本当に、裏切ったかどうかわかるのは、3~4年後ですね。
<今年の8月31日の他の質問の回答を、多少手直しして記載します。>
現在の日本の経済・社会の基本事項として、
団塊の世代が毎年200万人以上いて退職しているが、新たな労働人口は100万人しか増えないから、納税者が減って、年金・医療でお金が大量に掛かるようになっています。
どんな政策を取っても、アメリカ発のバブル崩壊のような国際環境や人口の状態は変えようがないので、どんな政党が政権を取っても、日本の基本的方向は、『悪化』です。
自民党は官僚の政策に依存してしまって、悪化に対して現在のシステムの手直しに終始していますから、経済の悪化による日本の社会システム崩壊は免れているものの、少しずつ悪くなっていくのが止まりません。
民主党は、『悪化』に対して、システム自体の作りかえを行うことで対処しようとしています。
自民党が今までやっていた政策のマイナーチェンジをせずに、基本システムを変えるのですから、細かな手直しがなくなくなることと、3~4年間くらいは、想定外の問題続出でそれに対する対処に追われることになり、この間は自民党時代よりも悪くなるでしょう。(当然、迷走もあるでしょう。)
もし、民主党の政策が的確だったなら、最初の混乱期を過ぎれば、人口減少社会の中で、ジリ貧路線から脱出して、何とか現状維持ができるようになるでしょう。
民主党の政策が的外れなら、自民党政権時代と同様に、ジリ貧が続きます。
ですから、良くなってきたと実感できる時代は基本的にはやってきません。
良くなってきたという時代が来るためには、新しく働き始める若者が、団塊の世代2人分の働きをする覚悟と自負をもって、あらゆることをこなしていく必要があります。
それができた時は、「良くなった」と実感できるでしょう。
政治家に頼って、システム変更によって良くしてもらおうという、他力本願の気持ちでいる限り、現状維持が精いっぱいです。