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プロセッサーのスケジュールについての質問
- システムのプロバティーのパファーマンスオプションには、プロセッサーの選択で「プログラム」と「バックグランドサービス」がありますが、どちらを選択した方が良いパフォーマンスを得られるのでしょうか?
- 「バックグランドサービス」の方が若干、デスクトップの描画処理等が早いように思えます。デフォルトは「パフォーマンス」ですが、変更されている方がいらっしゃいましたらご意見をお聞きいたきたく思います。
- OSはVISTA Ultimate、CPUはCore2Duo E-6800、メモリーは4GBです。
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「プログラム」を選択することで、バックグラウンドで動作しているプログラムよりもフォアグラウンドで動作しているプログラムに対してプロセッサリソースが多く与えられるように指定されます。 一方「バックグラウンドサービス」を選択すると、OS上で動作するすべてのプログラムに対して等しいプロセッサリソースが与えられます。 >「バックグランドサービス」の方が若干、デスクトップの描画処理等が早いように思えます 確かにWindowsエクスプローラの開閉時などのデスクトップ再描画はバックグラウンドで行われますので、おっしゃる事象もわかります。 ただ、デスクトップ上で一度に多数のプログラムを動かす機会が多いマシンの場合、「パフォーマンス」を選んでおかないと動作の遅延を体感することになります。 一例ですが、タブを開くたびにリソースを食いつぶしてゆくIE7あたりで一気に30くらいのタブを開くような作業を試すと、本当に体感できるほど遅くなります。
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- parts
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既に回答があるようにバックグラウンドサービスは、原則としてサーバやワークステーションなどでプロセスを均等に利用したい場合に使います。 バックグラウンドにすることで、リソースを均等分割するためより高性能なプロセッサを利用している場合は、全てのワークロードを均等に処理できるためパフォーマンスが安定するようになります。ただし、これはあくまでハードウェアリソース(資源,CPUメモリハードディスクなどのハードウェア資源のこと、一般にはメモリやCPUを指すことが多い)が稼働中のソフトウェアリソースの上限を上回っている場合に限ります。 どういう意味かというと、60のプロセスが上がった環境があるとしましょう。60のプロセスの内、スリープ状態にないプロセスが15ありそのうち14が約55%のPCリソースを消費していると仮定しましょう。リソース消費のうち15個目の1つがフォアグラウンド(アクティブ)で動作し本来なら90%のリソース消費でなければ足りないと仮定した場合、パフォーマンスに指定している場合は、バックグラウンドリソースをフォアグラウンドに移し、バックグラウンドにリソースの割り込み停止や待ちを指示することでフォアグラウンドの動作速度の低下を抑えることができます。 しかし、これがバックグラウンドになっていた場合、60のプロセスにほぼ均等にリソースが分離されるため、フォアグラウンドのパフォーマンスは半分に落ち体感速度は1/2に低下してしまうでしょう。 これが、バックグラウンドとパフォーマンスサービスの違いです。 単純に、バックグラウンドの方が必ず速くなる保証はありませんし、その逆もありません。 一般にバックグランドで性能が発揮できるのはファイルサーバなどの作業に使うサーバコンピュータ。常にデータリソースを扱い大量のサービスが均等に稼働するデータベースサーバで尚かつ瞬間風速的な処理が伴わないシステム。稼働するプロセスの数が常に一定か計算された範囲内にある環境。 プロセッサ数が4個以上と多くメモリが大量にある環境で元々ビジーが発生しにくい高速な端末では効果が期待できます。特に、バックグラウンドサービスのパフォーマンス信頼性が向上するため、安定稼働が実現できるでしょう。 パフォーマンスが相応しいのは、CPUの性能が低いクライアントコンピュータ。動画編集やオフィスワークなどでアクティブなフォアグラウンド環境で瞬間風速的な演算が伴うシステム環境。アクティブウィンドウ一つだけでCPUの使用率が頻繁に80%を越えるような環境。そして、プロセスの数が不規則に変化し、リソース消費の上限と下限差が大きい環境が該当します。 どちらがよいかは、ご利用のアプリケーションがどう言ったものなのか、日々のリソース消費はどれほどか?動画編集など瞬発的にパフォーマンスを消費するものはないかなどを考えて設定すると良いでしょう。尚、通常はパフォーマンスに設定されているのは、見える部分が高速に動作する方が体感的に都合が良いからです。意識しなくともリソースを表に回すため、ストレスも軽減できます。 バックグラウンドは、ある程度理解を持ってチューニングが可能な人が利用します。まあ、既に試していて問題が無いかそのちらの方が高速なのであれば、バックグラウンドでも十分な利用状況でありリソース状態なのでしょう。(特にリソースの消費が全般としてハードウェアのスペックを下回っており、シングルスレッドのアプリが多い場合に、バックグラウンドサービスを有効にすると、高速に動作することもあります) ただし、これは先にも述べたように誰にでも推奨できる手段ではありません。利用するソフトや、ハードウェア環境によってはパフォーマンスの方が良い場合もあるということを頭に留めておくことをお奨めします。 まあ、CPUが4コア8コアぐらいまで増えメモリが4GBが越えると、普通の利用ならバックグラウンドサービスの方が良いケースも増えるかも知れませんね。
お礼
非常に詳細な説明、感謝申しあげます。どちらの設定が良いのか思案に暮れていましたが、フォアグランドの方がベターですね。よく理解できました。ありがとうございます。今後共、よろしくお願いいたします。
お礼
Gbps様 的確な回答ありがとうございます。「パフォーマンス」でも使用といたします。今後もよろしくお願いいたします。