人間および人間の集団が「主導権を取りたい」「他人に命令できるボスになりたい」という本能(あるいは社会としての独立心)・・他人の言う通りにはしたくない・・を持っているので、どちらかが屈服しない限り戦争が起こります。
動物は雌やなわばり争いで「本能的なルール」を持っており一定の争いをして優劣を決めています。人間だけが「命」を賭け戦争をします。(一部の昆虫というは戦争をします。)
喧嘩も同じ事だと思います。
つまり戦争したくなければ(喧嘩したくなければ)相手に屈服する事です。
原因はお互いの自己主張(言葉だけではない)です。
中国が尖閣列島は中国だと主張したら日本は「はいはい中国のものです。」と言い、ロシアが北方四島は返さないと言えば「どうぞどうぞ、どうせアイヌから取り上げたところだから・・。」といい、韓国が竹島は独島だと言えば「はいはい韓国のものです。漁船が近づくのだけは見逃してください。」といえば戦争にはならないのです。
それをしたら次は中国が沖縄は昔は中国に臣従していたのだから、とか韓国は一時対馬を占領した事があるからとか、小笠原はアメリカの捕鯨基地だったからとか、
それなら韓国は日本の領土だとか際限がなくなります。
お互いどこまで我慢するか、かつ自国に有利になるか(これが国益です)外交官や政治家はギリギリのところで各国と競り合っているのです。