- ベストアンサー
シルバー産業においての資格
高齢者の介護、福祉等に興味があるのですが、 今現在、福祉の現場で一番求められている資格、 もしくは実用的な資格ってどういうものがありますか? あとは、資格ぬきにして高齢者の介護という 職業に必要な適性みたいなものに関しても、 実際に高齢者の介護に携わっている方からのご意見が いただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
福祉の仕事はきつい、ということですが理由が3つあります。ただ、以下の文章を読んで絶対に諦めないでください。 1つ目は重労働のわりに給料が安いという意味ですね。辞めた同級生は、契約社員という立場だったからかもしれませんが、将来を考えるとどうしても続けられないほど安いという具合です。しかも保障がないということで、就職したはずなのにアルバイトに近い職場だったのでしょう。別の友人は就職1年経ってやっと給料が1000円上がった、とため息ついています。友人言えども、いくらもらっているのかは聞けませんので給料額は不明ですが、公的施設の公務員職員ではない限りかなり安いようです。比較的楽な一般企業の会社員のほうが稼ぎがいいかもしれませんね。 2つ目は、特に老人ホームなど施設福祉で働く場合で言えるのですが、勤務体制が不安定ということです。老人ホームには常に職員さんが居る必要があり、夜通しで勤務することがざらです。従って、夜勤明けの次の日は休日なのですが、これは日曜日とは限りません。遊ぶ相手の居ない平日ということもあります。ですから、福祉職で働くと一般的な日曜日は休みという感覚がまったくなくなり、プライベートなスケジュールが立てにくくなります。あえて言えば、クリスマスも正月もGWもお盆などの行事もなくなります。友人も、毎日が刺激のない生活でつまらないと言っています。施設福祉の実習では1回は夜勤を経験します。夜勤は暗くて何が怒るかわからず怖いようです。 3つ目は、施設の利用者に予想不可能な事態に直面したショックからです。後輩は、初夜勤で初めて痙攣に遭遇し、あまりのショックから立ち直れなかったようです。福祉職を目指す多くの人は、実習を積んだ上で卒業していきます。もしも実習中でこのような事態に直面した場合は、施設の職員さんがすばやく対処してくれ、実習生も職員さんの励ましなどで立ち直ることができます。しかし、正職員になると他の人に頼ることができなくなり、実習生の時と比べて責任が重くなるわけです。それでも上手く立ち直れば次回は大丈夫だと思いますが、立ち直れない場合は次々と辞めていくことになります。僕としてはこれが一番多いと思います。僕は老人関係ではなくて障害者関係だったのですが、施設の利用者25人の障害者に最適なサポートとは何かを考えることに苦労しました。実習期間1ヶ月かけてやっと0,1%くらい分かりました。もちろん実習期間中は頭の中は福祉のことでいっぱいです。 以上のように、夜勤やハードなスケジュールにも耐えられる肉体的な丈夫さはもちろん、どんな場面でもすばやく対応できる強い精神力も必要になります。似たような職業では看護士と同じですね。多くの人は1ヶ月の実習で鍛えられてある程度は対処できますが、これが1年以上の長期間や自分の将来の生活がかかっていることを考えるとつらいと思います。 福祉職とは他人の幸せのために自分が犠牲になる覚悟がいると僕は思います。自分のためにならないのならばさっさと辞めて別の収入の良い仕事を探す人にはちょっと残念です。結局自分さえ健康でよければいいのか、とよく思う聴覚障害者の僕でした。 最後に、就職しても新しく資格が必要とされるのではなくて、施設側は介護の腕をあげることを必要とされていると思います。資格は資格手当てで給料がちょっと高くなる程度です。いくら立派な資格を持っていても、対処ができないのであれば役立たずです。施設によっては別に手話通訳士にならなくても手話ができるだけでも感謝されます。 老人福祉であれば介護福祉士とヘルパーは必須になりますが、これ以外はあまり必死になる必要はないと思います。学生時代に手話通訳士を取るよりも、施設のボランティアで腕を上げておくほうが役立つでしょう。 施設側も職員が次々と辞めるので、人材不足から一般企業と同じように即戦力が欲しいのが現実です。ボランティアで腕を磨くことが就職しやすい近道でもあるかもしれませんね。実際に何人かはボランティア先や実習先に就職しました。 と、長々と書きましたが諦めていないですよね?最初は大変ですが、これを乗り越えると喜びや楽しさあふれる職場に変わるはずです。就職して1年か2年は試練だと思って頑張って下さい。
その他の回答 (1)
介護福祉士にヘルパー2級以上の2つが基本的に特に求められていると思います。というよりも、施設職員募集の際にはどちらかが必須になっているところが多いです。 常時介護が必要な特別養護老人ホームなど、施設の分野によってはさらに社会福祉士や手話通訳士など細かく専門的な資格が必要とされてきます。 社会福祉主事など、大学で社会福祉を専攻した者なら卒業と同時に誰でも取得できる資格はあまり重要視されないでしょう。ですから、老人ホームに就職した友達はヘルパーの資格を学外で取ってきていました。 福祉の仕事はすごくきつく、続けられる人が少ないです。同級生も1ヶ月くらいで辞めましたし、後輩はたった2週間で辞めました。また、知り合いはたった1年で最年長職員にもなっています。僕は学生段階で福祉の体制に疑問を持ってその道は進みませんでした。 誤解されるようなので補足しますが、すべての人がすぐにやめるというわけではありませんが、かなり根気のいる仕事です。でも、厳しくても接する人から直接感謝される喜びが得られる数少ない職場だと思いますので、頑張って下さい。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 大変参考になりました。 仮に介護福祉士、ヘルパーの資格をもって 就職しても新たな資格が必要とされることもある、 ということなのですね。 そして、また質問で恐縮なのですが、 福祉の仕事はすごくきつい、というお話なのですが、 具体的にはどういうきつさなのでしょうか? 仕事内容が肉体労働に近いものがあるから、とか 排泄のお世話?などで精神的につらいから、とか もしくは介護職の労働条件が全体的に悪い (たとえば労働時間が長時間になる等) という傾向があるから、などなど・・・ 肉体的にしんどいから、ということであれば 介護の仕事をこの先もずっと続けていくというのは 現実的ではないかな・・・とか考えたりもしています。 二度で申し訳ありませんが よろしければ教えていただけませんか?
お礼
ありがとうございます。 本当に丁寧な回答感謝します。 やはり福祉や介護の仕事は 人の命を預かるという意味で大変なんだなと 思いましたが、でもやりがいのある仕事でも あるのだろうと思います。 大変参考になりました。 ヘルパーの資格を取るなどして頑張ってみようと 思っています。 ありがとうございました。