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劇中に登場する実在の会社
洋画を見てると思うんですが、よく主人公または登場人物、etc…の会話などで実在する会社名をあげたりして 例: 『ブロックバスターでラブロマンスを借りて…』 『バーガーキングとタコベルどっちが食べたい?』 『ウォルマートの給料安すぎだぜぇ』 会話に華を咲かせてますが邦画にはそういった『実在の会社』を台詞として出しませんよね?これらの違いは一体何なんでしょう?
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日本にはあまり馴染みがありませんが、比較広告というのがあります。 選挙なんかだとネガティブキャンペーンというのもあります。 比較広告は同業他社をこき下ろす、ような内容のもので、顕著なTVCMだと、ペプシコーラのCMでこんなのがありました。 夜空にUFOが飛来、ある二つの自動販売機の上で停止。 その自販機からそれぞれ缶ジュースを吸い上げる。 で、一台の自販機を丸ごと吸い上げ飛び去っていく。 自販機はペプシコーラとコカコーラでした。それを目撃した少年が「やっぱりそうだよねぇ」という満足の表情で手にしたペプシを空にかざす。 これです↓ http://www.youtube.com/watch?v=DoBygDQIStw こういう宣伝が当たり前からか、ハリウッド映画では一企業名や製品名を挙げて、けなしたりします。選挙でも敵対する立候補者に対して、平気で悪口を繰り返したりします。 日本だと、国民性からかこんなCMを作ると、誹謗中傷として視聴者からクレームが来るようです。 面白いものだと映画会社やハリウッドの映画製作方法そのものを批判するような「くたばれハリウッド」や「ザ・プレイヤー」といった作品もあります。 このような違いから映画のなかでも平気で実在するものをけなす、ということがまかり通るようです。ただコロンビア映画社やソニーピクチャーズが作っている映画でソニー製品をけなすようなことはまずないでしょうし、衣装や劇用の車などで協力してもらっている企業の製品をけなすことは、これもまずないと思います。 余談ですが「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で、主人公をクビにする上司が”Fujitsu Ito=富士通伊藤?”という名前で、かなり感じが悪く描かれており、これには富士通がクレームを付けたと聞いたことがあります。 邦画の場合には、国民性もありますが、資金を提供していたり、協賛とか劇中に使われる車や衣装そのほか装飾品など、いろんな会社が多く絡んでいたり、あるいはTV放送時にもどこの会社がスポンサーとなるかわからない、などの理由から、実在する企業名は出てきませんし、「これはフィクションであり、登場する会社や製品は存在しません」などの断り書きを使います。 昨年話題になった「沈まぬ太陽」はJAL日本航空の話なのはどう見てもわかるのに、一応最後に”フィクション”と断り書きがありました。かなりイメージ的に悪く描かれている(というか多くが実話ですが)ため、訴訟も考えていると、JALは公開時に反発してましたけど。 またこれも余談ですが、毎週夜の9時台にTVで放送される映画のスポンサーにはアルコール関係の会社(サントリーやキリンビールなど)が多いことから、アルコール中毒を扱ったような映画は放送されません。「酒とバラの日々」というアルコール依存症を扱ったアカデミー賞作品がありますが、民放地上波では深夜の時間帯にしか放送されたことがないと思います。 小説だと、企業名や製品名をそのまま使っている作家もいます。 ミステリーや犯罪ものだと、それがイメージをすごく悪くしない限り、リアリティが出るので、高村薫さんや桐野夏生さんの小説には実際にある製品(車の名前や腕時計など)がよく出てきます。 ハリウッドだとこうしたエンターテイメントという産業に関して、法的な整備がかなり出来ており、エンターテイメントロイヤーという専門の弁護士もかなりいます。 これが日本だと”エンターテイメントロイヤー”を名乗っている弁護士は10人居ないと思います。 映画製作の際にもハリウッドだと実に様々な業種相手にいろんな契約書を交わしますが、日本だとほんの少しだけです。こうした法的な整備も関係あるのではないかと思います。
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- ftogsr1974
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邦画でも企業名を出しているものもあります。 「ハンサムスーツ」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330560 「キサラギ」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327204 どちらの作品にも出演している、ドランクドラゴンの塚地が、「洋服の青山」を口にします。 悪意のあるセリフでは無いので、多分スポンサーなのでしょうね。 邦画と洋画の違いは分かりません。
あれま、そうですね。邦画には中々出てきませんね。 「戦国自衛隊1549」でも「安土城」が「安雲城」だったり 「交渉人・真下正義」も「TTR」と言う架空の地下鉄が登場します。 でも、時代劇では出てくるんですよ。例えば・・・ 「必殺シリーズ」の「南町奉行所」は今の有楽町マリオンに実在しました。 「3丁目の夕日」では「東京タワー」とハッキリ言っていますよ。 あと、広末涼子の「バブルへGO!」ではティラミスが登場。 「20世紀少年」では「君達が子供の頃羽田空港があったかね?」 と、言うセリフもあたったし。 ルパン三世では「パイカル?酒みたいな名前だな」が有名。 まぁ、著作権やスポンサーの関係で出てこないのが邦画。 外国映画はそう言うの関係ないから。 それで有名になったアメリカの「コヨーテ・アーグリー」は 実在するバーで、この映画を切っ掛けに観光スッポとになったりします。 要するに予算の違いでしょうね。
お礼
ありがとうございます。そうですね、ハンサムスーツは現に洋服の青山がCMでも『洋服の青山は映画ハンサムスーツを応援しています』が放送されていましたからね。