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マーラーの音楽と映像

こんにちは。マーラーの音楽は、映像と合わせるとまた違った面白さがあるような気がします。私の中にもマーラーの音楽を聴きながら浮かんでくる風景、思い出される人などがあります。アダージェットは映画でも使われましたが、まったく個人的なイメージで結構なのですが、曲名と何曲目、何楽章のここらへんというものと、そこにどんな思い出、人、その他のイメージをいつも持って聴かれているのか、お聞かせいただければありがたいのですが。たとえば、先ほどのアダージェットを聴くと別れた恋人のことをいつも思い出すとか、アダージェットを聴くと海の思い出がよみがえるとか。もしくは自分が映像作品を撮るとしたら、こういうシーンにあの曲を使うというようなことでも構いません。お忙しい中、すみません。お時間がありましたらおつきあいください。

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回答No.2

ADEMUさんの後で「自信」を「有り」にするのは蛮勇というもの・・・。 5番のアダジェットで浮かぶのは、どうしても『ヴェニスに死す』のラストですね。ハンドルでもお判りの通り、自分をあのオヤジに擬して観ていたので、あのラストは膝がガクガクふるえて止まりませんでした。 1番の第3楽章の葬送行進曲。黒沢の『乱』に使われていたので、いまだに鎧武者が浮かんできます。 2番の終楽章。ちょっと説明が要ります。昔『ファイブスター物語』というアニメ映画があって、その中で女の子が荒くれどもに追い回されるシーンがあって、そのシーンの背景の居酒屋(だったかな?)の看板に「Auferstehung」って書いてあったのです。当時アマチュアコーラス団に所属していた小生は、その時のコンサート向け練習曲が『復活』だったこともあって、「ああ、『復活』が聞きたい」と思いながらそのアニメを観ておりました。 それで、ラスト近くの雷鳴の中の「お輿入れ」のシーンから、小生の頭の中ではずっと2番の終楽章が鳴っていました。アニメのエンディングは長山洋子(当時はまだアイドル時代)の「瞳の中のファーラウエイ」で、「アイドルにしちゃ歌の上手い娘だな」と思いながら聞いてましたが、でも頭の中で鳴ってたのはクロプシュトックの讃歌なのです。 『美少女戦士セーラームーン』のセーラーサターンによる滅びのシーンとか、アニメの最終決戦の巨大破壊シーンには、どうしても『復活』が鳴ってしまいます。 クラシックの大曲がガンガン鳴り響くアニメが観たい。 ご質問からはズレてしまいますが、ヴァーグナーのオペラ、最近流行の難解な演出ではなく、伝統的な・正統派の・真っ当な演出で、アニメで観たいです。特に『指輪』を。 好みをがなり立てて申し訳ありません。お邪魔しました。

kaiso2
質問者

お礼

ありがとうございます。指輪のアニメ、私も観たいです。クラシック音楽の鳴り響くアニメは、すばらしい発想ですね。私の音楽好きも、幼少のころ観た<サンダーバード> <ウルトラセブン>あたりからです。ウォルトンの交響曲第1番を聴いたとき、すんなり入れたのは、サンダーバードのおかげだと思っております。そうとう後に知ったのですが、ウルトラセブンの最終回に、シューマンのピアノ協奏曲が使われていたのを知りました。と、本筋から離れて余計なことを書きましたが、ベニスに死すの映像美からはなかなか離れられませんね。煌く海を背景にした少年の姿を観ながら死んでゆく主人公。ある意味で、こういう死に方もいいなと思いました。

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  • ADEMU
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回答No.1

マーラーの交響曲で連想するというと「戦争」です。 第1番の第4楽章、第3番の第1楽章、第6番の第1楽章、第7番の第5楽章など勇ましくて戦争映画の戦闘シーンなどに使いたいくらいです。 それに対する悲しみなどは第1番の第3楽章、第2番の第5楽章、第5番の第1楽章、第6番の第3楽章、第10番の第1楽章など。「苦悩」といってもいいかもしれません。

kaiso2
質問者

お礼

ありがとうございます。戦いのイメージは、至る所にありますね。私が、おもしろいと思うのは、楽章内にいろいろなものが混じっていて、ある部分で果汁がはじけるような 幸せな時間を感じるからです。そして、日本でいえば、明治時代の音楽なのに、この新鮮さ。しかし、戦い(いろいろな意味で)と苦悩が、マーラーの音楽の大きなテーマなのかもしれません。もしもヒトラーが、マーラーと同世代だったらどんなシンフォニーが生まれたことでしょう。平和な時代に、私のようなのんびりした環境では、音楽の解釈もぜんぜん違ってきてしまうのかもしれません。

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