用途や予算を明確にしたほうがアドバイスは的確になりますね。
RAID5の低価格NASみたいに速度を期待しようが無いものもありますし。
HDC2-U2.0は1TBのHDDを二つ内蔵し
故障リスクの大きいRAID0として2TBの容量で利用するか?
可用性の高いRAID1として1TBの容量で利用するか?
このどちらかを選択して使う製品です。
RAID0であれば、RAID1よりも若干高速で動くかもしれませんが
NASとしての制御チップの性能の問題から、あまり高速ではないかもしれません。
(この製品のベンチマーク値などは知りません)
こういったものに高速性を求めると、比較的高価なものになり
発熱も大きくなる傾向にあります。
これはRAID処理のために、それなりに高速なCPUを必要とするためです。
ある程度以上の性能を求める場合は
低価格のPCでLinuxファイルサーバーを作り
LinuxでのRAID構築を行なう方が、融通が効きます。
ただし、RAIDとしての管理には、Linuxでの作業手順を理解する必要があります。
(技術的には低価格NASの根幹はLinuxですが、UIは独自開発で工夫されています)
ファイル共有でHDDを利用する場合、価格順では以下のようになります。
1.低価格NAS(単一のHDDのもの)
2.低価格RAID対応NAS
3.低価格PCによるRAID構成ファイルサーバー(Linux搭載)
4.低価格PCによるRAID構成ファイルサーバー(Windows Home Server搭載)
5.高価な高性能NAS
その中で、Linuxを使いこなせるなら3が優れたコストパフォーマンスを持ちます。
(これは管理コストとそのためのスキル獲得のコストを無視した場合)
WHSは手軽として売られていますが、WindowsXP,Vista,7でのトラブルに悩む人がいるように
価格に見合った活用をするためには、それなりの知識は必須です。
5は、HDDなしで本体のみで売られていることも多く
価格比較の際には注意が必要です。
Atom 1.6GHzでのRAID1をCIFSで繋ぐと、USB2.0の二倍程度の速度が得られそうですが
(無償のLinuxで実現すれば6,7万円程度)
NAS製品では、10万円近い予算が必要になると思います。
(40MB/s程度の製品なら、4,5万円程度であるようです)
また、高性能のNASは小型化のために、冷却ファンがうるさい場合もあり
静音性を重視する場合、PCによるファイルサーバーのほうが静音化しやすいのも事実です。
半面消費電力はPCのほうが高くなる傾向になりますが…
まぁ、NASなんてどこにでも置けるものですから
うるさく無いところに設置すればいいという考え方もあります。
お礼
詳しいご回答頂き、ありがとうございました。 結論としては、低価格か高価な高性能(RAID)のバランスを取ることですね! ※ もちろん容量とか便利さも含めていることです。 これらの条件で検討致します。 詳しい説明で再度感謝致します。