を受けさせ、フランス語も習得させ、将来はアメリカの大学に入れます。高校は一人だけアメリカに残しBoarding Schoolに入れます。その場合には英語への適応力というリスク、アメリカの大学を出た場合の就職などのリスク、が生じますが、私は日本の高校へ行くリスク、日本の大学、特に私立大学に行くリスクのほうが大きいと判断します。
お礼
専門的なアドバイス、まことにありがとうございます。 なるほど、地域の優秀公立校で、研鑽されるということは、英語教育のみならず、一般科目においてもメリットがあるのですね。日本の教育どころか、政治経済に危機感を持っているので、アメリカのハイスクール、大学が優れているかはともかく、やる気があれば幅広い専門性を可能性を与えてくれることは、娘の将来を開く上で大切だと感じました。 ただ、BoardingSchoolの学費は年間400万円程度価格と聞きました。費用的には異常に高いと思いますが、皆さん負担されて通学させるだけの価値を見出されているのでしょうか?それだけのお金をかければ、優秀な家庭教師を雇っても、お釣りがきそうです。もし、こうした点でもアドバイスを頂ければ、幸いです。ranking09様、よろしくお願いいたします。
お礼
非常に詳細なアドバイス、ありがとうございます。 現地校コースで、将来は米ハイスクールから大学という選択肢も、お考えの一部としてアドバイスいただいたものと思います。アメリカには学究以外にも、演劇、芸術といった幅広い専門分野があることを思い出しました。長女は、明確に「芸術系」なので、そちらの方向性も検討の範囲に入れて、選択をしたいと思います。日本に帰る前提ですべてを考えておりましたが、目を開かされるアドバイスでした。可能でしたら、更に深いアドバイスを頂戴できればと存じます。