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ブロニカS2の無限遠の確認とモルト劣化について
- 中古のブロニカS2を購入する際には、無限遠が正常に設定できるか確認する必要があります。無限遠とはどのような操作や状態を指すのでしょうか?
- ブロニカS2のピントグラスにはモルトが使用されており、モルトが劣化するとピントがズレる可能性があります。安価な中古品を購入する際には、モルト交換が必要になる場合があるので注意が必要です。
- 初心者の方でも理解しやすいように、モルトが何であるかについても説明します。
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カメラのレンズはピント調節の為、一番縮めた状態で「無限遠」、のばした状態で設計上の最短撮影距離にピントがあうようにできています。カメラ・レンズの状態が正常なら、レンズを一番縮めた状態で「無限遠」すなわち遠くにピントがあうはずです。逆に異常があれば一番縮めた状態でもピントがあわなかったり、一番縮める前にピントがあったりします。 「モルト」とはカメラ内部に使われる、黒い布またはスポンジ状の物質で、光が不要な場所に入らないようにする為に使われています。 このモルトは最近の高級カメラに使われるものは、耐久性がよくなり、滅多に劣化しないようになりましたが、安いものや古いものでは劣化して、ドロドロに溶けたり、粉になってポロポロこぼれたりします。特にブロニカS2が作られた頃のものは、質が悪く、その後のオーバーホールなどで交換されていなければ、劣化している可能性が極めて高いです。 ブロニカの場合、ピントグラスの周囲にモルトが張ってある部分があり、モルトが劣化していると、ピントグラスが本来の位置からずれて、ピントグラス面でのピントと、フィルム面でのピントがずれることが考えられます。 ただし、モルト交換自体は、モルトが劣化してひどい状態になる前なら、メーカーで交換しても数千円、自分で交換すれば数百円ですみます。 しかしモルトもカメラごとや、同じカメラでも場所により、厚みが違うものが使われている場合があり、素人が交換すると不具合が生じる場合もあります。 「オーバーホール済みとか、整備済み」は全くの未整備状態よりはましですが、プロによる場合と、前ユーザーが自分でやった場合では、かなり差があります。 きちんとした中古カメラ店なら、ある程度信用できますが、ネットオークションなどでは、出品者にいつ、どの業者で整備したのか確認できなければ、信用できません。 きちんとした整備業者なら、ピントの無限遠の確認や、シャッター速度の測定等まで行いますが、モルトを交換し清掃しただけでも、「整備済み」には違いありません。
お礼
早速、ご回答下しまして有難うございます。 よくわかりました。 確かめてみます。