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映画のコミカライズ
映画も面白かったのですが、それ以上にコミックスも凄く面白い「サマーウォーズ」。 単なる映画のファンで購入したんですが、感動しました。 この例のように映画を原作にしたコミカライズで面白い漫画ってありますか?
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- hg120
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アニメカテゴリへの質問なので、アニメ映画限定だと申し訳ないのですが、 坂井孝行氏による平成ゴジラシリーズ(「84ゴジラ」「VSビオランテ」は 坂井氏版が出ていないので「ゴジラVSキングギドラ」「ゴジラVSモスラ」 「ゴジラVSメカゴジラ」「ゴジラVSスペースゴジラ」「ゴジラVSデストロイア」の5作)。 最初の「VSキングギドラ」は映画版に近く、一部のキャラを削ったくらいの差分 (その削られたキャラの中に映画の平成ゴジラのレギュラー三枝未希がいたのが 後のシリーズを大きく変える要因になるのですが)で、普通のコミカライズという印象。 「VSモスラ」はメインのカップルが幼い子供がいる元夫婦、という映画版から 元恋人(子供もいない)になり、敵役含めてみんなアクティブに動きます。特にこの 敵が映画より若く設定された上、単に怪獣による破壊でその後の再建需要を狙った 受身な映画版と違い、コスモス(小美人)を運んでモスラの行動を操ることでライバル会社の 社屋を破壊するという豪快なことをやってくれます。 「VSメカゴジラ」は大筋は映画に近いのですが、マニピュレータモードでゴジラと格闘戦を 繰り広げるメカゴジラ、冒頭のガルーダの出番(ここでの描写が後半の伏線になります)等、 映画でイマイチ欠けていたバトルの燃える展開目白押しです。 「VSスペースゴジラ」の映画の主人公は三枝未希の相手役なのですが、その肝心の未希をカット してしまった坂井ゴジラでは主人公ごとカットになってしまい、映画のもう一組のカップルを とんでもなく行動的にして、復讐のために巨大ロボを盗んでゴジラに立ち向かうバカの話、 というとんでもなく面白い(映画無視の)マンガになりました。 そして最後の「ゴジラVSデストロイア」は、ゴジラの死というラストこそ映画を踏襲して いますが人物もストーリーも坂井ゴジラ世界の総まとめとして熱筆の限りがつくされています。 元となる映画シリーズがあり、それを踏まえながら独自の世界を完成させたこのコミック。 今は入手は難しいと思いますが、映画ゴジラは見ていなくても十二分に楽しめるお勧め作品です。