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ラノベから他のジャンルに幅を広げたいと思います

そろそろライトノベルを公に読めない年齢になってきました。 残念ながら、いまだに面白く感じているので、脱却する気はないのですが・・・他の…と言いますか、ラノベ以外の書籍の幅を広げたいと考えています。 そこで、皆さんのおすすめをお聞きしたいのです。 1.文庫などの出来れば安いもので。 2.連続刊のものは、なるべく除外してください。 3.軽いあらすじなどもあれば、うれしいです。 ハードカバーは金銭的にも収納力においても少し、遠慮したいです。 あと、連続刊が嫌いではないのですが、時間的なものもありまして。 10巻以内でお願いできたら・・・と思っています。 既読本を少し書きます。ライトノベルからの派生が多いですが。 西尾維新 著:戯言シリーズ、人間シリーズ、物語シリーズ 乙一   著:GOTH、失踪HOLIDAY 伊坂幸太郎著:陽気なギャングが地球を回す、死神の精度、        鴨とアヒルとコインロッカー 北方謙三 著:水滸伝、楊家将、血涙 田中芳樹 著:創竜伝、薬師寺涼子の怪奇事件簿 あとは、小さい頃に読んだ夏目漱石 の 吾輩は猫である です。ラストがとても印象的だったので。・・・思い返すと小さいときのほうが、こういう文学作品??ちっくなものを読んでいたような…だめな大人になりつつあります。 長くなりましたが、お勧めの本を教えてください。お願いします。

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回答No.1

ライトノベルを公に読めないって… 堂々と読めばいいんじゃない?と いいトシの私は思いますが…、まあそれはさておき。 ラノベ以外で読まれているものも、結構ハードなのではないかとお見受けします。北方の水滸伝が読めるなら、何でも読めますよ。 なので、ハードなのをおすすめしようかとも思いましたが、やっぱり「読みやすく、ストーリーに山谷ありのエンターテインメント」なのが取っつきやすいと思うので、私的に該当しそうなものをいくつか挙げますね。 奥田英朗「イン・ザ・プール」(文春文庫) ・ぶっちゃけ、ヘンな医者の話です。「空中ブランコ」「町長選挙」と続きますが、まずは最初の本を読んでみてください。ヘンです。 宮部みゆき「我らが隣人の犯罪」(文春文庫) ・宮部さんは社会派の長編が多いのですが、実は市井の人々の何気ない話がとても上手い方です。私は初めにこれを読んではまりました。これが気に入ったなら「ステップファーザー・ステップ」(講談社文庫)もぜひ。 浅田次郎「地下鉄に乗って」(徳間文庫) ・この方の語り口は乗れるとすごいです。本当は今度ドラマになる「蒼穹の昴」をおすすめしたいのですが、ちょっと長いので、こちらをさきにどうぞ。 山田詠美「ぼくは勉強ができない」(新潮文庫) ・初出を見て、もう20年近く前の小説だったのかと改めて驚きました。確かに今の高校生の生活から見ればありえない風俗描写もありますが、でも高校時代の雰囲気のみずみずしさは全く色あせていません。 山本幸久「凸凹デイズ」(文春文庫) ・会社おつとめモノですが、人と人とのつながりの妙が楽しくて、ストーリーは淡々としていますが、ニコニコして読めちゃう一編です。「カイシャデイズ」の方がイチ押しなのですが、こちらはまだ文庫になっていないので… 北村薫「空飛ぶ馬」(創元推理文庫) ・「殺人の出てこない推理小説」のはしりの方です。これは「円紫さん」という推理役の落語家のシリーズなのですが、まずは最初の本を。デビュー作です。 重松清「流星ワゴン」(講談社文庫) ・読み手のココロのツボというか隙というか、そういうのをついてくるのが上手いんですよね、この人は。どれでもおすすめなのですが、まあこれかな。 加納朋子「ささらさや」(幻冬舎文庫) ・パステルカラー、ガラス玉をつなげた首飾り(by有栖川有栖)などと称される語り口の方です。おっとりとやさしく、でも芯の強い世界を描きます。 小川洋子「博士の愛した数式」(新潮文庫) ・映画にもなったのでご存じかと思います。せつないです。今年でた「猫を抱いて像と泳ぐ」もとてもとてもいいんですが、こちらはまだ単行本なので。 恩田陸「ドミノ」(角川文庫) ・恩田陸ははまる人とはまらない人といるので、いちおう様子見でこれをおすすめします。これがいちばんドタバタラノベっぽいかな。最後に東京駅に収束していく過程は見物ですよ。 広瀬正「マイナス・ゼロ」(集英社文庫) ・去年はいきなり広瀬正が再評価されたのか文庫がバタバタでました。古いタイプスリップものですが、昭和ノスタルジーの雰囲気がとてもいいです。 ハインライン「夏への扉」(ハヤカワ文庫) ・タイプスリップつながりで。エバーグリーンのSFです。これをきっかけにSFに入る人が多いです。50年前のラノベと言ってもいいでしょう。その時点でワープロとCADの存在を予言した貴重な(?)一編でもあります。 ケン・グリムウッド「リプレイ」(新潮文庫) ・もいっちょタイムスリップものを。この手のテーマのものはたくさんあるのですが、これがたぶんいちばん秀逸です。泣けますよ。時間移動小説の祖はジャック・フィニィですが、もし読むなら「ゲイルズバーグの春を愛す」(新潮文庫)の最後の「愛の手紙」はぜひ。 長々と申し訳ありません。 何点か参考になれば幸いです。

kaku-toto
質問者

お礼

わぁ!!いっぱいありがとうございます。 ラノベを堂々と読めない理由の一つは表紙です!! えっと。水滸伝は夏休みいっぱいかけて読みました。今年の夏休みは水滸伝といってもよいくらいです。 で、蒼穹の昴を読んでみました。学校の図書館にあったので。 とてもハマりました。春児の性格がとても心に響きました。 あと、科挙の話も詳しかった・・・ 個人的に西太后の印象がガラリと変わりました。良い人だな・・・と。 ほかの本は時間を空けて読んでみようと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • kameyan00
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回答No.3

「池袋ウエストゲートパーク」(文春文庫)石田衣良 著 ISBN-10: 4167174030 石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークシリーズはいかがでしょうか。 文庫で7冊出ていますが、中編の連作もので割りに短時間で読めます。 池袋を舞台にした青少年たちが主役のハードボイルドといった感じですが、 登場人物がいきいきと描かれており、主人公のマコト君が聞くクラシックの選曲も凝っていて魅力の一つです。 「エンダーのゲーム」(ハヤカワ文庫SF746) オースン・スコット・カード 著 野口 幸夫 訳 ISBN-10: 4150107467 SFの面白さが詰まった小説です。バトルスクールに入った主人公エンダーの成長もので、もともと中編だったものを膨らませて長編になっているのですが、長編になったことでより話が深まって味わい深くなっています。 「用心棒日月抄」(新潮文庫)藤沢 周平 著 ISBN-10: 4101247013 時代小説ですが、結構つらいめにあっている主人公に悲壮感があまり無く、江戸の生活臭がするところが面白いです。良い意味で肩の力の抜けた連作集で藤沢周平さんの小説の中でもまずお奨めできる作品です。

noname#257377
noname#257377
回答No.2

梨木香歩さんの「エンジェル エンジェル エンジェル」はいかがでしょうか。 女子高校生の主人公と、介護中の祖母の青春時代の思いが交わり、その年頃の女の子の純粋さや残酷さがくっきり描かれています。 「西の魔女が死んだ」もお勧めです。映画にもなりました。 不登校になったクオーターの女の子が、イギリス人の祖母の所で暮らし始め、そこで新しい悩みに直面しながら一進一退の成長をするお話です。

kaku-toto
質問者

お礼

参考にさせていただきます。 西の魔女が死んだ、は、図書館で読んだような… 最近物覚えが悪すぎます。読み返してみたいと思います。 回答ありがとうございました!