MgO粉末を沸騰水に入れてMg(OH)2を製造した場合、MgO表面がMg(OH)2になるのでしょうか
MgO粉末を沸騰水に入れて3時間ほど放置しました。その後粉末をろ過→乾燥し、TGAで550℃まで加熱し重量減少を確認したところ350℃から450℃付近で全体の重量の4%減少が確認できました。Mg(OH)2→MgO+H2Oによる水の離脱だと考えられます(MgOを同様の測定を行っても0.3%しか減少しませんでした)。
このことから、以下のように考えてもよろしいものなのでしょうか。
沸騰して得られたサンプル(MgOとMg(OH)2の混合物)100gから水を4g取出すことができるので(水4g≒0.22mol)、混合物に存在したMg(OH)2は0.22mol=13gとなり、混合物はMg(OH)2=13gと沸騰水で変化しなかったMgO=87gとの混合。そして沸騰水中で生成したMg(OH)2はMgO粉末の表面だけがMgO+H2O→Mg(OH)2の反応が起こって、粉末の中身はMgOのままであると考えてもよろしいのでしょうか。
工業的に製造される水酸化マグネシウムの特許などを読むと、同様にMgO粉末を熱水に入れて攪拌する手法を用いているのですが、もっと反応率が高くて、高い収率でMg(OH)2を製造しているのですが・・・。
お礼
そうなんですか…じゃあやめておきます ありがとうございました。